OT NATIONAL EXAM · 61th

第61回 作業療法士国家試験 正答・解説

2026年2月23日実施

全200問の正答と、Network-Primerによる独自解説。問題文は厚生労働省の公式PDFへのリンクから確認できます。

91.2%合格率
167/278点合格基準
43/120点実地基準
8問採点除外
このページの使い方 各問の正答とNetwork-Primer独自の解説(正答理由・各選択肢の○×)を掲載しています。問題文は著作権に配慮し掲載していません。各問の「厚生労働省PDFで見る」リンクから問題を確認しながらお読みください。

午前全100問

AM問1実地
正答2

MMTの段階5・4は、検査肢位で最終域近くに保持させ、運動方向と反対に抵抗を加えて判定する。選択肢2の図が、正しい検査肢位・抵抗方向(矢印)を示している。

  • 1抵抗を加える方向、または検査肢位が段階5・4の基準と異なる。
  • 2正しい検査肢位で、運動方向と反対(適切な方向)に抵抗を加えている。
  • 3抵抗方向が運動方向と一致しておらず誤り。
  • 4検査肢位または固定・抵抗の位置が不適切。
  • 5抵抗を加える部位・方向が基準と異なる。
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AM問2実地
正答1

突然発症の頭痛でCT異常(くも膜下出血等)。左半球(右利きで優位半球)病変では失算(Gerstmann症候群の一徴)等の症状がみられる。

  • 1左頭頂葉(角回)病変で失算が生じる(Gerstmann症候群)。
  • 2運動失語は左前頭葉(Broca野)病変だが、本症例のCT所見に対応する主症状は失算。
  • 3着衣失行は右頭頂葉病変。
  • 4身体部位失認は頭頂葉病変だが優位半球の失算が該当。
  • 5左半側視空間失認は右頭頂葉病変で生じる(左病変では非典型)。
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AM問3実地
正答2

20分以上持続する胸痛+冷汗+心電図異常(ST上昇等)=急性心筋梗塞。持続する胸痛と心電図のST変化が特徴。

  • 1心房細動はP波消失・RR不整だが胸痛・冷汗の主因ではない。
  • 2持続する胸痛・冷汗・心電図ST変化は急性心筋梗塞に典型的。
  • 3心室性期外収縮は単発の早期収縮で持続胸痛は来さない。
  • 4発作性上室頻拍は動悸主体で20分以上の胸痛・冷汗は非典型。
  • 5完全房室ブロックは徐脈・失神が主症状。
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AM問4実地
正答3

三角筋・上腕二頭筋・腕橈骨筋がMMT4で、それより遠位(手関節・手指)が機能しないC5レベルの頸髄損傷。肩・肘の残存筋を活用し、手指の把持機能を代償する食事支援用具(BFOや万能カフ+長柄スプーン等)が適切で、選択肢3の用具がこれに該当する。

  • 1手指の把持や手関節の機能を前提とする用具で、C5残存では使用できない。
  • 2手内在筋や手関節背屈を要する用具で不適。
  • 3肩・肘の残存筋を活用し、手指把持を代償する食事支援用具(C5レベルに適合)。
  • 4手指・手関節機能を要し、C5では活用できない。
  • 5C6以下の残存機能を前提とする用具で不適。
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AM問5実地
正答5

上肢:肘伸展位で頭上まで屈曲・外転100度可能=分離運動が進んだステージⅤ。手指:対向つまみ+集団伸展可能=ステージⅤ。よって上肢Ⅴ手指Ⅴ。

  • 1ステージⅢは共同運動出現段階で、頭上挙上は不可。
  • 2手指Ⅳは横つまみ程度。集団伸展可能はⅤ。
  • 3上肢Ⅳは分離運動が一部出現する程度で頭上挙上は困難。
  • 4手指の集団伸展可能はⅤであり、手指Ⅳは不適。
  • 5肘伸展位での頭上挙上(分離運動)=上肢Ⅴ、対向つまみ+集団伸展=手指Ⅴ。
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AM問6実地
正答2

BRSがほぼ良好(上肢Ⅵ・下肢Ⅵ)で認知・言語・移動に問題なく、経理事務(PC作業)に復帰予定。復職支援としてまず通勤手段の確認など実際的な環境調整を行う。

  • 1機能が良好で配置転換を求める必要はない。
  • 2通勤手段の確認は復職に向けた実際的・環境的支援として適切。
  • 3ADLは自立しており集中的ADL訓練は不要。
  • 4診断書だけで復職できると断定するのは不適切(職場との調整が必要)。
  • 5手指Ⅴで事務作業は可能。運動機能改善を待つ必要はない。
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AM問7実地
正答3

能動フックが完全に開かない原因は、フックを開く力(肩甲帯外転・肩屈曲の力)を伝えるハーネス系の張力不足。残存肢の肩甲帯筋力低下で牽引力が不足すると手先具が十分開かない。

  • 1フックのゴムが弱いとむしろ開きやすくなる(閉じる力が弱い)。
  • 2ケーブルハウジングが短いと動作効率に影響するが、開かない主因は筋力。
  • 3肩甲帯筋力低下で牽引力が不足し、手先具が完全に開かない。
  • 4前腕支持部トリミング不良は上腕義手では該当しにくい。
  • 5肩回旋制限は手先具開大の直接原因ではない。
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AM問8実地
正答3

重症心身障害児で強い筋緊張・重度側弯・経管栄養。まず座位ポジショニングにより姿勢を安定させ、変形進行予防・呼吸/摂食環境の改善など生活の基盤を整えるのが最優先。

  • 1経管栄養で嚥下困難があり、飲水訓練を最初に行うのは危険。
  • 2重度障害児に複雑な課題を自力では不適。
  • 3座位ポジショニングで姿勢を安定させ、変形予防・生活基盤づくりを行う。
  • 4言語表示困難な児に言語訓練中心は不適。
  • 5他児交流による社会性養成は基盤整備の後。
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AM問9実地
正答1

Barthel Indexで10点となる項目は食事(自立/一部介助で10点or5点)。本症例は自助具を用いて自力摂取=食事10点。移乗自立は15点、整容は5点、入浴は5点、移動(歩行不能・車椅子自力)は5点。

  • 1食事は自助具使用でも自力摂取できれば10点。
  • 2整容は自立で5点(10点満点ではない)。
  • 3入浴は自立で5点。
  • 4移動は車椅子自力操作で5点。
  • 5移乗は自立で15点。
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AM問10実地
正答2

「退屈・早く帰りたい」としか答えない場面で、次に行うべきは生活行為への関心把握(興味関心チェックシート等)。本人の意欲や大切にしたい作業を引き出すことが目標設定につながる。

  • 1痛みの訴えはなく、痛み確認は優先度が低い。
  • 2生活行為への関心を把握し、本人の意欲・目標を引き出すのが適切。
  • 3他職種同席の面接は現段階で必須ではない。
  • 4BRS手指Ⅴで会話も成立しており言語機能の問題は考えにくい。
  • 5アンケートより面接で関心を掘り下げるのが適切。
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AM問11実地
正答1

喫煙歴40年、労作時息切れ、FEV1/FVC 55%(<70%)で閉塞性換気障害=COPD。

  • 1喫煙歴とFEV1/FVC低下(閉塞性障害)はCOPDに典型的。
  • 2肺線維症は拘束性障害(%VC低下)で、FEV1/FVCはむしろ保たれる。
  • 3肺結核後遺症は拘束性障害が主。
  • 4原発性肺高血圧症は閉塞性換気障害を来さない。
  • 5DMDは筋疾患で拘束性換気障害。
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AM問12実地
正答4

COPDのADL指導は動作時の口すぼめ呼吸で呼気時の気道虚脱を防ぎ、息切れを軽減する。

  • 1洗髪で両手を挙上すると呼吸補助筋が使えず息切れが増す。片手ずつor工夫が必要。
  • 2PSB(携帯型排痰装置)は食事とは無関係。
  • 3洗体は長柄ブラシ等で上肢挙上を避ける。ハンドタオルは前かがみ・挙上を要し不適。
  • 4動作時の口すぼめ呼吸で息切れを軽減する。
  • 5呼吸困難時もベッド上安静ではなく起座位・呼吸法で対処。廃用を招くため不適。
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AM問13実地
正答2

右利きで右上肢が重度麻痺(BRS上肢Ⅲ・手指Ⅱ)。右手の実用的回復が困難なため、左手(非麻痺側)への利き手交換訓練を行い、更衣・食事等のADL自立を図るのが現実的で適切。

  • 1集団活動の導入は現段階の最優先ではない。
  • 2右利きで右手が重度麻痺のため、左手への利き手交換訓練でADL自立を図る。
  • 3上肢機能回復のみを優先せず、実用的なADL獲得(利き手交換)を進める。
  • 4食事はFIM6(自立に近い)で積極訓練の優先度は低い。
  • 5園芸への関心は尊重すべきで、退院後課題と切り捨てるのは不適切。
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AM問14実地
正答4

抑うつ気分・意欲低下・体重減少・自殺念慮=うつ病。うつ症状の評価にはSDS(自己評価式抑うつ性尺度)が適切。

  • 1LASMIは精神障害者の社会生活評価尺度。
  • 2NPIは認知症のBPSD評価。
  • 3PANSSは統合失調症の陽性陰性症状評価。
  • 4SDS(Zung自己評価式抑うつ性尺度)はうつ症状の評価に適切。
  • 5SF-36は健康関連QOL尺度。
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AM問15実地
正答3

適応障害の原因が職場の管理方法変更(人的環境)にあるため、導入時にまず職場の人的環境を聴取し、ストレス源を把握する。

  • 1親との関係は本症例の主要ストレス源ではない。
  • 2休職中の収入は重要だが最優先の聴取事項ではない。
  • 3ストレス源である職場の人的環境をまず聴取する。
  • 4寝室レイアウトは睡眠衛生の一要素だが最優先ではない。
  • 5学生時代の就労経験は現在のストレス対応に直結しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問15)
AM問16実地
正答3

知的発達に遅れがないのに読み書き(音読・書字)に特異的な困難=限局性学習症(読字・書字障害、ディスレクシア)。

  • 1素行症は反社会的行動が主。
  • 2反抗挑発症は反抗的・挑戦的行動が主。
  • 3知的遅れなく読み書きに限局した困難=限局性学習症。
  • 4脱抑制型対人交流症は愛着障害(無差別な馴れ馴れしさ)。
  • 5反応性アタッチメント症は愛着形成不全(引きこもり的)。
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AM問17実地
正答4

統合失調症で対人コミュニケーションの問題(質問できない・一方的に話す)がある。就労準備としてSST(社会生活技能訓練)で対人スキルを練習するのが適切。

  • 1ACTは重度精神障害者への包括的地域支援で、デイケアの就労準備プログラムとしては該当しない。
  • 2IPSは援助付き雇用(まず就職)で、対人技能の準備段階では時期尚早。
  • 3NEARは認知機能改善療法で、本症例の主課題(対人技能)とは異なる。
  • 4SSTで対人コミュニケーション技能を具体的に練習するのが適切。
  • 5TEACCHは自閉スペクトラム症向けの構造化プログラム。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問17)
AM問18実地
正答5

神経性やせ症(るいそう進行後の回復期)で、身体状態改善後の導入時は、負荷が少なく達成感を得やすい軽作業(アイロンビーズでコースター作成)が適切。

  • 1院外ウォーキングは消費エネルギーが大きく、やせ症の回復期には不適。
  • 2集団作業療法は対人負荷が大きく導入時には不適。
  • 3完成作品の改善点を話し合うのは自己批判的思考を強める恐れ。
  • 4食品の知識学習は摂食へのこだわりを強めるリスク。
  • 5短時間で完成し達成感を得やすい軽作業(アイロンビーズ)が導入に適切。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問18)
AM問19実地
正答23

認知症(HDS-R 17点)+抑うつの回復期。休憩の時間管理を作業療法士が行い(2)、本人が慣れ親しんだパッチワーク(3)を実施することで、安心して取り組める。

  • 1全工程をまとめて説明すると認知症では理解困難。工程を分けて示す。
  • 2休憩の時間管理を作業療法士が行い、疲労・負担を調整する。
  • 3以前熱心だったパッチワークは馴染みがあり、意欲を引き出せる。
  • 4複数の作業療法士が交替すると認知症では混乱する。担当は一定に。
  • 5メンバーとの交流を制限する必要はなく、適度な交流は有益。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問19)
AM問20実地
正答1

ハラスメントでうつ状態→退院後の就労準備。対人関係良好・作業能力高いが就労に強い不安がある。まず再発防止プラン(ストレス対処・セルフモニタリング)の作成を優先し、再休職を防ぐ。

  • 1再発防止プランの作成で、ストレス対処法や早期対応を整理する。
  • 2対人関係は良好でSSTの優先度は低い。
  • 3就労移行支援事業所への紹介は段階的に検討。まず再発防止が先。
  • 4認知機能に問題の記載はなく認知リハは不要。
  • 5作業能力は高く単純軽作業の優先度は低い。
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AM問21一般
正答25

介護保険で作業療法士の配置が明記されているのは介護老人保健施設と通所リハビリテーション。

  • 1グループホーム(認知症対応型共同生活介護)にOT配置の明記はない。
  • 2介護老人保健施設はPT・OT・STの配置が定められている。
  • 3地域密着型通所介護にOT配置の明記はない。
  • 4特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)にOT必置の明記はない(機能訓練指導員は必要)。
  • 5通所リハビリテーションはPT・OT・STの配置が定められている。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問21)
AM問22一般
正答3

再建療法(reconstruction therapy)を提唱したのはGeorge Barton等であり、Adolf Meyerは作業療法の哲学的基盤(心理生物学・作業の治療的意義)を築いた人物。「Meyerが再建療法を確立」は誤り。

