PT NATIONAL EXAM · 61th

第61回 理学療法士国家試験 正答・解説

2026年2月23日実施

全200問の正答と、Network-Primerによる独自解説。問題文は厚生労働省の公式PDFへのリンクから確認できます。

89.7%合格率
167/277点合格基準
41/117点実地基準
8問採点除外
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午前全100問

AM問1実地
正答5

股関節屈曲測定で膝伸展位のまま屈曲すると、ハムストリングスの緊張ではなく、対側(右)の腸腰筋短縮があると骨盤が引かれて代償が生じる。図の状態は右腸腰筋短縮によりトーマステスト様の肢位を示唆。

  • 1股関節屈曲測定では骨盤を固定し後傾させない。骨盤の動きは代償となる。
  • 2股関節屈曲の基本軸は体幹と平行な線(矢状面)で、大転子を通る水平線ではない。
  • 3股関節屈曲の参考可動域は125度である。150度ではない。
  • 4屈曲制限因子は主にハムストリングスや後方関節包。腸骨大腿靱帯は伸展制限因子。
  • 5測定側でない右股関節が伸展できず持ち上がる場合、右腸腰筋(股関節屈筋)の短縮が疑われる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問1)
AM問2実地
正答3

段階1(筋収縮のみ、関節運動なし)の検査で図の肢位から短腓骨筋を触診。短腓骨筋は外果後方を通り第5中足骨底に停止し、足の外がえしに働く。

  • 1後脛骨筋は内がえしに働き、内果後方を通る。
  • 2前脛骨筋は足背屈・内がえしで、下腿前面にある。
  • 3短腓骨筋は足の外がえしに働き、外果後方で触知できる。段階1では収縮を触診で確認。
  • 4長母指屈筋は母指の屈曲に働く。
  • 5ヒラメ筋は足底屈の主動作筋で下腿後面深部にある。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問2)
AM問3実地
正答5

下腿義足でソケットの初期屈曲角が大きすぎると、立脚後期に体重心が膝軸後方を通りやすくなり膝折れ(膝屈曲モーメント増大)が生じる。

  • 1前足部が硬すぎるとむしろ立脚後期に膝伸展方向へ働き、膝折れは生じにくい。
  • 2靴の踵が低いと背屈方向となり、膝は安定方向(伸展)に働く。
  • 3足部が底屈しすぎると膝伸展モーメントが増え、膝折れは起きにくい(反張膝方向)。
  • 4ソケットが後方すぎることも膝折れの一因となりうるが、図の義足では初期屈曲角の過大が直接原因である。
  • 5ソケット初期屈曲角が大きすぎると膝軸に対し荷重線が後方を通り、立脚後期に膝折れが生じる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問3)
AM問4実地
正答1

右上下肢で押して正中位への修正に抵抗する=Pusher現象(プッシャー症候群)。これを評価するのはSCP(Scale for Contraversive Pushing)。

  • 1SCPはPusher現象(対側への押しつけ)を定量評価する尺度。本症例の病態に最適。
  • 2SLTAは標準失語症検査。失語の記載はない。
  • 3TMTは注意・遂行機能検査。
  • 4WAIS-Ⅳは知能検査。
  • 5WCSTは前頭葉機能(概念転換)検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問4)
AM問5実地
正答5

Pusher現象では非麻痺側へ重心移動できないことが移乗自立を妨げる。リーチ動作を用いて非麻痺側へ能動的に重心移動する練習が最も適切。

  • 1閉眼では視覚による垂直定位の手がかりが失われ、Pusherが悪化する。
  • 2右上下肢の関節可動域運動はPusher改善に直接寄与しない。
  • 3右大腿四頭筋の筋力増強は押しつけをむしろ強める可能性。
  • 4手すりを持つと押しつけの支点を与え、Pusherを助長しうる。
  • 5非麻痺側へのリーチ動作で能動的に重心移動を促し、垂直定位を再学習させる。
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AM問6実地
正答3

Barthel Index各項目を積算する。食事10+移乗15+整容5+トイレ動作10+入浴0+歩行(車椅子含む/介助)+更衣5+排便10+排尿10+階段0を合計すると65点となる。

