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親がデイサービスを嫌がるとき

「せっかく申し込んだのに、本人が行きたがらない」——めずらしいことではありません。理由を知り、少し工夫するだけで、通えるようになる方はたくさんいます。

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このガイドについて:高松市でデイサービス3施設(認知症・中重度ケア/リハビリ特化型)を運営する、理学療法士・作業療法士・看護師・介護福祉士などの現場スタッフの視点でまとめています。制度・費用の最終的なご確認は、担当ケアマネジャーや高松市の窓口をご案内しています。
最終更新:2026年7月/制度改定等により内容は変わることがあります。

「行きたがらない」のは、めずらしくありません

デイサービスを申し込んだのに、ご本人が乗り気でない——多くのご家族が通る道です。頭ごなしに説得するより、まず「なぜ嫌なのか」を知ることが、通えるようになる近道です。

嫌がる理由は、だいたいこの5つ

理由背景にある気持ち
「年寄り扱い」への抵抗まだ自分でできる、という誇り。介護される側になることへの戸惑い。
知らない場所・人への不安どんな所か分からない、なじめるか心配。
面倒・億劫朝の準備、外出そのものがおっくう。
認知症による混乱予定を覚えられず、急な外出に不安や抵抗を感じる。
過去の嫌な体験以前の施設が合わなかった、という記憶。

無理なく通えるようになる工夫

  1. 「見学だけ」「体験だけ」から始める:最初から「通う」と決めず、一度見に行くだけ。ハードルがぐっと下がります。
  2. 言葉を変える:「デイサービス」ではなく「リハビリに行こう」「通いの場」「体を動かしに」。目的が伝わると受け入れやすくなります。
  3. 本人の興味から入る:入浴が好き、手芸・園芸・将棋・カラオケが好き——好きな活動を入り口にする。
  4. 信頼できる人の一言:ケアマネジャーやかかりつけ医から勧めてもらうと、素直に聞けることがあります。
  5. 送迎の安心を伝える:家の前まで送り迎えがあり、乗り降りも介助することを具体的に伝える。
  6. 週1回・短時間から:いきなり週数回ではなく、まずは1回から慣らす。

そのまま使える、声かけの例

×「デイサービスに行こう」 → ○「リハビリに行ってみない?」「足の運動をしに行こう」

×「みんな行ってるよ」 → ○「お父さんの体のために、一度だけ見に行こう」

×「行かないと困るよ」 → ○「私が助かるから、付き合ってくれる?」(ご家族のためと伝えると動く方もいます)

×「どう?行く?」と毎回たずねる → ○予定として淡々と「今日は10時にお迎えが来るからね」

認知症で強い拒否がある場合は、対応にコツがいります。詳しくは 認知症のご家族へ もあわせてご覧ください。

「介護する側」が限界を迎える前に

デイサービスは、ご本人のためだけのものではありません。ご家族が休む時間・働く時間を守るための手段でもあります。「自分が我慢すれば」と抱え込むと、共倒れにつながります。日中を安心して預けられる場所があること自体が、在宅介護を長く続ける支えになります。

仕事と介護の両立

送迎付きで日中を過ごせるデイサービスは、働きながら介護するご家族の大きな味方です。急な残業や出張のとき、利用日を調整できるかも、ケアマネジャーにご相談ください。

離れて暮らす親が心配なとき(遠距離介護)

「日中、家に一人にしておくのが不安」——デイサービスは、機能訓練や交流の場であると同時に、安否確認・見守りの役割も果たします。送迎時の様子や体調の変化を、スタッフが日々見守ります。

介護は、がんばりすぎると続きません。「自分がやらなければ」と抱え込む前に、使えるものは使ってください。デイサービスは、ご本人のためであると同時に、介護するあなたの時間と心を守るための仕組みでもあります。迷っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。ひとりで抱えなくて大丈夫です。

まずは「見学だけ」「体験だけ」から。ご本人のペースに合わせて、無理なく始められます。お気軽にどうぞ。

よくあるご質問

体験だけでもできますか?
はい。まずは見学、次に体験、と段階を踏めます。「通う」と決める前に、雰囲気を確かめていただけます。お気軽にご相談ください。
途中で「帰りたい」と言ったらどうなりますか?
スタッフが気持ちに寄り添って対応します。無理に引き止めることはありません。少しずつ慣れて、過ごせる時間が延びていく方が多くいます。
週1回・短時間からでも利用できますか?
できます。まずは負担の少ない回数から始め、ご本人の様子を見ながら調整するのが安心です。

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