  • 1(正しい):Jean Ayresは感覚統合療法を考案した。
  • 2(正しい):Philippe Pinelは道徳療法(人道的処遇)を始めた。
  • 3(誤り):Adolf Meyerは作業療法の哲学的基盤を築いたが、再建療法の確立者ではない。
  • 4(正しい):高木憲次は肢体不自由児の療育を確立した。
  • 5(正しい):呉秀三は精神科医療の改善(開放化・処遇改善)に尽力した。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問22)
AM問23一般
正答2

人を対象とする医学系研究の倫理指針では、死者に係る情報も個人情報として保護の対象に含まれる。

  • 1個人情報は適切に管理し、誰でも閲覧できるようにしてはならない。
  • 2死者に係る情報も倫理指針の対象(保護される)。
  • 3侵襲には薬物投与(採血・投薬等)も含まれる。
  • 4研究参加は途中でいつでも中止(撤回)できる。
  • 5守秘義務は研究終了後も継続する(解除されない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問23)
AM問24一般
正答35

革細工で使用する道具はモデラ(革に模様を付ける)とスーベルカッター(革を彫る)。

  • 1切弓は木工・籐細工等で用いる。
  • 2整経台は織物(機織り)の道具。
  • 3モデラは革細工でスタンピング・模様付けに用いる。
  • 4たたら板は陶芸(粘土を板状にする)の道具。
  • 5スーベルカッターは革細工で線彫り(カービング)に用いる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問24)
AM問25一般
正答3

インシデントレポートは、実害の有無にかかわらず「ヒヤリ・ハット」を含め報告する。スタッフ間の伝達ミスも報告対象で、再発防止に活用する(非懲罰的)。

  • 1当事者・発見者が報告する(管理者に限らない)。
  • 2医師の指示は不要で、気づいた者が報告する。
  • 3スタッフ間の伝達ミスも報告対象(ヒヤリ・ハット含む)。
  • 4治療不要の事象(ニアミス)も報告対象。
  • 5反省の有無に関わらず報告する(非懲罰的・システム改善が目的)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問25)
AM問26一般
正答3

公的扶助は生活保護。生活困窮者に対し国が最低限度の生活を保障する制度(税財源・無拠出)。

  • 1医療保険は社会保険(拠出制)。
  • 2児童福祉は社会福祉。
  • 3生活保護は公的扶助(税財源・資力調査あり)。
  • 4年金制度は社会保険。
  • 5母子保健は保健事業(公衆衛生)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問26)
AM問27一般
正答1

長期臥床後の離床開始時は深部静脈血栓症→肺塞栓のリスクがある。Dダイマー(血栓形成の指標)の上昇に注意する。

  • 1Dダイマーは血栓形成を反映し、離床時の肺塞栓リスク評価に重要。
  • 2血糖値は離床時の直接的な注意点ではない。
  • 3白血球数は感染の指標で離床の第一注意点ではない。
  • 4アルブミンは栄養指標。
  • 5クレアチニンは腎機能指標。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問27)
AM問28一般
正答4

足関節背屈の測定では、腓腹筋(二関節筋)の影響を除くため膝関節を屈曲位にして行う。膝伸展位では腓腹筋の緊張で背屈が制限される。

  • 1角度は原則5度刻みで記載する(1度刻みではない)。
  • 2股関節伸展は腹臥位で行う(仰臥位ではない)。
  • 3ROM測定は原則他動運動で行う(自動運動ではない)。
  • 4足関節(背屈)は腓腹筋の影響を除くため膝関節屈曲位で測定する。
  • 5手指PIP関節の基本軸は近位指節骨(基節骨)である(中節骨は移動軸)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問28)
AM問29一般
正答3

作業療法の目標設定は患者の価値観・希望を反映させ、クライアント中心で行う。

  • 1目標は具体的(測定可能)に設定する(抽象的は不適)。
  • 2状態変化に応じて目標は適宜見直す。
  • 3患者の価値観・希望を反映させる(クライアント中心)。
  • 4標準的病期対応に画一的に合わせるのではなく個別性を重視。
  • 5復職は機能改善を待たず、環境調整も含め段階的に設定できる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問29)
AM問30一般
正答3

FIMの移乗(ベッド・椅子・車椅子)は、ベッドからの起き上がりを含めた一連の移乗動作を評価する項目である。

  • 1FIMの移乗は3項目(ベッド・椅子・車椅子/トイレ/浴槽・シャワー)からなる。
  • 2手すり等の使用は修正自立(6点)となる(5点は監視・準備)。
  • 3ベッド・椅子・車椅子間の移乗にはベッド上の起き上がり動作を含む。
  • 4往復で点数が異なる際は低い方で採点する。
  • 5浴槽移乗の評価範囲は限定的で、この選択肢は誤り。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問30)
AM問31一般
正答5

MTDLP(生活行為向上マネジメント)の社会適応プログラムは、環境因子(人的・物的環境、社会資源)へのアプローチで構成される。

  • 1MTDLPは機能訓練ではなく生活行為の向上が目的。
  • 2活動性が低い人も対象に含む。
  • 3導入前に認知機能検査が必須ではない。
  • 4訪問リハビリテーションでも活用できる。
  • 5社会適応プログラムは環境因子へのアプローチで構成する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問31)
AM問32一般
正答3

骨盤骨折は後腹膜腔の大血管損傷を伴いやすく、大量出血→出血性ショックのリスクが最も高い。

  • 1橈骨遠位端骨折の出血量は少ない。
  • 2腰椎圧迫骨折の出血リスクは低い。
  • 3骨盤骨折は後腹膜出血で大量出血→出血性ショックのリスクが高い。
  • 4大腿骨頸部骨折も出血するが骨盤骨折ほどではない。
  • 5足関節骨折の出血量は少ない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問32)
AM問33一般
正答3

心不全では静脈うっ血により下腿浮腫(両側性)が生じる。

  • 1心不全では腎血流低下で乏尿傾向(多尿ではない)。
  • 2高血圧は心不全の原因にはなるが症状ではない。
  • 3下腿浮腫は右心不全による体静脈うっ血の症状。
  • 4羽ばたき振戦は肝性脳症・CO2ナルコーシスの症状。
  • 5チェーン・ストークス呼吸は重症心不全・脳障害でみられることはあるが、下腿浮腫がより典型的な症状。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問33)
AM問34一般
正答5

慢性腰痛では、重い荷物を体に近づけて持ち上げることで腰椎への負担(モーメント)を減らす。

  • 1安静臥床は慢性腰痛ではむしろ推奨されず、適度な活動が有効。
  • 2踵の高い靴は腰椎前弯を強め腰痛を悪化させる。
  • 3中腰での持続作業は腰部負担が大きい。
  • 4あぐら座位は骨盤後傾で腰椎に負担。適切な座位姿勢が重要。
  • 5荷物を体に近づけて持つとモーメントが減り腰部負担が軽減する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問34)
AM問35一般
正答5

ASD児はこだわり・常同性が強く、いつもと違う道でパニックになる(同一性保持)。ADHDとの鑑別点。

  • 1他児とよく遊ぶのはASDの特徴ではない(対人相互性の障害)。
  • 2物をよくなくすのはADHDの不注意症状。
  • 3待てないのはADHDの衝動性。
  • 4すぐ他のことを始めるのはADHDの不注意・多動。
  • 5いつもと違う道でパニックになるのはASDの同一性保持(こだわり)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問35)
AM問36一般
正答3

指用ナックルベンダー(PIP用)はPIP関節を屈曲方向に補助する装具。ゴムの張力でPIP屈曲を促す。

  • 1ウェブスペーサは母指内転拘縮の予防で、母指外転筋短縮予防ではない。
  • 2Thomasスプリントは手関節背屈保持で中間位固定ではない。
  • 3指用ナックルベンダーはPIP関節の屈曲を補助する。
  • 4肘屈曲型アームスリングは麻痺側上肢保持で肩外転位保持ではない。
  • 5フレクサーヒンジ・スプリントは手関節背屈を利用した把持で、屈曲機能利用ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問36)
AM問37一般
正答1

多発性硬化症は女性に多い(男女比約1:2-3)。若年成人に好発する脱髄疾患。

  • 1多発性硬化症は女性に多い。
  • 2高体温(体温上昇)で症状が悪化する(Uhthoff現象)。
  • 3高緯度地域で有病率が高い(低緯度は少ない)。
  • 4Phalenテストは手根管症候群の検査でMSとは無関係。
  • 5MSは自己免疫性で免疫不全とは異なる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問37)
AM問38一般
正答1

関節リウマチは滑膜炎が病態の中心で、滑膜細胞が増殖しパンヌスを形成して関節を破壊する。

  • 1RAでは滑膜細胞が増殖(パンヌス形成)し関節を破壊する。
  • 2渦流浴(温熱)は禁忌ではなく、非活動期には有用。
  • 3朝はこわばりが強いため、家事は午後が適する(午前は不適)。
  • 4RAは手指の小関節(MCP・PIP)に初発することが多い(大関節初発は非典型)。
  • 5疼痛・変形に対して装具(スプリント)を使用する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問38)
AM問39一般
正答3

筋電義手は電動モーターで手先具を駆動するため、体の力で操作する能動義手に比べて把持力が強い。

  • 1筋電義手は小児にも使用される。
  • 2筋電義手にも作業用手先具は存在する。
  • 3筋電義手はモーター駆動のため能動義手より把持力が強い。
  • 4筋電(前腕)義手は自己懸垂式でハーネスは不要。
  • 5前腕切断の方が多く、前腕義手の症例が上腕義手より多い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問39)
AM問40一般
正答5

内田・クレペリン精神検査は連続加算作業を通じて性格・行動面の特徴(作業曲線)を評価する。

  • 1P-Fスタディは欲求不満場面での反応(性格)を評価し、認知機能ではない。
  • 2Rorschachテストは人格・思考を評価し、自己効力感ではない。
  • 3TATは欲求・葛藤を投影法で評価し、介護負担度ではない。
  • 4WCSTは前頭葉機能(概念転換)を評価し、自我状態ではない。
  • 5内田・クレペリン検査は作業曲線から性格・行動特徴を評価する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問40)
AM問41一般
正答4

うつ病の微小妄想(罪業妄想)=「自分は生きているだけで迷惑をかけている」。自己を過小評価する。

  • 1「機械を発明した」は誇大妄想(躁病・統合失調症)。
  • 2「貴族の末裔」は血統妄想(誇大妄想)。
  • 3「見張られている」は注察妄想(統合失調症)。
  • 4「生きているだけで迷惑」は罪業妄想(うつ病の微小妄想)。
  • 5「嫌がらせを受ける」は被害妄想(統合失調症)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問41)
AM問42一般採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。精神年齢と知的障害の程度に関する設問だが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1境界知能 ── IQ約70〜85で、精神年齢は12歳前後に相当しうる。
  • 2軽度知的障害 ── IQ約50〜69で、精神年齢は概ね9〜12歳。
  • 3中等度知的障害 ── IQ約35〜49で、精神年齢は6〜9歳程度。
  • 4重度知的障害 ── IQ約20〜34で、精神年齢は3〜6歳程度。
  • 5最重度知的障害 ── IQ20未満で、精神年齢は3歳未満。精神年齢12歳の該当区分が境界知能・軽度で分かれ採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問42)
AM問43一般
正答3

BPSD(認知症の行動・心理症状)に該当するのは抑うつ。失行・失認・記憶障害・見当識障害は中核症状。

  • 1失行は中核症状(認知機能障害)。
  • 2失認は中核症状。
  • 3抑うつはBPSD(心理症状)。
  • 4記憶障害は中核症状。
  • 5見当識障害は中核症状。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問43)
AM問44一般
正答2

1日の服薬回数を増やすと飲み忘れが増え、服薬アドヒアランスが低下する。

  • 1内服薬の種類を減らすとアドヒアランスは向上する。
  • 2服薬回数を増やすと飲み忘れが増えアドヒアランスが低下する。
  • 3治療目標を患者と共有するとアドヒアランスは向上する。
  • 4副作用に対応するとアドヒアランスは向上する。
  • 5デポ剤(持効性注射)はむしろアドヒアランスを向上させる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問44)
AM問45一般
正答1

うつ病急性期の治療では、疾病や治療についての心理教育を行い、休養の重要性等を伝える。

  • 1心理教育(疾病理解・休養の必要性の説明)は急性期治療で重要。
  • 2自殺念慮は避けずに率直に確認し、安全を確保する。
  • 3急性期の積極的なレクリエーション参加は負担が大きく不適。
  • 4急性期には重要な決断(退職等)を先延ばしにさせる。
  • 5症状改善後も抗うつ薬は再発予防のため一定期間継続する(直ちに中止は禁忌)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問45)
AM問46一般
正答4

PTSDに対しては、心的外傷体験に対する一般的な心理反応(正常反応であること)を説明し、心理教育を行うことが適切。

  • 1認知行動療法(持続エクスポージャー等)はPTSDに有効。
  • 2外傷体験直後に詳しく聞き取る(デブリーフィング)はむしろ有害とされる。
  • 3安全な場での体験の共有は治療的でありうる(一律回避しない)。
  • 4心的外傷体験への一般的心理反応を説明する心理教育が適切。
  • 5心理的応急処置(PFA)は動揺のある早期にこそ行う(収まってからでは遅い)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問46)
AM問47一般
正答1

ADHDはうつ病・不安症等の精神疾患の併存が多く、その併存に注意する必要がある。

  • 1ADHDはうつ病等の併存が多く、注意が必要。
  • 2ADHDの薬物療法は成人にも行われる(20歳未満に限らない)。
  • 3作業中の無関係な雑談は注意をそらすため避ける。
  • 4予定の優先順位を明確にする支援が有効(こだわらないは不適)。
  • 5スマホのスケジュール管理はむしろ有用な代償手段で禁止しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問47)
AM問48一般
正答4