  • 155点は複数項目を過小評価した値。
  • 260点は1項目分低い計算。
  • 3各項目を正しく積算すると65点。移乗自立15点、排泄コントロール良好、食事・整容自立、更衣/歩行は部分介助、入浴・階段は介助を反映。
  • 470点は歩行を自立換算するなど過大評価。
  • 575点はさらに過大。
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AM問7実地
正答4

β遮断薬内服中の心不全患者。心電図でP波があり整だが心拍数が遅い波形=洞性徐脈。β遮断薬は洞結節を抑制し徐脈を来す。

  • 1心室期外収縮は幅広いQRSが早期に出現する。
  • 2心房細動はP波消失+RR不整。
  • 3心房粗動は鋸歯状のF波。
  • 4β遮断薬による洞性徐脈。P波は正常でRR間隔が延長し規則的。
  • 5Ⅲ度房室ブロックはP波とQRSが完全に解離する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問7)
AM問8実地
正答2

mMRC Grade1は「平地を急ぎ足で歩く、または緩やかな上り坂を歩くときに息切れがある」。本症例(緩やかな上り坂や早歩きで息切れ)はGrade1に該当する。

  • 1Grade0は激しい運動時のみ息切れ。
  • 2Grade1は平地の急ぎ足や緩やかな坂で息切れがある。本症例に合致。
  • 3Grade2は同年代より平地歩行が遅い、息継ぎで立ち止まるレベルで、本症例より重い。
  • 4Grade3は平地約100m〜数分で息切れ。
  • 5Grade4は着替えでも息切れし外出困難。
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AM問9実地
正答5

高用量昇圧剤で血圧を維持する不安定な循環動態。能動的運動は禁忌に近く、下肢への神経筋電気刺激(NMES)が最も安全に廃用予防できる。

  • 1能動的座位は循環変動を招き、高用量昇圧剤下では危険。
  • 2呼吸筋トレーニングは循環動態が不安定な時期には優先度が低い。
  • 3持久性運動は循環負荷が大きく不適。
  • 4股関節伸展ROMも侵襲的で優先度は低い。
  • 5NMESは能動的な循環負荷をかけずに下肢筋の廃用を予防でき、鎮静・昇圧剤下でも実施可能。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問9)
AM問10実地
正答3

12歳、下腿近位部(脛骨近位)の腫脹・安静時痛、X線/MRI異常、ALP上昇。骨肉腫の好発年齢・部位・所見に合致。ALP上昇は骨形成の亢進を反映。

  • 1骨挫傷はALP上昇や進行性腫瘤を来さない。
  • 2骨髄炎なら炎症反応が上昇するが本例は正常。
  • 3骨肉腫は10歳代・膝周囲(脛骨近位/大腿骨遠位)に好発し、ALP上昇を伴う。
  • 4軟骨肉腫は中高年に多い。
  • 5疲労骨折はALP著明上昇や腫瘤を来さない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問10)
AM問11実地
正答35

低出生体重児のポジショニングは屈曲位・正中位指向が基本。肩甲帯前方突出位と股関節内外転中間位で、子宮内姿勢に近い安定した屈曲肢位を作る。

  • 1頭部伸展位は反り返りを助長し不適。
  • 2体幹伸展位は屈曲優位の発達を妨げる。
  • 3肩甲帯前方突出位は上肢を体幹前方にまとめ、正中位指向を促す。
  • 4肩関節外転位は肢を開き不安定にする。
  • 5股関節内外転中間位は生理的な屈曲・中間位で安定する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問11)
AM問12実地
正答1

病的反射(Babinski反射など)の正しい検査手技を示す図を選ぶ。Babinski反射は足底の外側縁を踵から母趾方向へゆっくりこすり、母趾の背屈(と他趾の開扇)をみる。選択肢1がこの正しい手技を示している。

  • 1足底外側縁を踵から前方へこする、Babinski反射の正しい検査手技。
  • 2刺激部位または刺激方向が病的反射の手技として誤っている。
  • 3誤った刺激部位・手技。
  • 4誤った刺激部位・手技。
  • 5誤った刺激部位・手技。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問12)
AM問13実地
正答4

T6以上の脊髄損傷で頭痛・顔面紅潮・発汗・著明な高血圧=自律神経過反射。誘因の多くは膀胱充満・便秘。排尿・排便状況の確認が適切。

  • 1自律神経過反射では徐脈を来すことが多い(頻脈ではない)。
  • 2臥位ではなく座位(頭を高く)にして血圧を下げる。
  • 3脳出血など重篤な合併症を生じうる緊急事態。
  • 4最多の誘因である膀胱充満・便秘を確認し原因を除去する。
  • 5一般にT6以上の損傷で生じ、腰髄損傷では起きにくい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問13)
AM問14実地
正答3

末梢動脈疾患FontaineⅡ度(間欠性跛行)の連続歩行能力改善には、監視下運動療法(トレッドミル歩行練習)が第一選択でエビデンスが高い。

  • 1寒冷療法は末梢循環を悪化させ禁忌。
  • 2足底挿板は変形のない本例には適応が薄い。
  • 3監視下トレッドミル歩行練習が間欠性跛行の歩行距離延長に最も有効。
  • 4コンプレッションポンプは静脈・リンパ系の治療で動脈疾患には不適。
  • 5他動ROMは歩行能力改善に寄与しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問14)
AM問15実地
正答1

良性発作性頭位めまい症(BPPV)は耳石置換法が第一選択。後半規管型に対するEpley法で耳石を卵形嚢へ戻す。

  • 1Epley法(耳石置換法)はBPPVの根本治療。発症早期から実施可能。
  • 2歩行安定性に問題なく杖歩行練習は不要。
  • 3閉眼バランス練習はBPPVの治療にならない。
  • 4頭部回旋を避ける指導は代償的で根本治療でない。
  • 5頸部筋力増強はBPPVと無関係。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問15)
AM問16実地
正答4

多発性硬化症で頸部前屈時に脊柱に沿って電撃痛が走る=Lhermitte徴候。頸髄後索の脱髄病変を示唆。

  • 1Barré徴候は錐体路障害の上肢挙上検査。
  • 2Gowers徴候は筋ジストロフィーの登攀性起立。
  • 3Horner徴候は縮瞳・眼瞼下垂・発汗低下。
  • 4Lhermitte徴候は頸部前屈で背部~下肢に電撃痛が走る、MSに特徴的な所見。
  • 5Uhthoff徴候は体温上昇で症状悪化する現象。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問16)
AM問17実地
正答5

ALSで下肢筋力低下・鶏歩(下垂足)がある。過負荷は禁忌だが、プラスチックAFOで下垂足を補正した歩行練習が最も適切。

  • 1ADL自立段階で車椅子操作練習は時期尚早。
  • 2漸増抵抗運動(高負荷)はALSでは過用性筋力低下を招き禁忌。
  • 3両松葉杖は上肢にも負担で、この段階では過剰。
  • 4ALSは運動神経疾患で感覚は保たれ、感覚再教育は不要。
  • 5プラスチックAFOで下垂足を補正し、安全な歩行を維持する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問17)
AM問18実地
正答2

肥満・高血圧のメタボリックシンドロームには、関節負荷が少なく強度調整しやすい有酸素運動が適切。自転車エルゴメーターが最適。

  • 1階段昇降は膝への負担が大きい。
  • 2自転車エルゴメーターは非荷重で膝負担が少なく、有酸素運動として強度管理も容易。
  • 3腹筋トレーニングは無酸素・局所運動で減量効果が低い。
  • 4プランクは静的な体幹運動で有酸素運動ではない。
  • 5ランニングは体重90kgでは膝・腰への衝撃が大きい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問18)
AM問19実地
正答2

入院に伴う安静で生じた活動制限=HAD(Hospitalization Associated Disability、入院関連機能障害)。廃用による生活機能低下。

  • 1AE(急性増悪)は疾患自体の悪化を指す。
  • 2HADは入院中の安静により生じる新たな生活機能低下。本例に合致。
  • 3ICU-AWはICU在室に伴う筋力低下で、一般病棟の本例とは異なる。
  • 4NYHA Ⅰは無症状の心機能分類で状態説明にならない。
  • 5PICSは集中治療後症候群でICU治療歴が前提。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問19)
AM問20実地採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。臨床実習の参加レベル(見学・共同参加・実施)と内容の組合せの妥当性を問うが、設問・選択肢に不備があり全員正解扱い。