雇用契約に基づく就労が難しい場合に、非雇用型で就労機会を提供するのは就労継続支援B型事業。

  • 1就労定着支援は就労後の職場定着を支援する事業。
  • 2就労移行支援は一般就労への移行を支援する(有期)。
  • 3就労継続支援A型は雇用契約に基づく就労(本症例は体力的に困難)。
  • 4就労継続支援B型は雇用契約によらず就労機会を提供する(体力的制約に対応)。
  • 5自立訓練は生活能力向上の訓練で就労機会提供ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問48)
AM問49一般
正答4

精神障害者の就労支援では、障害特性に応じた合理的配慮を事業主と検討できる(障害者雇用促進法)。

  • 1ジョブコーチは職場適応援助を行うが職業紹介は行わない(紹介はハローワーク)。
  • 2精神障害者を含む法定雇用率は改定され2%ではない(民間で2.5%等、時期により変動)。
  • 3就労継続支援A型に一律2年の利用期限はない(就労移行支援が原則2年)。
  • 4障害特性に応じた合理的配慮を事業主と検討できる。
  • 5ジョブガイダンスは求職者(障害者本人)向けの支援で、事業主向けではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問49)
AM問50一般採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。開かれた質問(open question)を問うが、複数の選択肢が開かれた質問に該当しうるため、不適切問題として全員正解として扱われた。

  • 1「痛みますか」 ── はい/いいえで答える閉じた質問。
  • 2「今日はいかがですか」 ── 自由な回答を促す開かれた質問。
  • 3「お住まいはどこですか」 ── 特定の情報を問う限定的な質問。
  • 4「痛みについて詳しく説明してください」 ── 自由な説明を促す開かれた質問。
  • 5「前ですか。後ろですか。全体ですか」 ── 選択を求める閉じた質問。選択肢2と4がともに開かれた質問に該当し、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問50)
AM問51共通
正答1

三角骨(手根骨近位列の尺側)は橈側で月状骨と接し、掌側に豆状骨が乗り、遠位で有鈎骨と接する。選択肢中では月状骨が接する。

  • 1三角骨は近位手根列で月状骨と橈側で接する。
  • 2舟状骨は近位列橈側にあり三角骨と接しない。
  • 3小菱形骨は遠位列にあり接しない。
  • 4大菱形骨は遠位列橈側で接しない。
  • 5有頭骨は遠位列中央で三角骨とは直接接しない(有鈎骨を介する)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問51)
AM問52共通
正答4

白線(linea alba)は腹部正中を縦走する腱膜で、腹直筋の内側縁(腹直筋鞘の癒合部)に存在する。

  • 1僧帽筋は背部の筋で白線を持たない。
  • 2上腕二頭筋は上肢の筋。
  • 3大胸筋は胸部の筋。
  • 4白線は腹直筋の正中で左右の腹直筋鞘が癒合して形成される。
  • 5半膜様筋は大腿後面の筋。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問52)
AM問53共通
正答5

中心後回(頭頂葉)は一次体性感覚野(S1)で、触覚・位置覚等の体性感覚を受容する。

  • 1一次運動野は中心前回(前頭葉)。
  • 2一次嗅覚野は側頭葉内側(梨状皮質等)。
  • 3一次視覚野は後頭葉。
  • 4一次聴覚野は側頭葉(横側頭回)。
  • 5中心後回は一次体性感覚野。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問53)
AM問54共通
正答3

外側毛帯(lateral lemniscus)は聴覚伝導路で、蝸牛神経核からの聴覚情報を下丘・内側膝状体へ伝える。

  • 1嗅覚は嗅索を通り毛帯を経ない。
  • 2視覚は視索・視放線を通る。
  • 3外側毛帯は聴覚情報を伝導する。
  • 4痛覚は外側脊髄視床路→内側毛帯系とは別経路(前外側系)。
  • 5深部覚(触・圧・固有覚)は内側毛帯を通る。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問54)
AM問55共通
正答3

動脈壁は内膜・中膜・外膜の3層構造からなる。中膜に平滑筋・弾性線維が発達している。

  • 1弁があるのは静脈(動脈にはない)。
  • 2容量血管とよばれるのは静脈(血液を貯留)。
  • 3動脈壁は内膜・中膜・外膜の3層構造からなる。
  • 4動脈は静脈より血流速度が速い。
  • 5血管平滑筋には交感神経が分布する(副交感ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問55)
AM問56共通
正答2

咽頭(上咽頭)は耳管を介して中耳(鼓室)と交通する。

  • 1鼻前庭は皮膚(重層扁平上皮・鼻毛)で覆われ、粘膜ではない。
  • 2咽頭は耳管を介して中耳と交通する。
  • 3喉頭は上気道に含まれる(下気道は気管以下)。
  • 4気管は第6頸椎の高さ(輪状軟骨下縁)から始まる(第4頸椎ではない)。
  • 5蝸牛管では基底膜の振動が受容器(有毛細胞)を刺激する。内リンパの流れを感知するのは半規管。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問56)
AM問57共通
正答5

自由神経終末は被膜を持たない神経終末で、痛覚(および温度覚)を受容する。

  • 1圧覚はPacini小体・Ruffini終末等の被包性受容器。
  • 2関節の動きは関節受容器・固有受容器。
  • 3筋の伸展は筋紡錘。
  • 4触覚はMeissner小体・Merkel盤。
  • 5自由神経終末は痛覚を受容する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問57)
AM問58共通
正答5

上前腸骨棘(ASIS)のすぐ遠位で触知でき、ASISから起始するのは縫工筋。

  • 1大腿直筋は下前腸骨棘(AIIS)から起始し、ASIS遠位ではない。
  • 2薄筋は恥骨から起始し大腿内側にある。
  • 3半腱様筋は坐骨結節から起始。
  • 4半膜様筋も坐骨結節から起始。
  • 5縫工筋はASISから起始し、そのすぐ遠位で筋緊張を触知できる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問58)
AM問59共通
正答3

Scarpa三角(大腿三角)には大腿神経・大腿動静脈が通る。「Scarpa三角:大腿神経」が正しい組合せ。

  • 1Frohseアーケードは後骨間神経(橈骨神経深枝)が通る(坐骨神経ではない)。
  • 2Guyon管は尺骨神経が通る(正中神経ではない)。
  • 3Scarpa三角(大腿三角)を大腿神経が通る。
  • 4手根管は正中神経が通る(尺骨神経ではない)。
  • 5タバコ窩(解剖学的嗅ぎタバコ入れ)には橈骨動脈が通る(後骨間神経ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問59)
AM問60共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。扁平上皮の存在部位を問うが、選択肢に複数該当(腟・結膜・食道等が重層扁平上皮)があり不適切問題として全員正解扱い。

  • 1胃 ── 単層円柱上皮で覆われる(扁平上皮ではない)。
  • 2気管 ── 多列線毛円柱上皮。
  • 3結膜 ── 重層円柱〜扁平上皮で、部位により扁平上皮を含む。
  • 4腟 ── 重層扁平上皮で覆われる。
  • 5尿管 ── 移行上皮(尿路上皮)。腟・結膜など複数が扁平上皮を含みうるため採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問60)
AM問61共通
正答3

骨格筋の筋線維内では、筋原線維が筋節(サルコメア)に細分化される。筋節が収縮の基本単位。

  • 1骨格筋は多核である(単核は心筋・平滑筋)。
  • 2骨格筋はミトコンドリアを豊富に持つ(特に遅筋)。
  • 3筋原線維は筋節(サルコメア)に細分化される。
  • 4筋小胞体はCa2+の貯蔵部位である(Na+ではない)。
  • 5ミオシンフィラメント(太いフィラメント)は主にA帯に存在する(I帯ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問61)
AM問62共通
正答2

Golgi装置(ゴルジ体)は細胞内小器官(分泌・輸送)で、感覚受容器ではない。他は全て機械受容器。

  • 1筋紡錘は筋の伸展を感知する固有受容器。
  • 2Golgi装置は細胞内小器官で感覚受容器ではない。
  • 3Pacini小体は振動・圧覚受容器。
  • 4Ruffini終末は伸展・圧覚受容器。
  • 5Meissner小体は触覚受容器。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問62)
AM問63共通
正答2

最大心拍数は加齢によって規定され(約220-年齢)、持久力トレーニングを行っても大きく変化しない。他の項目(心拍出量・脂肪代謝能・毛細血管密度・線維割合の代謝特性)はトレーニングの影響を受ける。

  • 1心拍出量(一回拍出量)は持久トレで増加する。
  • 2最大心拍数は加齢規定が強く、持久力トレーニングの影響を受けにくい。
  • 3筋の脂肪代謝能は持久トレで向上する。
  • 4筋線維の毛細血管密度は増加する。
  • 5速筋・遅筋線維の割合は遺伝規定が強いが、代謝特性(酸化能)はトレーニングで変化しうる。本問では最大心拍数が最も影響を受けにくい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問63)
AM問64共通
正答5

交感神経・副交感神経とも、節前線維の末端からはアセチルコリンが放出される。交感神経も節前はコリン作動性。

  • 1排尿筋(排尿)の収縮は副交感神経(骨盤内臓神経)による。交感神経は蓄尿。
  • 2交感神経はグリコーゲン分解(血糖上昇)を促進する(合成ではない)。
  • 3交感神経は第1胸髄〜第2腰髄の側角から出て前根を通る(後根ではない)。
  • 4副腎髄質は節前線維の直接支配を受ける(節後線維ではない、例外的シナプス)。
  • 5交感神経の節前線維末端からアセチルコリンが放出される。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問64)
AM問65共通
正答3

トロンビンがフィブリノゲンをフィブリンに変換し、凝固を完成させる。

  • 1血小板は一次止血(血小板血栓)に関与するがフィブリン化はしない。
  • 2コラーゲンは血小板粘着の足場。
  • 3トロンビンがフィブリノゲン→フィブリンへの変換を触媒する。
  • 4プラスミンはフィブリンを分解する(線溶)。
  • 5プロテインCは抗凝固因子。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問65)
AM問66共通
正答45

腸管のカルシウム吸収を低下させるのは副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド)とリン(過剰摂取で不溶性リン酸Ca形成)。

  • 1エストロゲンはCa代謝を保護的に働く(骨吸収抑制)。
  • 2蛋白質は適量ならCa吸収を促進する。
  • 3ビタミンD(活性型)は腸管Ca吸収を促進する。
  • 4副腎皮質ホルモンは腸管Ca吸収を抑制する。
  • 5リンの過剰摂取は腸管でCaと結合し吸収を低下させる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問66)
AM問67共通
正答14

昇圧作用を持つのはアルドステロン(Na・水再吸収→循環血漿量増加)とコルチゾール(血管の昇圧物質感受性亢進)。

  • 1アルドステロンはNa・水再吸収を促し昇圧する。
  • 2インスリンは血糖降下ホルモンで主たる昇圧作用はない。
  • 3カルシトニンは血中Ca低下作用で昇圧作用はない。
  • 4コルチゾールは血管のカテコラミン感受性を高め昇圧的に働く。
  • 5ソマトスタチンは各種ホルモン分泌抑制作用で昇圧作用はない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問67)
AM問68共通
正答5

食事誘発性熱産生(DIT)は栄養素で異なり、蛋白質摂取(約30%)が糖質(約6%)・脂質(約4%)より大きい。

  • 1基礎代謝は安静仰臥位・覚醒・空腹時に計測する(立位ではない)。
  • 2体温上昇で代謝は増加する(減少は誤り)。
  • 3基礎代謝は体表面積に比例する(反比例は誤り)。
  • 4METsは安静時代謝量を1とした倍数で表す(差ではない)。
  • 5食後の消費エネルギー増加(DIT)は脂質摂取より蛋白質摂取で大きい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問68)
AM問69共通
正答1

ワット(W)は仕事率(パワー)の単位であり、仕事の単位ではない。仕事の単位はジュール(J)。

  • 1(誤り):ワットは仕事率の単位で、仕事の単位ではない。これが誤りの選択肢。
  • 2(正しい):ニュートン(N)は力の単位。
  • 3(正しい):力=質量×加速度(F=ma)。
  • 4(正しい):仕事=力×移動距離。
  • 5(正しい):仕事率は単位時間当たりの仕事。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問69)
AM問70共通
正答12

運動軸が1つ(1自由度)の蝶番関節は、腕尺関節(肘屈伸)と母指IP関節(屈伸)。

  • 1腕尺関節は蝶番関節で運動軸1つ(屈伸のみ)。
  • 2母指IP関節は蝶番関節で運動軸1つ。
  • 3示指MP関節は顆状関節で2軸(屈伸・内外転)。
  • 4肩甲上腕関節は球関節で3軸。
  • 5橈骨手根関節は楕円関節で2軸。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問70)
AM問71共通
正答3

大腿骨頭靱帯(円靱帯)内には大腿骨頭への栄養血管(閉鎖動脈の枝)が走行し、血液供給を伴う。

  • 1寛骨臼横靱帯は血行に乏しい。
  • 2坐骨大腿靱帯は関節包靱帯で栄養血管を伴わない。
  • 3大腿骨頭靱帯(円靱帯)は大腿骨頭への栄養血管を含む。
  • 4恥骨大腿靱帯は関節包靱帯。
  • 5腸骨大腿靱帯(Y靱帯)は関節包靱帯。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問71)
AM問72共通
正答4

体幹の回旋では、同側の内腹斜筋と対側の外腹斜筋が協働する。図の回旋方向に対応する主動筋として右内腹斜筋が正しい。

  • 1右多裂筋は同側伸展・対側回旋に働くが、主たる回旋筋ではない。
  • 2左腰方形筋は側屈が主。
  • 3右外腹斜筋は左回旋に働き、図の運動方向と逆。
  • 4右内腹斜筋は同側(右)回旋に働き、図の運動に一致する主動筋。
  • 5左脊柱起立筋は同側側屈・伸展が主。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問72)
AM問73共通
正答12