  • 1見学:歩行器での歩行練習 ── 見学レベルとして妥当な組合せ。
  • 2共同参加:車椅子からの移乗動作介助 ── 指導者と共に行う共同参加として妥当。
  • 3共同参加:左右の大腿周径の計測 ── 侵襲が少なく共同参加として妥当。
  • 4実施:右大腿四頭筋セッティング ── 低リスクで学生実施が可能。
  • 5実施:右膝関節の他動的な関節可動域運動 ── 術後3日の関節に学生単独実施はリスクがあり、この組合せの適否が争点となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問20)
AM問21一般
正答3

腕橈骨筋反射の反射中枢はC5・C6。深部反射と髄節レベルの正しい対応を選ぶ。

  • 1上腕二頭筋反射はC5・C6(C3・C4ではない)。
  • 2上腕三頭筋反射はC7・C8(C4・C5ではない)。
  • 3腕橈骨筋反射はC5・C6が反射中枢。正しい。
  • 4膝蓋腱反射はL2~L4(T12・L1ではない)。
  • 5アキレス腱反射はS1・S2(L3・L4ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問21)
AM問22一般
正答5

安静立位の重心線は、乳様突起→肩峰→大転子→膝関節前部→外果の前方を通る。外果の前方が正しい。

  • 1耳垂ではなく乳様突起の前を通る(耳垂の後方でなく概ね通過点)。表現として不正確。
  • 2重心線は肩峰を通る(前方ではない)。
  • 3大転子を通る(前方ではない)。
  • 4膝蓋骨後方~膝関節前部を通り、膝蓋骨の前方ではない。
  • 5重心線は外果の前方2~6cmを通過する。正しい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問22)
AM問23一般
正答2

COPDでは上肢挙上を伴う動作で呼吸補助筋が使えず息切れが強い。洗髪は上肢を挙上・保持するため最も息切れが生じやすい。

  • 1食事は上肢挙上が少なく息切れは軽い。
  • 2洗髪は両上肢を頭上に挙げ保持するため、呼吸補助筋が使えず息切れが最も強い。
  • 3排尿は軽負荷。
  • 4歯磨きは上肢挙上が軽度。
  • 5ズボンの着脱は前かがみだが上肢挙上保持は少ない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問23)
AM問24一般
正答5

長下肢装具では、大腿下位半月から膝継手までの距離と、下腿半月から膝継手までの距離が等しくなるように配置し、装具の力学的バランスを取るのが正しい。

  • 1外側支柱の高さは大転子の1〜2cm下(会陰部より下)に留める。大転子そのものではない。
  • 2下腿半月は腓骨頭の2〜3cm下に置く(腓骨頭直下は腓骨神経麻痺のリスク)。5〜6cm下は下すぎる。
  • 3膝継手は膝関節裂隙〜内転筋結節の高さに合わせる。「大腿骨顆部2〜3cm下」は不正確。
  • 4足継手は内果と外果の中央ではなく、やや後方(解剖学的足関節軸)に合わせる(Lauge基準では内果下端やや後方)。表現として不適。
  • 5大腿下位半月〜膝継手の距離と下腿半月〜膝継手の距離を等しくして力学的バランスを取るのが正しい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問24)
AM問25一般
正答3

有酸素運動を継続すると善玉のHDLコレステロールが増加する。中性脂肪・LDL・内臓脂肪・IMTは減少する。

  • 1中性脂肪は有酸素運動で減少する。
  • 2内臓脂肪は減少する。
  • 3HDLコレステロール(善玉)は有酸素運動の継続で増加する。
  • 4LDLコレステロール(悪玉)は減少する。
  • 5IMT(動脈硬化指標)は改善(減少・進行抑制)する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問25)
AM問26一般
正答1

正の転移とは、既習の運動技能が新しい類似技能の習得を促進すること。ソフトボール経験が野球投球の習得を早めるのは正の転移の典型例。

  • 1正の転移=先行学習が後続の類似課題の習得を促進する。ソフト→野球投球はその例。
  • 2エラーレス学習は誤りを起こさせない学習法。二重課題(歩行+計算)の説明は誤り。
  • 3同時フィードバックは動作と同時に情報提供すること。動画を後で確認は「遅延フィードバック」。
  • 4パフォーマンスの知識(KP)は動作の質に関する情報。荷重量を伝えるのは結果の知識(KR)。
  • 5メンタル・プラクティスはイメージ練習。試行錯誤の反復は該当しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問26)
AM問27一般
正答5