歩行の荷重応答期(踵接地後)で遠心性収縮するのは前脛骨筋(足底接地を緩やかにする)と長指伸筋(協働)。

  • 1長指伸筋は荷重応答期に遠心性収縮する。
  • 2前脛骨筋は荷重応答期に遠心性収縮し、foot slapを防ぐ。
  • 3短腓骨筋は立脚中期以降に働く。
  • 4ヒラメ筋は立脚中期〜後期に働く。
  • 5長母指屈筋は立脚後期の蹴り出しに働く。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問73)
AM問74共通
正答1

内側半月板は内側側副靱帯(MCL)と結合しており、MCL損傷時に内側半月も損傷しやすい(unhappy triad)。

  • 1内側半月板は内側側副靱帯と結合している。
  • 2屈曲初期は転がり運動、屈曲が進むと滑り運動が増える(転がりが増えるは誤り)。
  • 3大腿筋膜張筋は膝伸展位で膝伸展、屈曲位では屈曲を補助(腸脛靱帯経由)。「膝屈曲位で膝伸展」は不正確。
  • 4内側側副靱帯は幅広く強靱で、外側側副靱帯より太い(細いは誤り)。
  • 5膝内旋に働くのは半腱様筋・半膜様筋等(大腿二頭筋は外旋筋)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問74)
AM問75共通
正答2

骨髄(造血組織)は再生能力が非常に高い(labile cells)。角膜上皮も再生するが、選択肢中で最も再生能力が高いのは骨髄。

  • 1角膜(実質)の再生能力は限定的。角膜上皮は再生するが骨髄ほどではない。
  • 2骨髄(造血細胞)は再生能力が最も高い。
  • 3心筋は再生能力がほとんどない(永久細胞)。
  • 4神経(中枢)は再生能力が極めて低い。
  • 5横紋筋(骨格筋)は衛星細胞による一定の再生能力はあるが骨髄ほど高くない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問75)
AM問76共通
正答12

病因の物理的要因は騒音(物理的エネルギー)と紫外線(電磁波)。フグ毒・ウイルスは生物学的、一酸化炭素は化学的要因。

  • 1騒音は物理的要因(音響エネルギー)。
  • 2紫外線は物理的要因(電磁波・放射線)。
  • 3フグ毒(テトロドトキシン)は生物学的(化学的)要因。
  • 4ウイルスは生物学的要因。
  • 5一酸化炭素は化学的要因。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問76)
AM問77共通
正答1

急性炎症の初期徴候は発赤・腫脹・熱感・疼痛(・機能障害)の5徴。壊疽は組織が壊死・腐敗した状態で急性炎症初期にはみられない。

  • 1壊疽は組織の壊死・腐敗で、急性炎症初期の徴候ではない。
  • 2腫脹は急性炎症の徴候。
  • 3疼痛は急性炎症の徴候。
  • 4熱感は急性炎症の徴候。
  • 5発赤は急性炎症の徴候。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問77)
AM問78共通
正答3

心理治療の目的は陽性転移の出現そのものではない。転移は治療の中で生じる現象を分析・解釈する対象であり、陽性転移の出現を目的とするのは誤り。

  • 1(正しい):転移は治療者側の逆転移を誘発しうる。
  • 2(正しい):転移は行動化(acting out)の原因となりうる。
  • 3(誤り):心理治療の目的は陽性転移を出現させることではない。転移は分析・解釈の対象。
  • 4(正しい):転移の解釈は患者の無意識的葛藤の解消手段となる。
  • 5(正しい):患者が好意を治療者に向けるのは陽性転移。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問78)
AM問79共通
正答5

陳述記憶(宣言的記憶:意味・エピソード記憶)が必要なのは「つり銭を確認する」(金額の知識・計算という意味記憶を要する)。他は手続き記憶(体で覚えた動作)。

  • 1財布を開けるのは手続き記憶(習熟動作)。
  • 2小銭を投入するのも手続き的動作。
  • 3取出口のフタを開けるのも手続き的動作。
  • 4飲料を取り出すのも手続き的動作。
  • 5つり銭の確認は金額の知識・計算を要し、陳述記憶(意味記憶)が必要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問79)
AM問80共通
正答1

質問紙法(自記式)はBDI-Ⅱ(Beck抑うつ質問票)。他は面接者評価尺度(BPRS・HAM-D・PANSS)または検査者施行(HDS-R)。

  • 1BDI-Ⅱは自記式質問紙法のうつ病評価尺度。
  • 2BPRS(簡易精神症状評価尺度)は面接者による他覚的評価。
  • 3HAM-D(ハミルトンうつ病評価尺度)は面接者評価。
  • 4HDS-R(長谷川式)は検査者が施行する認知症スクリーニング。
  • 5PANSS(陽性陰性症状評価尺度)は面接者評価。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問80)
AM問81共通
正答5

絶対臥褥(第1期に個室で終日臥床)を用いるのは森田療法。神経症治療で「あるがまま」を体得させる。

  • 1系統的脱感作法は不安階層に沿った暴露法。
  • 2支持的精神療法は傾聴・共感が主。
  • 3精神分析療法は自由連想・解釈が主。
  • 4認知行動療法は認知の歪みの修正。
  • 5森田療法は第1期に絶対臥褥を用いる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問81)
AM問82共通
正答2

ICFの構成要素は心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子。選択肢中では環境因子が該当。

  • 1医療依存はICFの構成要素ではない。
  • 2環境因子はICFの構成要素の一つ。
  • 3性格因子はICFの用語ではない(個人因子の一部だが正式名称でない)。
  • 4能力低下(disability)は旧ICIDHの用語。
  • 5社会的不利(handicap)も旧ICIDHの用語。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問82)
AM問83共通
正答34

多発性硬化症のリハでは、運動失調に対する重錘負荷(四肢の安定化)と、視野欠損に対する環境整備(照明の工夫等)が正しい。温熱・高強度運動・体温上昇はUhthoff現象を招くため避ける。

  • 1痙縮に対する温熱療法は体温上昇でUhthoff現象(症状悪化)を招き不適。
  • 21RMを反復する高強度筋力強化は易疲労性のMSでは過用を招き不適。
  • 3運動失調に対し重錘を負荷して四肢を安定させる練習は有効。
  • 4視野欠損に対し照明など環境整備を行うのは適切。
  • 5歩行障害に対し一律に早期から下肢装具を作製するのは画一的で、病状に応じて判断すべき。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問83)
AM問84共通
正答2

Parkinson病の治療薬はL-dopa(レボドパ)。ドパミン前駆物質で不足したドパミンを補充する。

  • 1NSAIDsは消炎鎮痛薬。
  • 2L-dopaはPD治療の中心薬(ドパミン補充)。
  • 3コリン作動薬はPDではむしろ症状を悪化させる(抗コリン薬が用いられる)。
  • 4カルシウム拮抗薬は降圧薬。
  • 5セフェム系抗菌薬は感染症治療薬。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問84)
AM問85共通
正答4

遠城寺式発達検査で最も早く獲得するのは人見知り(生後6-7か月頃)。走る(2歳)、2語文(2歳)、排尿予告(1歳半-2歳)、積み木2つ(1歳-1歳半)より早い。

  • 1走るのは約2歳。
  • 22語言えるのは約1歳。
  • 3排尿予告は約1歳半〜2歳。
  • 4人見知りは生後6-7か月頃で最も早く獲得する。
  • 5積み木を2つ重ねるのは約1歳〜1歳半。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問85)
AM問86共通
正答2

頭部CTはMRIに比べ短時間で撮影できる(数秒〜数十秒)。急性期の出血診断に優れ、被曝はある。

  • 1CTはX線を用いるため被曝する。
  • 2CTは短時間で撮影でき、救急で有用。
  • 3脳幹部の病巣描出はMRIが優れる(CTは骨アーチファクトが出やすい)。
  • 4CTは急性期の脳出血診断に極めて有効(高吸収域)。
  • 5超急性期脳梗塞の診断はMRI(拡散強調画像)が有用でCTは不得手。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問86)
AM問87共通
正答5

アスピリンの主作用は鎮痛(消炎鎮痛・解熱)。低用量では抗血小板作用も持つが、主作用は鎮痛。

  • 1抗菌作用はない。
  • 2催眠作用はない。
  • 3止血ではなく、むしろ抗血小板(出血傾向)に働く。
  • 4鎮咳作用は主作用ではない。
  • 5アスピリンの主作用は鎮痛(解熱・消炎鎮痛)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問87)
AM問88共通
正答1

一次救命処置(BLS)で最初に確認するのは意識(反応)の有無。反応がなければ応援要請→呼吸確認→胸骨圧迫と進む。

  • 1まず意識(反応)を確認する。
  • 2血圧測定はBLSの最初の手順ではない。
  • 3呼吸確認は意識確認・応援要請の後。
  • 4脈拍確認は呼吸確認と同時(医療者)だが最初ではない。
  • 5対光反射はBLSの手順ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問88)
AM問89共通
正答2

Kienböck病(月状骨軟化症)は成人男性(20-40歳の手をよく使う労働者)に好発する。

  • 1Freiberg病(第2中足骨頭壊死)は若年女性に多い。
  • 2Kienböck病は成人男性に好発する月状骨壊死。
  • 3Osgood-Schlatter病は成長期のスポーツ少年(10代)に多い。
  • 4Perthes病(大腿骨頭壊死)は小児(4-8歳男児)に多い。
  • 5Sever病(踵骨骨端症)は成長期の小児に多い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問89)
AM問90共通
正答3

外傷性脊髄損傷は近年、高齢者の転倒による受傷(特に頸髄損傷)が増加している。

  • 1男性に多い(女性ではない)。
  • 2頸髄損傷が最も多い(腰髄ではない)。
  • 3高齢者の転倒による受傷が増加している。
  • 4労働災害の受傷は減少傾向(高齢者の転倒が増加)。
  • 5発生頻度は人口100万人当たり約40-50人/年程度(100人は過大)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問90)
AM問91共通
正答25

感覚障害を合併するのは多発性硬化症(中枢脱髄)と慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP、末梢脱髄で感覚障害あり)。

  • 1重症筋無力症は神経筋接合部の障害で感覚障害はない。
  • 2多発性硬化症は感覚障害を合併する。
  • 3筋萎縮性側索硬化症は運動ニューロン疾患で感覚は保たれる。
  • 4肢帯型筋ジストロフィーは筋疾患で感覚障害はない。
  • 5CIDPは脱髄性で感覚障害を合併する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問91)
AM問92共通
正答1

慢性腎臓病では糸球体の障害により蛋白が尿中に漏出し、蛋白尿がみられる。これは腎障害を示す代表的な所見で、eGFR低下とともに診断・重症度分類の指標となる。

  • 1蛋白尿は慢性腎臓病の代表的所見。
  • 2慢性腎臓病では高血圧を来す(低血圧ではない)。
  • 3代謝性アシドーシスを来す(アルカローシスではない)。
  • 4低カルシウム血症を来す(活性型VD低下)。
  • 5エリスロポエチン産生は低下する(腎性貧血)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問92)
AM問93共通
正答2

悪性骨軟部腫瘍の確定診断には生検(組織診)が最も重要。画像は補助的で、確定は病理組織学的検査による。

  • 1PET-CTは病期診断・転移検索に有用だが確定診断ではない。
  • 2生検(組織診)が悪性腫瘍の確定診断に最も重要。
  • 3血液検査は補助的(腫瘍マーカー等)。
  • 4骨密度測定は骨粗鬆症の評価。
  • 5超音波検査はスクリーニング的。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問93)
AM問94共通
正答5

緩和期のがんリハでは、患者の全身状態・意思に合わせて柔軟にプログラムを変更する。QOL維持が最優先。

  • 1疲労骨折ではなく、骨転移による病的骨折に注意する。
  • 2疼痛への温熱療法は状況により用いる(一律禁忌ではない)が、骨転移部への温熱は注意。「禁忌」と断定は不適。
  • 3緩和期はQOLを優先し、機能回復を最優先にはしない。
  • 4治療前ADLへの完全回復を目標にするのは緩和期には非現実的。
  • 5患者の意思・全身状態に合わせてプログラムを柔軟に変更する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問94)
AM問95共通
正答1

認知症で最も頻度が高いのはAlzheimer型認知症(全体の約6-7割)。

  • 1Alzheimer型認知症が最も頻度が高い。
  • 2Lewy小体型は3番目程度。
  • 3血管性認知症は2番目に多い。
  • 4正常圧水頭症は治療可能な認知症だが頻度は低い。
  • 5前頭側頭型認知症は比較的まれ。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問95)
AM問96共通
正答4

機能性神経学的症状症(変換症/転換性障害)では、患者が診断を受け入れると予後が良好とされる。

  • 1精神療法(認知行動療法等)は有効。
  • 220歳以降でも発症する(稀ではない)。
  • 3経過が短い(急性発症)ほど予後は良好(長期化で予後不良)。
  • 4患者が診断を受け入れていると予後が良い。
  • 5パーソナリティ症の合併は予後不良因子(良好ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問96)
AM問97共通
正答4

Wilson病は銅代謝異常で、銅が肝・脳・角膜(Kayser-Fleischer輪)等に蓄積する。

  • 1亜鉛はWilson病の治療薬(銅吸収抑制)だが蓄積物質ではない。
  • 2コバルトは関与しない。
  • 3鉄の蓄積はヘモクロマトーシス。
  • 4Wilson病は銅の代謝異常で銅が蓄積する。
  • 5マンガンは関与しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問97)
AM問98共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。人格検査を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1CMI ── コーネル・メディカル・インデックス。心身の自覚症状を問う質問紙で、神経症傾向の評価にも用いる。
  • 2MMSE ── 認知機能のスクリーニング検査。
  • 3STAI ── 状態・特性不安検査。不安の評価。
  • 4WAIS ── 成人知能検査。
  • 5WMS-R ── ウェクスラー記憶検査。人格検査の定義や該当範囲が分かれ、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問98)
AM問99共通
正答1

健常成人の安静閉眼・覚醒時の脳波基礎律動はα波(8-13Hz)。開眼で抑制される(α blocking)。

  • 1安静閉眼覚醒時の基礎律動はα波。
  • 2β波は覚醒・精神活動時(開眼・思考時)。
  • 3γ波は高次認知処理時の高周波。
  • 4δ波は深睡眠時。
  • 5θ波は入眠期・小児にみられる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問99)
AM問100共通
正答25

ベンゾジアゼピン中止希望には、まず心配な副作用を傾聴し(2)、主治医への相談を橋渡しする(5)。自己判断の中止・減量は離脱症状のリスクがあり不適。

  • 1頓用への変更を独断で勧めるのは不適(主治医の判断が必要)。
  • 2どのような副作用が心配か傾聴し、不安を把握する。
  • 3「我慢してください」は患者の訴えを否定し不適。
  • 4ベンゾジアゼピンの急な中止は離脱症状(不安・けいれん等)を招き危険。
  • 5主治医への相談を橋渡しする支援は適切。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問100)

午後全100問

PM問1実地
正答24

日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準(1995年)に照らし、基本軸・移動軸・測定肢位が正しく設定されている図が正答となる。選択肢2と4が基準どおりの正しい測定法を示している。

  • 1基本軸または移動軸の設定、あるいは測定肢位が基準と異なる。
  • 2基本軸・移動軸・肢位が基準どおりに設定された正しい測定法。
  • 3代償運動を許す肢位、または軸の取り方が誤っている。
  • 4基準に従った正しい測定法(軸・肢位が適切)。
  • 5基本軸/移動軸の設定が基準と異なる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問1)
PM問2実地
正答3

右頭頂葉病変で左半側空間無視が生じる。車椅子駆動時に無視側(左)によくぶつかるのが典型的な観察所見。

  • 1無視側は左なので皿の左側を残す(右側ではない)。
  • 2左半側空間無視では左側への注意が向かず、左からの起き上がりが困難。
  • 3左半側空間無視により車椅子駆動時に左側の物にぶつかる。
  • 4左側からの誘導には反応が悪い(無視側のため)。
  • 5人が多いと無視側(左)でなく健側(右)に注意がそれる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問2)
PM問3実地
正答5

半側空間無視に対しては、プリズム適応療法(プリズム眼鏡で視空間をずらし順応させる)が有効な訓練法として知られる。

  • 1ペグ法は記憶障害への外的補助。
  • 2間隔伸長法は記憶障害の訓練法。
  • 3自己教示法は遂行機能・注意障害への言語的自己制御法。
  • 4問題解決訓練は遂行機能障害向け。
  • 5プリズム適応療法は半側空間無視の改善に有効。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問3)
PM問4実地
正答3

会話が急に変わる・段取りよく片付けられない=遂行機能障害。これを評価する初期検査はBADS(遂行機能障害症候群の行動評価)。

  • 1BITは半側空間無視の検査。
  • 2CASは小児の認知評価尺度。
  • 3BADSは遂行機能障害を評価する。本症例に適切。
  • 4SLTAは失語症検査。
  • 5HDS-Rは認知症スクリーニングで遂行機能の詳細評価には不十分。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問4)
PM問5実地
正答3

脳性麻痺児のADL(身辺動作)評価にはPEDI(子どものための機能的自立度評価法)が適切。

  • 1MASは痙縮の評価(Modified Ashworth Scale)。
  • 2MACSは手指操作能力分類でADL全般の評価ではない。
  • 3PEDIは小児のADL・機能的自立を包括的に評価する。
  • 4GMFCSは粗大運動能力の重症度分類でADL評価ではない。
  • 5SCSITは感覚統合検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問5)
PM問6実地
正答5

抗がん剤治療中で倦怠感・筋力低下がある。復職を見据えつつ、活動と休息のバランスを考慮したプログラムで無理なく体力・生活機能を維持するのが初期対応として適切。

  • 1高負荷の持久力訓練は倦怠感のある化学療法中には不適。
  • 2食事摂取量を半分に減らす助言は栄養状態悪化を招き不適。
  • 3人工肛門の自己管理指導もOTが関与でき、看護師任せは不適。
  • 4早期の現地評価はまだ時期尚早(体力回復・自己管理確立が先)。
  • 5活動と休息のバランスを考慮したプログラムが初期対応に適切。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問6)
PM問7実地
正答2

後方進入法による人工骨頭置換術後は、脱臼肢位である股関節の過屈曲・内転・内旋を避けるADL動作を指導する。選択肢2の図が、これら禁忌肢位を回避した正しい動作方法を示している。

  • 1股関節の過屈曲や内転・内旋を伴い、後方脱臼の危険がある動作。
  • 2股関節の過屈曲・内転・内旋を避けた、脱臼肢位をとらない正しい動作。
  • 3深くしゃがむ・脚を組むなど脱臼肢位をとる危険な動作。
  • 4患側を内旋・内転させる動作で後方脱臼のリスクがある。
  • 5股関節90度を超える過屈曲を伴う動作で脱臼の危険がある。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問7)
PM問8実地
正答3

BRS良好(上肢Ⅴ・手指Ⅴ)・認知良好で、内装業からの転職を含む復職支援。職場環境での職業評価(実際の作業能力・環境適合の評価)を行うのが適切。

  • 1運動機能は良好で機能改善のみを目指す段階ではない。
  • 2就労後の定着支援も重要で、雇用されたら終了は不適。
  • 3職場環境での職業評価を行い、適職・必要な配慮を検討する。
  • 4認知・運動とも良好で通勤に家族付き添いは不要。
  • 5課題がなくなるまで無期限に続けるのは非現実的。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問8)
PM問9実地
正答4

変形性膝関節症(X線で関節裂隙狭小化)。関節への荷重負担が少なく運動できる水中歩行が推奨される。

  • 1安静は筋力低下・廃用を招き推奨されない。
  • 2正座は膝関節を深屈曲し負担が大きく不適。
  • 3階段昇降は膝への荷重負担が大きい。
  • 4水中歩行は浮力で膝への荷重を減らしつつ運動でき推奨される。
  • 5ジョギングは膝への衝撃が大きく不適。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問9)
PM問10実地
正答4

すくみ足・姿勢反射障害があり後方転倒歴のあるParkinson病患者では、転倒予防が最優先である。選択肢4の図が示す整備(手すりの設置など、立ち座り・移動時の支持と転倒予防に直結する整備)が最優先となる。

  • 1転倒予防への寄与が小さく、最優先とはいえない整備。
  • 2本症例の最大リスクである転倒予防に直結しない整備。
  • 3優先度はあるが、後方転倒歴のある本症例では手すり等の転倒対策が先。
  • 4立ち座り・移動時の支持と転倒予防に直結し、最優先すべき住環境整備。
  • 5あれば有用だが、転倒予防の緊急性に比べ優先度は低い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問10)
PM問11実地
正答5

Parkinson病の運動機能維持には、大きくリズミカルな全身運動や体幹回旋・上肢の広い可動域を促す活動が有効である。選択肢5の図が示す活動が、これらの要素を最もよく引き出す。

  • 1動作範囲が狭く、Parkinson病の無動・寡動の改善に乏しい活動。
  • 2リズムや大きな動きの要素が乏しい活動。
  • 3座位中心で可動域や体幹の動きを引き出しにくい活動。
  • 4運動機能維持に必要な大きな動き・リズムの要素が不十分。
  • 5大きくリズミカルな動きと広い可動域を促し、運動機能維持に適した活動。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問11)
PM問12実地
正答3

SOAP記録で、A(Assessment)には評価・目標設定が入る。「短期目標設定は〜」はA(アセスメント/計画的判断)として正しい組合せ。

  • 1血圧の測定値は客観的情報でO(Objective)に記載する(Sではない)。
  • 2訓練の実施予定はP(Plan)に記載する(Oではない)。
  • 3短期目標の設定はA(Assessment)として妥当。
  • 4BRSの評価結果は客観的情報でO(Objective)に記載する(Pではない)。
  • 5患者の発言はS(Subjective)に記載する(Pではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問12)
PM問13実地
正答5

うつ病の回復期初期で意欲低下がある。負担の少ない入院生活チェックリスト(自己記入式の簡単な課題)の記入を促すことで、本人のペースで生活状況を把握しつつ作業療法へ導入する。

  • 1身体機能評価は本症例の主課題(うつ・意欲低下)ではない。
  • 2作業療法処方が出ており導入を中止する必要はない。
  • 3パラレルな場での導入も一案だが、まず負担の少ない自己記入課題が適切。
  • 4うつ病では重要な決断(退職相談)を回復まで先送りする。
  • 5入院生活チェックリストの記入という負担の少ない課題で導入する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問13)
PM問14実地
正答2

人前・他者の視線がある状況(発表、知人が乗るバス)で動悸・発汗・振戦が生じ、知人がいなければ症状がない=社交不安症(社交場面に限局した不安)。

  • 1強迫症は強迫観念・強迫行為が主。
  • 2他者の注視・評価場面に限局した不安と自律神経症状=社交不安症。
  • 3パニック症は状況に関係ない突然のパニック発作。
  • 4解離性同一症は同一性の解離。
  • 5演技性パーソナリティ症は過度な注目希求。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問14)
PM問15実地
正答2

統合失調症で作業のケアレスミスが多く「途中から理解できなくなる」=認知機能障害。統合失調症の認知機能を評価するBACS(統合失調症認知機能簡易評価尺度)が適切。

  • 1RASは自記式の症状評価等でこの認知評価には不適。
  • 2BACSは統合失調症の認知機能(記憶・注意・遂行等)を評価する。
  • 3意志質問紙は動機づけ(意志)の評価。
  • 4VPI職業興味検査は職業興味の評価。
  • 5役割チェックリストは生活役割の評価。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問15)
PM問16実地
正答3

被注察感(見られている感じ)を訴えつつも作業は継続可能な状態。妄想に深入りせず、作業活動に注意を向けるよう声をかけることで、症状にとらわれず活動を続けられるよう支援する。

  • 1活動種目の変更は根本対応にならない。
  • 2作業療法を中止すると回復の機会を失う。無為状態の改善には活動継続が有益。
  • 3妄想に深入りせず、作業活動に集中するよう声をかけ、症状から注意をそらす。
  • 4訴えを詳細に聴くことは妄想を強化する恐れがあり、この場面では作業への集中を促す方が適切。
  • 5妄想を「勘違い」と否定・指摘するのは不適(信頼関係を損なう)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問16)
PM問17実地
正答2

手洗いの反復・ゴミ箱の点検(強迫行為)を「ばかげている」と感じつつやめられない=強迫症。不合理さの自覚(自我違和感)が特徴。

  • 1視線恐怖は社交不安症の症状。
  • 2強迫症では強迫行為の不合理さを自覚している(自我違和的)。
  • 3フラッシュバックはPTSDの再体験症状。
  • 4孤立無援への恐れは分離不安等。
  • 5死への恐れはパニック症の発作時症状。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問17)
PM問18実地
正答3

多動・不注意・衝動性(ADHD)の男児。適切な行動ができたら賞賛する(正の強化)ことで望ましい行動を増やすのが有効。

  • 1言語的介入中心よりも、具体的・視覚的な手がかりと行動強化が有効。
  • 2集団活動から排除せず、適切な支援下で参加を促す。
  • 3適切な行動を賞賛し正の強化で望ましい行動を増やす。
  • 4保護者の関わりはむしろ重要(ペアレントトレーニング等)。
  • 5作業手順は一度にまとめず、短く区切って提示する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問18)
PM問19実地
正答3

物忘れ+レム睡眠行動異常(睡眠中の大声・体動)+パーキンソニズム+幻視=レビー小体型認知症。転倒しやすいため立ち上がり時のふらつきに注意する指導が適切。

  • 1運動を控えると廃用を招く。適度な運動は推奨される。
  • 2新奇な趣味より慣れ親しんだ活動が適する。
  • 3レビー小体型認知症はパーキンソニズム・起立性低血圧で転倒しやすく、立ち上がり時のふらつきに注意する。
  • 4見当識への働きかけは有用で、気にしないよう促すのは不適。
  • 5幻視の相手を何度も話し合うのは不安を強める。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問19)
PM問20実地
正答1

任意入院から、本人の退院意思に対し、精神保健指定医の判断+家族の同意で自傷他害の恐れなく非自発的入院へ変更=医療保護入院。

  • 1家族等の同意と指定医の判断による非自発的入院は医療保護入院。
  • 2応急入院は家族の同意が得られない緊急時の72時間限定入院。
  • 3緊急措置入院は自傷他害の恐れがある緊急時(指定医1名)。
  • 4措置入院は自傷他害の恐れがあり指定医2名の診察による(本例は恐れなし)。
  • 5任意入院は本人同意による入院(変更前の形態)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問20)
PM問21一般
正答3

脳卒中急性期でも早期離床により廃用症候群(筋萎縮・関節拘縮・起立性低血圧等)を予防することが重要。

  • 1生活歴の情報収集は目標設定に必要で不要ではない。
  • 2点滴中でも状態が安定していれば作業療法は開始できる。
  • 3早期離床で廃用症候群を予防する。
  • 4ベッド上ADL訓練は急性期でも適応があり禁忌ではない。
  • 5弛緩性麻痺でも関節可動域訓練は拘縮予防に必要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問21)
PM問22一般
正答3

医療情報へのアクセスは、業務上の必要性がある場合に限り許可される(アクセス権限の最小化・目的外利用の禁止)。

  • 1患者情報は本人同意なく家族に伝えてはならない(守秘義務)。
  • 2IDとパスワードは個人管理で共有してはならない。
  • 3医療情報へのアクセスは業務上の必要性がある場合に限られる。
  • 4カルテ番号のみでも医療情報は適切に廃棄(機密文書処理)する。
  • 5診療記録の開示請求には原則応じる義務がある(正当な理由なく拒否できない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問22)
PM問23一般
正答4