SF-36は健康関連QOLを測る包括的尺度で、8つの下位尺度(身体機能、日常役割機能、体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、心の健康など)を持つ。社会生活機能の質問が含まれる。

  • 1SF-36はIADLの指標ではなくQOL尺度。
  • 2下位尺度は8つ(5つではない)。
  • 3自記式の主観的評価であり客観的指標ではない。
  • 4健常高齢者も対象に含まれる。
  • 5社会生活機能(social functioning)は8下位尺度の一つとして含まれる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問27)
AM問28一般
正答1

3群以上の連続変数(正規分布)の平均値の差を検定するのは一元配置分散分析(one-way ANOVA)。

  • 1一元配置分散分析は3群以上の平均値の差を同時に検定する。
  • 2カイ二乗検定は名義尺度の関連(頻度)を検定する。
  • 3重回帰分析は複数の説明変数から連続変数を予測する。
  • 4Log-rank検定は生存曲線の比較。
  • 5Mann-WhitneyのU検定は2群の順位比較(ノンパラメトリック)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問28)
AM問29一般
正答5

車椅子自走のスロープ勾配は1/12以下が推奨。25cm(0.25m)の段差なら0.25×12=3.0mが必要。

  • 11.0mでは勾配1/4で急すぎる。
  • 21.5mは1/6で自走には急。
  • 32.0mは1/8で推奨より急。
  • 42.5mは1/10でまだ推奨(1/12)に満たない。
  • 53.0mで勾配1/12となり、車椅子自走に適切な基準を満たす。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問29)
AM問30一般
正答14

半月板損傷の誘発テストはApleyテスト(圧迫回旋)とMcMurrayテスト(屈伸+回旋)。

  • 1Apley(compression)テストは半月板損傷の圧迫回旋テスト。
  • 2Elyテストは大腿直筋の短縮テスト。
  • 3Lachmanテストは前十字靱帯損傷のテスト。
  • 4McMurrayテストは半月板損傷の代表的誘発テスト。
  • 5Patrickテスト(FABER)は股関節・仙腸関節の検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問30)
AM問31一般
正答4

ICFの「活動と参加」に含まれるのは対人関係(第7章 対人関係)。態度・支援と関係は環境因子、認知・行動様式は心身機能寄り。

  • 1態度は環境因子(第4章)。
  • 2認知は心身機能に近い。
  • 3行動様式は活動と参加の項目名としては不適。
  • 4対人関係はICF活動と参加の第7章に含まれる。
  • 5支援と関係は環境因子(第3章)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問31)
AM問32一般
正答3

加齢性筋萎縮(サルコペニア)では、抗重力筋(下肢・体幹の姿勢保持筋)の筋力トレーニングが日常生活機能維持に最も重要。

  • 1高齢者には短期集中でなく、継続的・漸進的な負荷が適する。
  • 2加齢では速筋(TypeⅡ)線維が優先的に萎縮するため、Type Ⅱの強化を意識する。
  • 3抗重力筋の筋力トレーニングは立位・歩行など生活機能維持に直結し最も適切。
  • 4併存疾患があっても安全に配慮して集団運動は実施可能。除外する必要はない。
  • 5高齢者には最大負荷の90%は高すぎ危険。中等度(60-80%)で行う。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問32)
AM問33一般
正答5

SIAS(脳卒中機能評価法)には非麻痺側大腿四頭筋の筋力(非麻痺側の握力・筋力)評価項目が含まれる。

  • 1注視はSIASの項目ではない。
  • 2痛覚は含まれない(触覚・位置覚を評価)。
  • 3病的反射は項目でない。
  • 4膝関節可動域そのものは評価項目でない。
  • 5SIASは非麻痺側機能(健側大腿四頭筋筋力・握力)を評価項目に含む。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問33)
AM問34一般
正答4

底屈制動式(後方制動)短下肢装具は、遊脚期の足尖引っかかり(下垂足・内反尖足)を防ぐ。脳卒中片麻痺では下肢BRSステージⅤでも痙性による内反尖足が残存することが多く、AFOの適応となる。

  • 1pogo-stick装具は主に下肢切断者などに用い、脳性麻痺の標準装具ではない。
  • 2交互歩行装具(RGO)は対麻痺・二分脊椎に用いるが、機能残存レベルT10では体幹〜股のコントロールが不十分で、RGO単独歩行の適応としては不適切な組合せ。
  • 3コックアップ・スプリントは橈骨神経麻痺(下垂手)に用いる。正中神経麻痺(猿手)ではなく組合せが誤り。
  • 4足関節底屈制動式AFOは遊脚期の下垂足・内反尖足を制動する。脳卒中片麻痺(下肢BRS Ⅴ)でも痙性内反尖足に対し適応となり、組合せとして適切。
  • 5ハロー・ベストは頸椎(環軸椎・上位頸椎)の固定に用い、腰部脊柱管狭窄症には使わない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問34)
AM問35一般
正答1

Down症候群乳児は筋緊張低下が特徴で、関節拘縮は生じにくい。よって関節拘縮予防の優先度が最も低い。摂食・抱き方・コミュニケーション・家族支援が優先。

  • 1Down症候群は低緊張が特徴で拘縮を生じにくく、拘縮予防の優先度は最も低い。
  • 2哺乳・摂食の問題が多く、離乳食の摂食指導は重要。
  • 3家族のストレス対処は育児支援として重要。
  • 4低緊張のため姿勢の安定を促す抱き方の指導は重要。
  • 5発達支援としてコミュニケーションの取り方指導は重要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問35)
AM問36一般
正答4

慢性疼痛は生物・心理・社会的要因が複雑に絡むため、多職種チームによる集学的アプローチが望ましい。

  • 1慢性疼痛に手術が第一に勧められるわけではない。
  • 2要因は多面的で1つに絞れないことが多い。
  • 3慢性疼痛は通常3か月以上持続するものを指す(1~2か月は急性~亜急性)。
  • 4多職種(医師・PT・OT・心理・看護等)の集学的介入が望ましい。
  • 5治療目標は痛みゼロではなく、QOL・活動性の向上に置く。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問36)
AM問37一般
正答2

注意障害を評価するのはCAT(標準注意検査法:Clinical Assessment for Attention)。

  • 1BITは半側空間無視の検査。
  • 2CATは注意機能(持続・選択・分配・転換)を評価する標準検査。
  • 3RBMTは日常記憶の検査。
  • 4SLTAは失語症の検査。
  • 5VPTAは視覚失認の検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問37)
AM問38一般
正答5

完全型腕神経叢損傷では、神経叢全体が障害され近位(肩)から遠位(手指)まで全ての運動障害が生じる。

  • 1末梢神経損傷では深部腱反射は低下・消失する(亢進しない)。
  • 2完全型(引き抜き損傷)では自然回復は期待できない。
  • 3下位型(C8-T1)では手内筋が障害され、肘屈曲(C5-6)は保たれる。
  • 4上位型(C5-6:Erb麻痺)では肩・肘が障害され、手指巧緻運動(C8-T1)は保たれる。
  • 5完全型では近位から遠位まで全ての運動障害がみられる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問38)
AM問39一般
正答2

外的刺激(視覚・聴覚など)に基づく運動の準備・計画に関わるのは運動前野(premotor area)。内的に生成する運動は補足運動野が担う。

  • 1小脳は運動の協調・タイミング調整。
  • 2運動前野は外的手がかりに基づく運動の準備に関与する。
  • 3一次運動野は運動の実行(指令送出)。
  • 4大脳基底核は運動の開始・抑制・自動化。
  • 5補足運動野は内的に生成される(自発的)運動系列の準備を担う。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問39)
AM問40一般
正答4

Hoehn&YahrステージⅡは、両側性の障害があるが姿勢反射障害(バランス障害)はない段階。両上肢の固縮(両側性症状)がⅡの判断根拠。

  • 1四肢の拘縮は重症度分類の直接指標ではない。
  • 2頻回の転倒は姿勢反射障害を伴うステージⅢ以上。
  • 3起立性低血圧は自律神経症状で病期分類の指標でない。
  • 4両上肢の固縮=両側性症状はステージⅡ(両側性、姿勢反射障害なし)を示す。
  • 5Romberg徴候(姿勢バランス)はⅢ以上を示唆。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問40)
AM問41一般
正答1