障害者総合支援法では、介護保険の被保険者は介護保険サービスが優先される(介護保険優先原則)。

  • 1難病(指定難病)も対象に含まれる。
  • 2申請は市町村の窓口に行う(都道府県ではない)。
  • 3就労移行支援・就労継続支援等の就労サービスを含む。
  • 4介護保険被保険者は介護保険が優先される。
  • 5障害者手帳がなくても医師の診断等でサービスを受けられる場合がある(手帳必須ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問23)
PM問24一般
正答23

Face Scaleは顔の表情の絵で痛み・気分を評価、NRSは0-10の数値で評価する。組合せが正しい。

  • 1Abbey pain scaleは認知症患者の疼痛の観察式評価で、緩和ケアの包括的評価ではない。
  • 2Face Scaleは顔の表情の絵による評価。
  • 3NRSは数値的評価スケール(0-10)。
  • 4STAS-Jは緩和ケアの評価尺度で、視覚的評価ではない。
  • 5VASは視覚的アナログ評価で、認知症の観察式評価ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問24)
PM問25一般
正答15

IADL(手段的ADL)の評価法はFAI(Frenchay Activities Index)と老研式活動能力指標。

  • 1FAIはIADL(買い物・家事・外出等)を評価する。
  • 2PULSESは基本的ADL・全身状態の評価。
  • 3WeeFIMは小児のADL評価。
  • 4Katz IndexはBADL(基本的ADL)の評価。
  • 5老研式活動能力指標はIADL・社会的役割を評価する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問25)
PM問26一般
正答5

Kohs立方体組み合わせテストは知能検査で、IQ(知能指数)を算出できる。

  • 1MMSEは認知症スクリーニングでIQは算出しない。
  • 2RBMTは日常記憶の検査。
  • 3SLTAは失語症検査。
  • 4Rey複雑図形検査は視覚記憶・構成能力の検査。
  • 5Kohs立方体組み合わせテストは知能指数(IQ)を算出できる知能検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問26)
PM問27一般
正答4

Guillain-Barré症候群は運動神経優位だが感覚神経も障害される(運動・感覚の末梢神経障害)。

  • 1球麻痺(嚥下・構音障害)を生じることがある。
  • 2先行感染は細菌(Campylobacter)・ウイルスで、原虫ではない。
  • 3髄液は蛋白細胞解離(蛋白増加・細胞正常)で蛋白は増加する。
  • 4運動神経と感覚神経の障害(脱髄性多発神経炎)である。
  • 5脱髄により神経伝導速度は低下する(正常ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問27)
PM問28一般
正答5

作業療法プログラムは、対象者が成功体験を得られやすいように難易度を調整して設定するのが適切(自己効力感を高める)。

  • 1訓練内容を毎回変更すると学習・般化が進まない。
  • 2環境調整は入院中から計画的に進める(退院後では遅い)。
  • 3IADL向上には機能訓練偏重でなく実際の生活行為訓練を組み合わせる。
  • 4個人の経験のみでなくエビデンス・評価に基づき決定する。
  • 5成功体験を得られやすいように課題の難易度を設定する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問28)
PM問29一般
正答1

低血糖の自律神経症状(交感神経刺激症状)は動悸・発汗・振戦・頻脈等。動悸が該当。

  • 1動悸は低血糖時の交感神経(自律神経)症状。
  • 2けいれんは中枢神経症状(重度低血糖)。
  • 3意識障害は中枢神経症状。
  • 4異常行動は中枢神経症状。
  • 5集中力減退は中枢神経症状。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問29)
PM問30一般
正答1

OSCE(客観的臨床能力試験)は、模擬患者等を用いて臨床技能の到達度を客観的に評価する試験。

  • 1OSCEは臨床技能の到達度を評価する。
  • 2知識量でなく技能・態度を評価する。
  • 3筆記試験の代替ではなく、技能評価として併用される。
  • 4実施結果は評価・フィードバックのため提示される。
  • 5実施内容(課題)は状況として模擬患者に事前説明される(役割設定)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問30)
PM問31一般
正答2

ビタミンB1(チアミン)欠乏はWernicke脳症・Korsakoff症候群など中枢神経障害を引き起こす。

  • 1ビタミンA欠乏は夜盲・眼球乾燥。
  • 2ビタミンB1欠乏はWernicke脳症等の中枢神経障害を来す。
  • 3ビタミンC欠乏は壊血病。
  • 4ビタミンD欠乏はくる病・骨軟化症。
  • 5ビタミンK欠乏は出血傾向。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問31)
PM問32一般
正答5

観念運動失行では、口頭命令や模倣で「敬礼」等の意味ある動作を行えない(道具なしの単一動作の障害)。

  • 1遂行機能障害では計画立案が障害される(保たれるは誤り)。
  • 2半側空間無視は視野欠損とは異なる(視野は保たれうる)。
  • 3視覚失認では物品を視覚的に呼称できない(色の濃淡は本質でない)。
  • 4観念失行では道具の一連の操作(系列動作)が障害される(可能は誤り)。
  • 5観念運動失行では検者の「敬礼」の模倣ができない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問32)
PM問33一般
正答2

リンパ浮腫では、患肢に過度の負担(重い物を持つ等)をかけると悪化するため、重い物を持つ動作を制限する。

  • 1運動療法は圧迫下で行うと有効で禁忌ではない。
  • 2重い物を持つ動作は患肢の負担となり制限する。
  • 3圧迫療法は複合的治療の柱で、発症初期から行う。
  • 4締め付けの強い下着はリンパ還流を妨げ悪化させる。
  • 5保湿(スキンケア)は感染予防に重要で、避けるのは誤り。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問33)
PM問34一般採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。Down症候群の合併症を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1近視 ── Down症候群では屈折異常(近視含む)を合併しやすい。
  • 2てんかん ── Down症候群でてんかんの合併がみられる。
  • 3外反扁平足 ── 関節弛緩・低緊張により外反扁平足を合併しやすい。
  • 4環軸椎亜脱臼 ── 靱帯弛緩により環軸椎亜脱臼を合併しやすい(体育活動での注意点)。
  • 5先天性心疾患 ── 心内膜床欠損等を高率に合併する。「合併症でないもの」の該当が判然とせず採点除外となった。
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PM問35一般
正答3

倍動肘ヒンジ継手は、前腕極短断端で肘の可動域が制限される場合に、義手側の肘屈曲角を増幅して機能的可動域を確保するために用いる。

  • 1上腕切断標準断端では肘継手そのものが必要(倍動ヒンジではない)。
  • 2肘離断では側方肘継手を用いる。
  • 3前腕極短断端は肘屈曲可動域が制限されるため、倍動肘ヒンジ継手で可動域を増幅する。
  • 4前腕短断端は倍動ほどの増幅は不要。
  • 5前腕長断端は可動域が保たれ通常のヒンジで足りる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問35)
PM問36一般
正答2

業務とは関係ない雑用を指示するのはパワーハラスメント(過小な要求/業務範囲を超えた指示)に該当する。

  • 1能力に応じた業務量調整は適切なマネジメント。
  • 2業務と関係ない雑用の指示はパワーハラスメントに該当しうる。
  • 3無断欠勤者への指導は正当な業務上の指導。
  • 4守秘義務の指導は正当な教育。
  • 5育成目的で少し高いレベルの業務を任せるのは適切な指導。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問36)
PM問38一般
正答5

精神科作業療法では、1人の作業療法士が取り扱う患者数を1日概ね50人以内とすることが診療報酬上の標準とされている。

  • 1外来患者も精神科作業療法の対象となる。
  • 2原則は届け出た専用施設で実施するが、状況により施設外でも実施しうる。
  • 3作業に必要な材料費の扱いは施設により異なり、一律に患者個人負担ではない。
  • 4精神科作業療法の実施時間は1日2時間を標準とする。
  • 51人の作業療法士の取扱い患者数は1日50人以内を標準とする。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問38)
PM問39一般
正答1

ナイアシン(ニコチン酸/ビタミンB3)欠乏はペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症の3D)を引き起こす。

  • 1ナイアシン欠乏はペラグラを引き起こす。
  • 2橋本脳症は自己免疫性(甲状腺関連)。
  • 3Cushing症候群はコルチゾール過剰。
  • 4Creutzfeldt-Jakob病はプリオン病。
  • 5抗NMDA受容体抗体脳炎は自己免疫性脳炎。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問39)
PM問40一般
正答2

SCIT(社会認知およびコミュニケーション訓練)は、統合失調症等の社会認知(表情認知・心の理論・帰属バイアス等)に焦点を当てた介入。

  • 1運動機能は対象ではない。
  • 2SCITは社会認知(感情認知・対人推論等)に焦点を当てる。
  • 3言語流暢性は対象ではない。
  • 4機能的キャパシティは日常機能評価の概念。
  • 5ワーキングメモリー単独ではなく社会認知全般が対象。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問40)
PM問41一般
正答5

身体症状症の患者は、症状の背景にある心理的要因について話し合うことに抵抗を示す(身体的原因にこだわる)のが特徴。

  • 1むしろ医学的検索を繰り返し求めることが多い(拒否は非典型)。
  • 2奇異な症状ではなく、実在しうる身体症状を訴える。
  • 3意図的な虚偽(詐病・作為症)とは異なり、症状は本人にとって現実。
  • 4身体症状に強い苦痛・とらわれがある(苦痛がないは誤り)。
  • 5心理的要因を話し合うことに抵抗を示す。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問41)
PM問42一般
正答5

境界性パーソナリティ症のリスク管理では、自傷・自殺企図・衝動的逸脱等の行動化の履歴を優先的に把握し、安全確保に努める。

  • 1ADLは通常保たれ、リスク管理の優先情報ではない。
  • 2作業遂行能力もリスク管理の最優先ではない。
  • 3対人関係は重要だが、リスク管理では行動化履歴が最優先。
  • 4主訴の背景も重要だが、安全に直結する行動化履歴が優先。
  • 5行動化(自傷・自殺企図等)の履歴を優先的に収集しリスク管理する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問42)
PM問43一般
正答2

新版K式発達検査は適用年齢が0歳(生後100日頃)から成人までと幅広く、乳児から成人までを対象とできる。

  • 1WISC-Ⅴは5歳~16歳11か月(児童)が対象。
  • 2新版K式発達検査は0歳(生後約100日)から成人まで適用できる。
  • 3田中・ビネー知能検査は2歳~成人が対象(0歳は含まない)。
  • 4ASQは1か月~66か月の乳幼児スクリーニング。
  • 5デンバー式は0~6歳の発達スクリーニング(成人は含まない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問43)
PM問44一般
正答4

せん妄と認知症を見分ける最も有効な所見は意識障害(意識混濁・変動)。せん妄は意識障害を伴い、認知症は通常意識清明。

  • 1幻覚は両者でみられうる。
  • 2不安は特異的所見ではない。
  • 3易怒性も両者でみられる。
  • 4意識障害(意識レベルの変動)はせん妄に特徴的で認知症との鑑別点。
  • 5見当識障害は両者でみられる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問44)
PM問45一般
正答2

うつ病回復期前期は、まだ易疲労性が残るため、こまめに休憩をとるよう促し、活動と休息のバランスを保ちながら段階的に活動量を増やす。

  • 1「元気を出せ」と励ますのはうつ病では負担・自責を強める。
  • 2こまめに休憩をとるよう促し、無理のない活動を支援する。
  • 3退院後の生活を考えるのは回復期後期。前期には負担。
  • 4積極的な対人交流は前期には負担が大きい。
  • 5経験のある作業種目は有用だが、回復期前期はまず休息と負担軽減が優先。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問45)
PM問46一般
正答3

自閉スペクトラム症では、感覚統合療法(感覚処理の問題への介入)が用いられる治療法の一つ。

  • 1回想法は認知症へのアプローチ。
  • 2内観療法は自己洞察を深める精神療法。
  • 3感覚統合療法はASDの感覚処理・適応行動の改善に用いられる。
  • 4曝露反応妨害法は強迫症の治療。
  • 5電気けいれん療法は重症うつ病等の治療。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問46)
PM問47一般
正答5

2017年の「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書で、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築が示された。

  • 1オレンジプランは認知症施策推進の計画。
  • 2重層的支援体制整備事業は地域共生社会づくりの事業(社会福祉法)。
  • 3地域移行・地域定着支援は障害者総合支援法のサービス。
  • 4精神保健医療福祉の改革ビジョンは2004年の施策。
  • 52017年報告書で精神障害にも対応した地域包括ケアシステムが提示された。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問47)
PM問48一般
正答5

精神科デイケアの大規模の場合は、疾患別等の診療計画(プログラム)の作成が必要とされる。

  • 1精神科デイケアは1日6時間を標準とする(8時間ではない)。
  • 21年を超える利用も可能(週の回数等の要件はある)。
  • 3利用年齢に18~65歳の明確な上限規定はない。
  • 4小規模でも複数の専従スタッフ配置が必要。
  • 5大規模の場合は疾患別等の診療計画の作成が求められる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問48)
PM問49一般
正答1

GAF(機能の全体的評定尺度)は、精神症状と心理的・社会的・職業的機能を総合的に評価する尺度で、訪問支援での状態把握に適する。

  • 1GAFは心理的・社会的・職業的機能を総合的に評価する。
  • 2OSA(作業に関する自己評価)は本人の作業遂行の自己評価。
  • 3Rehabは精神科リハの行動評価(逸脱行動・全般的行動)。
  • 4作業質問紙は生活の時間配分・作業バランスの評価。
  • 5一般性自己効力感尺度は自己効力感のみを評価。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問49)
PM問50一般
正答35

診療参加型実習では、対象者または家族の同意が必要(3)で、学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ(5)。

  • 1見学→模倣→実施の順で進める(模倣→見学ではない)。
  • 2師弟関係の構築が最優先ではなく、対象者中心の学びが重要。
  • 3実習には対象者または家族の同意が必要(インフォームドコンセント)。
  • 4学生は指導者の監督下で実施する(監督なしは不適)。
  • 5学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問50)
PM問51共通
正答3