大動脈解離のリハ開始基準で基準範囲内なのはRASS -1(軽い鎮静、呼びかけで開眼)。他は逸脱値。

  • 1RASS -1(傾眠傾向、10秒以上の開眼・アイコンタクト)は開始可能な鎮静レベル。
  • 2体温38.8℃は発熱で基準を逸脱(通常38℃未満)。
  • 3呼吸数38回/分は頻呼吸で基準外(目安<30回/分)。
  • 4SaO2 85%は低酸素で基準外(目安≥90%)。
  • 5FiO2 0.7は高濃度酸素依存で基準外(目安≤0.6)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問41)
AM問42一般採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。MMT段階2を座位で行う筋の組合せを問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1棘下筋 ── 肩関節外旋筋。段階2の検査肢位が争点。
  • 2三角筋後部 ── 肩関節水平外転。
  • 3前鋸筋 ── 肩甲骨外転(前方突出)。
  • 4大腰筋 ── 股関節屈曲。
  • 5縫工筋 ── 股関節屈曲・外転・外旋、膝屈曲。座位で重力除去した検査肢位の解釈が分かれ、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問42)
AM問43一般
正答5

起立性低血圧の予防にはヘッドアップ(ギャッチアップ)座位で徐々に頭位を上げ、起立耐性を高めるのが正しい。

  • 1筋萎縮の予防は運動(筋収縮)で、ポジショニングのみでは不十分。
  • 2骨萎縮の予防は荷重・運動で、弾性ストッキングは静脈血栓予防。
  • 3関節拘縮の予防はROM運動が主で、下肢外転枕は脱臼予防等。
  • 4静脈血栓症の予防は弾性ストッキング・早期離床・薬物で、斜面台立位は起立性低血圧対策。
  • 5起立性低血圧の予防にはギャッチアップ座位で段階的に頭位を上げ起立耐性を養う。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問43)
AM問44一般
正答23

COPDでは気流閉塞・エアトラッピングにより機能的残気量(FRC)と全肺気量(TLC)が増加する。

  • 11秒量(FEV1)は気流閉塞により低下する。
  • 2機能的残気量(FRC)はエアトラッピングで増加する。
  • 3全肺気量(TLC)は肺の過膨張により増加する。
  • 4ピークフロー(PEF)は低下する。
  • 5予備吸気量(IRV)は肺の過膨張により減少する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問44)
AM問45一般
正答5

腹臥位では重力により肺の腹側(下側になる背側優位から変化)へ血流分布が変化し、換気血流比が改善する。背臥位に比べ腹側(前胸部側)への血流分布が増える。

  • 1腹臥位は上部胸式呼吸を特に促進しない。
  • 2排痰は体位ドレナージの原理で、腹臥位が特に左舌区の排痰を促すわけではない。
  • 3腹臥位で肺活量が座位より増加はしない。
  • 4換気分布は重力依存で、肺尖部に特に多く分布はしない。
  • 5腹臥位では背臥位に比べ肺の腹側への血流分布が増え、換気血流不均衡が改善する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問45)
AM問46一般
正答1

関節リウマチでは関節に負担の少ない等尺性運動で筋力を維持するのが基本。関節を動かさず筋収縮を行う。

  • 1等尺性運動は関節を動かさず筋力を維持でき、RAに適する。
  • 2関節強直(骨性癒合)した関節にROM運動を行っても可動域は改善せず無意味。
  • 3ムチランス変形(高度破壊)に他動運動は危険で不適。
  • 4活動期(炎症期)の関節に温熱療法は炎症を助長し禁忌(冷却が適する)。
  • 5環軸椎亜脱臼がある場合、頸椎可動域運動は脊髄損傷リスクで禁忌。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問46)
AM問47一般
正答5

急性灰白髄炎(ポリオ)の病原体はポリオウイルスで、細菌ではない。組合せの誤りを選ぶ問題。

  • 1(正しい):Creutzfeldt-Jakob病はプリオンが原因。
  • 2(正しい):エイズ脳症はHIV(ウイルス)が原因。
  • 3(正しい):進行麻痺は梅毒トレポネーマ(スピロヘータ)が原因。
  • 4(正しい):日本脳炎は日本脳炎ウイルスが原因。
  • 5(誤り):急性灰白髄炎(ポリオ)はポリオウイルスが原因で、細菌ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問47)
AM問48一般
正答5