Brown-Séquard症候群(脊髄半側切断)では、損傷レベル以下の対側に温痛覚障害(外側脊髄視床路の交叉による)が出現する。同側は深部覚・運動麻痺。

  • 1筋強剛は錐体外路症状で本症候群の主症状ではない。
  • 2運動麻痺は損傷と同側(錐体路は延髄で交叉済み)。
  • 3対側に温痛覚障害が出現する(脊髄視床路が脊髄で交叉するため)。
  • 4深部覚障害は同側(後索は延髄まで同側上行)。
  • 5手袋靴下型感覚障害は末梢神経障害の所見。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問51)
PM問52共通
正答2

内側毛帯は後索-内側毛帯系の一部で、触覚・深部覚を視床(VPL核)へ上行性に伝える。

  • 1副神経は運動神経(僧帽筋・胸鎖乳突筋支配)で上行性感覚路ではない。
  • 2内側毛帯は触覚・深部覚を視床へ上行性に伝える。
  • 3皮質橋路は下行性(大脳→橋)。
  • 4赤核脊髄路は下行性運動路。
  • 5皮質脊髄路は下行性運動路。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問52)
PM問53共通
正答25

橈骨神経は腕橈骨筋を支配し、腕神経叢の後神経束から分枝する。

  • 1円回内筋は正中神経支配。
  • 2腕橈骨筋は橈骨神経支配。
  • 3前骨間神経は正中神経の分枝(後骨間神経が橈骨神経の分枝)。
  • 4手掌の皮膚感覚は主に正中神経・尺骨神経支配(橈骨神経は手背橈側)。
  • 5橈骨神経は腕神経叢の後神経束から分枝する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問53)
PM問54共通
正答2

三叉神経(Ⅴ)は橋から出る脳神経。橋と中小脳脚の境界付近から起こる。

  • 1滑車神経(Ⅳ)は中脳背側から出る。
  • 2三叉神経(Ⅴ)は橋から出る。
  • 3舌咽神経(Ⅸ)は延髄から出る。
  • 4動眼神経(Ⅲ)は中脳から出る。
  • 5迷走神経(Ⅹ)は延髄から出る。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問54)
PM問55共通
正答2

広背筋は胸背神経(C6〜C8、腕神経叢後神経束の枝)に支配される。肩関節の内転・内旋・伸展に働き、腋窩後壁を構成する。

  • 1腋窩神経は三角筋・小円筋を支配。
  • 2広背筋は胸背神経支配。
  • 3筋皮神経は上腕屈筋群(上腕二頭筋等)を支配。
  • 4肩甲上神経は棘上筋・棘下筋を支配。
  • 5長胸神経は前鋸筋を支配。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問55)
PM問56共通
正答1

後大脳動脈は視床(視床膝状体動脈等の穿通枝)・後頭葉・側頭葉下面を栄養する。視床が該当。

  • 1視床は後大脳動脈の穿通枝により栄養される。
  • 2被殻は中大脳動脈(レンズ核線条体動脈)。
  • 3淡蒼球は前脈絡叢動脈・中大脳動脈。
  • 4尾状核は前・中大脳動脈。
  • 5扁桃体は前脈絡叢動脈・後大脳動脈枝だが主たる正答は視床。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問56)
PM問57共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。尿路の解剖を問うが、選択肢に複数の正しい記述(男性尿道が前立腺を貫く、尿管口が膀胱底部に開く等)が含まれ、不適切問題として全員正解扱い。

  • 1男性の尿道は前立腺を貫く ── 前立腺部尿道として解剖学的に正しい記述。
  • 2内尿道口は膀胱尖部に開く ── 内尿道口は膀胱頸部(三角の前下角)に開く(尖部ではない)。
  • 3内尿道括約筋は横紋筋である ── 内尿道括約筋は平滑筋(横紋筋は外尿道括約筋)。
  • 4尿管口は膀胱底部に開口する ── 膀胱三角の後上角に開口し、正しい記述。
  • 5膀胱の粘膜は線毛上皮である ── 膀胱粘膜は移行上皮。選択肢1と4がともに正しく、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問57)
PM問58共通
正答2

甲状腺は傍濾胞細胞(C細胞)からカルシトニンを分泌し、血中Ca濃度を低下させる。

  • 1甲状腺の重量は約15-20gである(100gは過大)。
  • 2甲状腺(傍濾胞細胞)はカルシトニンを分泌する。
  • 3副甲状腺は通常4個(上下2対)からなる。
  • 4甲状腺は甲状軟骨の下方に位置する。
  • 5上甲状腺動脈は外頸動脈から分岐する(内頸動脈ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問58)
PM問59共通
正答4

半規管は頭部の回転運動(角加速度)を感知する平衡覚器。

  • 1耳石は前庭(卵形嚢・球形嚢)に存在する(蝸牛管ではない)。
  • 2コルチ器は蝸牛管に存在する(半規管ではない)。
  • 3半規管は前庭神経の支配(蝸牛神経ではない)。
  • 4半規管は頭部の回転運動(角加速度)を感知する。
  • 5蝸牛管は音(リンパの振動)を受容するが、「内リンパの流れ」ではなく基底膜の振動が刺激。半規管が内リンパの流れを感知。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問59)
PM問60共通
正答2

尺骨神経は肘部で肘頭と上腕骨内側上顆の間(肘部管)を通り、体表から触知できる。

  • 1脛骨神経は内果とアキレス腱の間(足根管)を通る(外果ではない)。
  • 2尺骨神経は肘頭と上腕骨内側上顆の間で触知できる。
  • 3正中神経は上腕内側を走行(烏口腕筋の外側ではない)。
  • 4腕神経叢は斜角筋隙・鎖骨上窩で触知(胸鎖乳突筋の頭間ではない)。
  • 5総腓骨神経は腓骨頭後方で触知(膝窩の半腱様筋内側ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問60)
PM問61共通
正答2

平滑筋は主に嫌気的解糖系に依存してエネルギーを産生し、持続的でゆっくりした収縮を行う。

  • 1平滑筋は不随意筋で随意運動はできない。
  • 2平滑筋の代謝は主に解糖系に依存する。
  • 3平滑筋は骨格筋より収縮速度が遅い。
  • 4平滑筋は筋フィラメントが規則的に並ばず横紋を持たない。
  • 5平滑筋は単位断面積あたりの収縮張力は骨格筋と同等かむしろ大きい(小さいは誤り)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問61)
PM問62共通
正答35

疼痛を伝達するのはAδ線維(鋭い一次痛)とC線維(鈍い二次痛)。

  • 1Aα線維は運動・固有感覚(筋紡錘等)を伝導する太い有髄線維。
  • 2Aβ線維は触圧覚を伝導する。
  • 3Aδ線維は鋭い痛み(一次痛)・温度を伝導する。
  • 4B線維は自律神経節前線維。
  • 5C線維は鈍い痛み(二次痛)・温度を伝導する無髄線維。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問62)
PM問63共通
正答5

副交感神経の興奮で直腸平滑筋が収縮し排便を促進する。

  • 1交感神経は散瞳(縮瞳は副交感神経)。
  • 2交感神経は気管支を拡張する(収縮は副交感神経)。
  • 3交感神経は心拍数を増加させる(減少は副交感神経)。
  • 4立毛筋の収縮は交感神経(副交感ではない)。
  • 5副交感神経は直腸平滑筋を収縮させ排便を促進する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問63)
PM問64共通
正答5

動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が増加すると、CO2が水と反応しH+が増えるためpHが低下する(呼吸性アシドーシス)。

  • 1シャントでは血流はあるが換気がない部分で、換気血流比は減少(0に近づく)。
  • 2肺伸展受容器の興奮は吸気を抑制する(Hering-Breuer反射)。
  • 3CO2の拡散能はO2の約20倍高い(O2が高いは誤り)。
  • 4pH増加(アルカローシス)では酸素解離曲線は左方移動する(右方は誤り)。
  • 5PaCO2増加でpHは低下する(呼吸性アシドーシス)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問64)
PM問65共通
正答4

アナフィラキシーショック(I型アレルギー)は肥満細胞(マスト細胞)がIgEを介してヒスタミン等を放出することで生じる。

  • 1B細胞は抗体産生に関与するが即時型反応の主体ではない。
  • 2好中球は細菌貪食が主。
  • 3NK細胞はウイルス感染細胞・腫瘍細胞を攻撃。
  • 4肥満細胞がIgEを介しヒスタミン等を放出しアナフィラキシーを起こす。
  • 5マクロファージは貪食・抗原提示が主。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問65)
PM問66共通
正答3

食事(特に胃への食物流入)により胃大腸反射が生じ、大腸の蠕動が亢進して排便が促される。

  • 1排便中枢は仙髄(S2-4)にある(腰髄ではない)。
  • 2外肛門括約筋は横紋筋(随意筋)である(平滑筋は内肛門括約筋)。
  • 3食事により胃大腸反射が生じる。
  • 4肛門直腸角は体幹前屈(しゃがむ)で鈍角になり排便しやすくなる(鋭角は誤り)。
  • 5便意は直腸壁の伸展刺激で生じる(結腸壁ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問66)
PM問67共通
正答12

肝臓は代謝により熱産生を行う主要臓器(1)。体温の受容器は視床下部の中枢受容器のほか、腹腔内(内臓)にも深部体温受容器が存在する(2)。

  • 1肝臓は代謝による熱産生を行う主要臓器。
  • 2体温の受容器は皮膚・視床下部のほか腹腔(深部)にも存在する。
  • 3体温調節の中枢は視床下部にある(視床ではない)。
  • 4発汗は自律性(自律神経性)体温調節であり、行動性ではない。
  • 5運動による温熱性発汗はエクリン腺の分泌物である(アポクリン腺ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問67)
PM問68共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。男性生殖器の生理を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1勃起中枢は腰髄にある ── 勃起中枢は仙髄(S2-4、副交感)にある。
  • 2射精は交感神経の作用による ── 射精(射出相)は交感神経(L1-2)が関与する。
  • 3機能的な精子形成は50日かかる ── 精子形成には約74日を要する。
  • 4射精時は膀胱内括約筋が収縮する ── 逆行性射精を防ぐため内尿道括約筋が収縮する。
  • 5精子の射精後腟内での寿命は12時間 ── 精子の腟内・女性生殖路での生存期間は数日程度とされる。複数の記述に解釈の幅があり採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問68)
PM問69共通
正答3

呼吸商(RQ=CO2排出量/O2消費量)は栄養素で異なり、糖質1.0・蛋白質0.8・脂質0.7。蛋白質の呼吸商は脂質より大きい。

  • 1呼吸商は換気障害の指標ではなくエネルギー基質の指標。
  • 2長時間運動では脂質利用が増え呼吸商は低下する(増加は誤り)。
  • 3蛋白質の呼吸商(0.8)は脂質(0.7)より大きい。
  • 4糖質燃焼が増えると呼吸商は上昇する(1.0に近づく、低下は誤り)。
  • 5呼吸商はCO2排出量をO2消費量で割った値(引いた値ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問69)
PM問70共通
正答5

前鋸筋(下部)と僧帽筋上部線維はともに肩甲骨の上方回旋に働く(force couple)。上肢挙上時に協働する。

  • 1下制は僧帽筋下部・小胸筋等。
  • 2挙上は僧帽筋上部・肩甲挙筋(前鋸筋は主作用でない)。
  • 3内転は僧帽筋中部・菱形筋。
  • 4下方回旋は菱形筋・小胸筋・肩甲挙筋。
  • 5前鋸筋と僧帽筋上部線維はともに上方回旋に働く(共通作用)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問70)
PM問71共通
正答3

支持基底面は接地している両足底とその間に囲まれた面積を含む。

  • 1幼児の重心は成人より高く、第12胸椎付近など高位。「仙骨のやや前方」は成人の重心(第2仙椎前方)。
  • 2安静立位の重心線は大転子・肩峰等を通り、上前腸骨棘は通らない。
  • 3支持基底面は足底とその間を含む面である。
  • 4Romberg肢位(閉脚)は開脚立位より支持基底面が狭く不安定。
  • 5安静立位でも身体重心は常に前後左右に動揺している(姿勢動揺)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問71)
PM問72共通
正答3

長腓骨筋は足部の外がえし(外反)と底屈に働く。腓骨神経(浅腓骨神経)支配で、外側縦アーチと横アーチの保持にも関与する。

  • 1後脛骨筋は内がえし(内反)に働く。
  • 2長指屈筋は足趾屈曲・内がえし補助。
  • 3長腓骨筋は足部の外がえし(外反)に働く。
  • 4長母指屈筋は母趾屈曲。
  • 5ヒラメ筋は足底屈の主動作筋。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問72)
PM問73共通
正答14

遠心性収縮(筋が伸張されながら張力発揮)は、頭上の手を下ろすとき(三角筋前部が伸びながら制御)と、椅子に座るとき(大腿四頭筋が伸びながら制御)。

  • 1頭上の手を下ろすとき、三角筋前部は遠心性収縮で制御する。
  • 2懸垂で体を上げるときの上腕二頭筋は求心性収縮(短縮)。
  • 3腕立てで肘を伸ばすときの上腕三頭筋は求心性収縮。
  • 4椅子に座るとき大腿四頭筋は遠心性収縮でブレーキをかける。
  • 5つま先立ちのヒラメ筋は求心性収縮(短縮して底屈)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問73)
PM問74共通
正答5

遊脚後期(terminal swing)では、遊脚側下肢が振り出された後、接地に備えてハムストリングス等が働き動きが減速する。

  • 1高齢者では歩幅減少・歩行率変化で歩行比(歩幅/歩行率)はむしろ小さくなる傾向。
  • 2歩行周期中、膝関節は2回屈曲する(立脚期の軽度屈曲と遊脚期の大きな屈曲)。
  • 3股関節伸展が最大になるのは立脚終期(爪先離地の直前)。
  • 4荷重応答期では体重心は足部の直上ではなく後方寄り。立脚中期に足部直上。
  • 5遊脚後期に遊脚側下肢の動きが減速する(接地の準備)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問74)
PM問75共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。ショックの症状を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1血圧上昇 ── ショックでは血圧は低下する。
  • 2呼吸促迫 ── 代償性に頻呼吸となり、ショックの症状として妥当。
  • 3徐脈 ── 多くのショックでは頻脈だが、神経原性等では徐脈もあり得る。
  • 4多尿 ── ショックでは腎血流低下で乏尿となる。
  • 5皮膚紅潮 ── 血液分布異常性ショック初期を除き、通常は蒼白・冷汗。分類により該当が分かれ採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問75)
PM問76共通
正答3

ノロウイルスは汚染された食品・水を介して経口感染する(食中毒・胃腸炎)。

  • 1結核菌は空気(飛沫核)感染。
  • 2破傷風菌は創傷からの経皮感染(土壌中の芽胞)。
  • 3ノロウイルスは経口感染(食品・水・糞口)する。
  • 4コロナウイルスは飛沫・接触感染。
  • 5B型肝炎ウイルスは血液・体液を介した感染。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問76)
PM問77共通
正答1

がんの骨転移による症候は疼痛・病的骨折・脊髄圧迫・高カルシウム血症。振戦は骨転移の症候ではない。

  • 1振戦は骨転移による症候ではない。
  • 2疼痛は骨転移の主症状。
  • 3脊椎転移による脊髄圧迫は重要な症候。
  • 4病的骨折は骨転移の合併症。
  • 5高カルシウム血症は骨破壊による症候。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問77)
PM問78共通
正答1

失血性ショック(循環血液量減少性)では、代償性に交感神経が緊張し末梢血管が収縮して末梢血管抵抗が上昇する。

  • 1失血性ショックでは代償性血管収縮で末梢血管抵抗が上昇する(cold shock)。
  • 2神経原性ショックは血管拡張で抵抗低下(warm shock)。
  • 3敗血症性ショックは血管拡張で抵抗低下。
  • 4副腎機能低下性も血管拡張傾向。
  • 5アナフィラキシーショックは血管拡張で抵抗低下。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問78)
PM問79共通
正答3

社会的に受け入れられない欲求(性欲)を、価値ある活動(スポーツ)に振り向けるのは昇華(sublimation)。

  • 1置き換えは対象を別のものに向け替える(八つ当たり等)。
  • 2合理化はもっともらしい理由づけで正当化する。
  • 3昇華は社会的に許容される形に欲求を振り向ける成熟した防衛機制。
  • 4退行は未熟な発達段階に戻る。
  • 5反動形成は本心と逆の態度をとる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問79)
PM問80共通
正答3

「不治の病で助からない」と身体的健康を過度に悲観する妄想は心気妄想。うつ病の微小妄想(心気・貧困・罪業)の一つ。

  • 1血統妄想は高貴な家系の出という誇大妄想。
  • 2誇大妄想は自己を過大評価する妄想。
  • 3心気妄想は重病・不治の病にかかっているという妄想。うつ病に多い。
  • 4迫害妄想は他者から害を加えられるという妄想。
  • 5被毒妄想は毒を盛られるという妄想。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問80)
PM問81共通
正答45

HDS-R(改訂長谷川式)には数字の逆唱(逆から言う)と、野菜の名前をできるだけ多く言う(語列挙)が含まれる。

  • 1文章を書くのはMMSE(HDS-Rにはない)。
  • 2手の形の模倣はHDS-Rにない。
  • 3図版呼称はHDS-Rにない。
  • 4数字の逆唱はHDS-Rの項目。
  • 5野菜の名前の語列挙はHDS-Rの項目。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問81)
PM問82共通
正答15

AWGS 2019のサルコペニア診断は、筋量低下+(筋力低下 or 身体機能低下)。評価項目は筋量・握力(筋力)・歩行速度(身体機能)。選択肢中は筋量と歩行速度。

  • 1筋量(骨格筋量指数)はサルコペニアの必須評価項目。
  • 2身長は単独の評価項目ではない。
  • 3体重は単独の評価項目ではない。
  • 4骨密度は骨粗鬆症の指標でサルコペニア診断項目ではない。
  • 5歩行速度は身体機能の評価項目。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問82)
PM問83共通
正答34

角膜反射は、三叉神経(求心路:角膜の感覚)と顔面神経(遠心路:眼輪筋の閉眼)で構成される。

  • 1視神経は視覚の求心路で角膜反射には関与しない。
  • 2外転神経は外直筋支配で角膜反射に関与しない。
  • 3顔面神経は角膜反射の遠心路(眼輪筋→閉眼)。
  • 4三叉神経は角膜反射の求心路(角膜の感覚)。
  • 5動眼神経は瞳孔反射・眼球運動に関与するが角膜反射の主経路ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問83)
PM問84共通
正答4

TNM分類は多くの固形がんに共通して用いる病期分類の枠組みで、臓器特異的ではない(T・N・Mの基準は臓器ごとに定義される)。「臓器に特異的な分類」は誤り。

  • 1(正しい):TNMはがんの病期分類である。
  • 2(正しい):T(腫瘍の大きさ・進展)を含める。
  • 3(正しい):M(遠隔転移の有無)を含める。
  • 4(誤り):TNMは多くのがんに共通の枠組みで、臓器特異的な分類ではない。
  • 5(正しい):N(リンパ節転移の有無)を含める。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問84)
PM問85共通
正答3

視床下部はホメオスターシス(体温・摂食・飲水・自律神経・内分泌)の統合中枢である。

  • 1下垂体はホルモン分泌器官で、視床下部の制御を受ける。
  • 2視床は感覚の中継核。
  • 3視床下部はホメオスターシス維持の中枢。
  • 4松果体はメラトニン分泌(概日リズム)。
  • 5脳梁は左右大脳半球を連絡する交連線維。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問85)
PM問86共通
正答5

納豆はビタミンK(納豆菌が産生)を多く含み、ビタミンK拮抗薬であるワルファリンの抗凝固作用を減弱させる。

  • 1ACE阻害薬は納豆の影響を受けない。
  • 2インスリンは納豆の影響を受けない。
  • 3カルシウム拮抗薬はグレープフルーツで作用増強するが納豆は無関係。
  • 4ループ利尿薬は納豆の影響を受けない。
  • 5納豆のビタミンKがワルファリンの作用を減弱させる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問86)
PM問87共通
正答4

集中治療室(ICU)や手術室は、外部からの汚染空気の流入を防ぐため室内を陽圧に調整する(清浄度保持)。

  • 1一般病室は特別な圧調整はしない。
  • 2外来待合室も圧調整はしない。
  • 3機能訓練室も圧調整はしない。
  • 4集中治療室は清浄度保持のため陽圧に調整される。
  • 5感染症隔離室(結核等)は病原体の外部拡散を防ぐため陰圧に調整する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問87)
PM問88共通
正答3

アキレス腱断裂ではThompsonテスト(腓腹筋を握っても足が底屈しない)が陽性となる。

  • 1断裂するとつま先立ち(片脚)は困難になる。
  • 2中年のスポーツ愛好者に多い(学童期ではない)。
  • 3Thompsonテスト陽性(下腿三頭筋把持で底屈が起こらない)。
  • 4足関節底屈位(尖足位)でギプス固定する(背屈位は断端を離開させ禁忌)。
  • 5陳旧例は腱の短縮・退縮のため端々縫合が困難で、腱移植・補強術が必要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問88)
PM問89共通
正答2

手の舟状骨骨折は血行が遠位から近位への逆行性で乏しく、近位骨片が阻血性壊死・偽関節を生じやすい。

  • 1鎖骨遠位部は偽関節を生じることもあるが舟状骨ほど高頻度ではない。
  • 2手の舟状骨は血行の特性から偽関節・阻血性壊死を生じやすい。
  • 3橈骨遠位端は血行が豊富で癒合しやすい。
  • 4中手骨骨幹部は癒合しやすい。
  • 5上腕骨骨幹部は偽関節もあるが舟状骨ほどではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問89)
PM問90共通
正答3

ALSは下位運動ニューロン障害を反映する針筋電図(脱神経所見・線維束性収縮)が診断に最も有用。

  • 1SPECTは脳血流評価でALS診断には不適。
  • 2頭部CTは他疾患の除外に用いるが確定診断にはならない。
  • 3針筋電図は下位運動ニューロン障害(脱神経・再神経支配)を検出し診断に有用。
  • 4頸部超音波はALS診断の主検査ではない。
  • 5体性感覚誘発電位は感覚路の評価でALS(運動系)には不適。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問90)
PM問91共通
正答5

アテトーゼ型脳性麻痺は錐体外路(大脳基底核)障害で、不随意運動(アテトーゼ)が特徴的。痙直型は錐体路障害で痙縮が主。

  • 1視覚障害は両型でみられ、アテトーゼ型に特異的ではない。
  • 2知的障害はむしろ痙直型で合併しやすい。
  • 3てんかんは痙直型で合併が多い。
  • 4歩行障害は両型でみられる。
  • 5不随意運動(アテトーゼ)はアテトーゼ型に特徴的。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問91)
PM問92共通
正答2

糖尿病の三大合併症は網膜症・腎症・神経障害。眼底・尿蛋白・足部感覚・アキレス腱反射は必須検査。聴力は優先度が低い。

  • 1眼底検査は網膜症の評価で優先度が高い。
  • 2聴力は糖尿病合併症の主要検査ではなく優先度が低い。
  • 3尿蛋白は腎症の評価で重要。
  • 4足部感覚は神経障害・足病変の評価で重要。
  • 5アキレス腱反射は末梢神経障害の評価で重要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問92)
PM問93共通
正答5

仙骨(S2-S5)は骨盤輪の一部で可動性が少なく、荷重も分散されるため転移時も相対的に安定性が高い。

  • 1C7-T2(頸胸椎移行部)は可動性が大きく不安定になりやすい。
  • 2T11-L1(胸腰椎移行部)は力学的負荷が集中し不安定。
  • 3L2・L3(腰椎)は荷重負荷が大きい。
  • 4L5・S1(腰仙椎移行部)は負荷が集中。
  • 5S2-S5(仙骨下部)は可動性が少なく安定性が高い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問93)
PM問94共通
正答2

放射線療法の晩期(数か月〜数年後)の副作用に骨壊死(放射線骨壊死)がある。結膜炎・脱毛・宿酔は早期(急性期)副作用。

  • 1結膜炎は早期(急性期)反応。
  • 2骨壊死は晩期(遅発性)の副作用。
  • 3脱毛は早期反応。
  • 4脳浮腫は照射早期〜亜急性。
  • 5放射線宿酔は照射直後の急性反応。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問94)
PM問95共通
正答4

地域包括ケアの「互助」は、住民同士のボランティアや支え合いなど、制度に基づかない相互扶助を指す。

  • 1生活保護は公助(税による制度的支援)。
  • 2介護保険給付は共助(社会保険)。
  • 3市場サービスの購入は自助。
  • 4住民ボランティアの支援は互助(インフォーマルな相互扶助)。
  • 5自身の健康への取り組みは自助。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問95)
PM問96共通
正答1

アルコール依存症では抑うつ(うつ病)が高頻度に併存する(自己治療的飲酒や神経毒性による)。

  • 1抑うつの併存が多い。
  • 2依存が進むと飲酒行動は画一化・単調化する(多様性は失われる)。
  • 3振戦せん妄では見当識障害・意識障害を伴う(保たれない)。
  • 4進行すると耐性が生じ、以前より多い量が必要になる(少ない量ではない)。
  • 5離脱の早期症候群は飲酒中止後6-24時間程度でみられる(72時間は振戦せん妄の時期)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問96)
PM問97共通
正答4

水俣病はメチル水銀(有機水銀)による中枢神経障害。工場排水による環境汚染が原因。

  • 1カドミウムはイタイイタイ病の原因。
  • 2鉛は鉛中毒(貧血・末梢神経障害)。
  • 3マンガンはマンガン中毒(パーキンソニズム)。
  • 4水俣病の原因は有機水銀(メチル水銀)。
  • 5有機リンは農薬中毒(コリンエステラーゼ阻害)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問97)
PM問98共通
正答4

自閉スペクトラム症は、予定変更など環境の変化への適応困難(こだわり・柔軟性の欠如)が特徴。突然の予定変更で感情が乱れる発言がこれを強く示唆。

  • 1発作が心配で移動できないのはパニック症・広場恐怖。
  • 2何度も確認するのは強迫症。
  • 3現実感がないのは離人・現実感消失症。
  • 4予定変更に対応できず感情が乱れるのはASDの柔軟性欠如・こだわりを示唆。
  • 5人前で緊張して話せないのは社交不安症。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問98)
PM問99共通
正答34

ACT(包括型地域生活支援)はチームによるケアマネジメントを行い、必要に応じ短時間でも頻回に訪問する。重度精神障害者が対象。

  • 1ACTは24時間365日対応で日中限定ではない。
  • 2ACTは重度・慢性の精神障害者が対象(軽度ではない)。
  • 3多職種チームによるケアマネジメントを行う。
  • 4短時間でも頻回に訪問する(アウトリーチ)。
  • 5スタッフ1人当たりの受持は10人程度に抑える(25人は多すぎる、低スタッフ比が特徴)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問99)
PM問100共通
正答2

系統的脱感作法では、不安階層表(不安の強さを段階的に並べたリスト)を作成し、弱い不安から順に拮抗条件づけ(リラクゼーション)を行う。

  • 1家族療法は家族システムへの介入で不安階層表は用いない。
  • 2系統的脱感作法は不安階層表を作成する。
  • 3行動活性化技法はうつ病への活動賦活で不安階層表は用いない。
  • 4内観療法は自己洞察を深める技法。
  • 5森田療法は絶対臥褥・あるがままを用い不安階層表は使わない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問100)

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