評価の統合・解釈は検査結果を関連づけ意味を考察する過程。単に結果を羅列するのは統合・解釈ではなく誤り。

  • 1(正しい):症候障害学的に病態を捉えるのは適切。
  • 2(正しい):各検査結果の意味を考えるのは統合・解釈の基本。
  • 3(正しい):問題点の順序性(優先順位)を考慮するのは適切。
  • 4(正しい):検査項目間の関係性を考えるのは統合・解釈そのもの。
  • 5(誤り):考察は結果を関連づけ解釈するもので、単なる羅列は統合・解釈ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問48)
AM問49一般
正答23

職業倫理として個人情報保護法の遵守と患者の自己決定権の尊重は正しい。

  • 1医療倫理は4原則(自律・善行・無危害・正義)で3原則ではない。
  • 2個人情報保護法の遵守は職業倫理の基本。
  • 3患者の自己決定権(自律尊重)の尊重は医療倫理の中核。
  • 4Hippocratesの誓いは医師の倫理で、理学療法士固有の職業倫理ではない。
  • 5免許取消しは厚生労働大臣が行う(都道府県知事ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問49)
AM問50一般
正答5

災害時に被災者の生活機能維持・リハビリ支援を行うチームはJRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)。

  • 1ACTは重度精神障害者の地域包括支援チーム。
  • 2DHEATは災害時健康危機管理支援チーム(行政保健支援)。
  • 3DMATは災害急性期の医療(救命)チーム。
  • 4DPATは災害精神医療チーム。
  • 5JRATは災害時に生活機能・リハビリテーション支援を行うチーム。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問50)
AM問51共通
正答1

三角骨(手根骨近位列の尺側)は橈側で月状骨と接し、掌側に豆状骨が乗り、遠位で有鈎骨と接する。選択肢中では月状骨が接する。

  • 1三角骨は近位手根列で月状骨と橈側で接する。
  • 2舟状骨は近位列橈側にあり三角骨と接しない。
  • 3小菱形骨は遠位列にあり接しない。
  • 4大菱形骨は遠位列橈側で接しない。
  • 5有頭骨は遠位列中央で三角骨とは直接接しない(有鈎骨を介する)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問51)
AM問52共通
正答4

白線(linea alba)は腹部正中を縦走する腱膜で、腹直筋の内側縁(腹直筋鞘の癒合部)に存在する。

  • 1僧帽筋は背部の筋で白線を持たない。
  • 2上腕二頭筋は上肢の筋。
  • 3大胸筋は胸部の筋。
  • 4白線は腹直筋の正中で左右の腹直筋鞘が癒合して形成される。
  • 5半膜様筋は大腿後面の筋。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問52)
AM問53共通
正答5

中心後回(頭頂葉)は一次体性感覚野(S1)で、触覚・位置覚等の体性感覚を受容する。

  • 1一次運動野は中心前回(前頭葉)。
  • 2一次嗅覚野は側頭葉内側(梨状皮質等)。
  • 3一次視覚野は後頭葉。
  • 4一次聴覚野は側頭葉(横側頭回)。
  • 5中心後回は一次体性感覚野。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問53)
AM問54共通
正答3

外側毛帯(lateral lemniscus)は聴覚伝導路で、蝸牛神経核からの聴覚情報を下丘・内側膝状体へ伝える。

  • 1嗅覚は嗅索を通り毛帯を経ない。
  • 2視覚は視索・視放線を通る。
  • 3外側毛帯は聴覚情報を伝導する。
  • 4痛覚は外側脊髄視床路→内側毛帯系とは別経路(前外側系)。
  • 5深部覚(触・圧・固有覚)は内側毛帯を通る。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問54)
AM問55共通
正答3

動脈壁は内膜・中膜・外膜の3層構造からなる。中膜に平滑筋・弾性線維が発達している。

  • 1弁があるのは静脈(動脈にはない)。
  • 2容量血管とよばれるのは静脈(血液を貯留)。
  • 3動脈壁は内膜・中膜・外膜の3層構造からなる。
  • 4動脈は静脈より血流速度が速い。
  • 5血管平滑筋には交感神経が分布する(副交感ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問55)
AM問56共通
正答2

咽頭(上咽頭)は耳管を介して中耳(鼓室)と交通する。

  • 1鼻前庭は皮膚(重層扁平上皮・鼻毛)で覆われ、粘膜ではない。
  • 2咽頭は耳管を介して中耳と交通する。
  • 3喉頭は上気道に含まれる(下気道は気管以下)。
  • 4気管は第6頸椎の高さ(輪状軟骨下縁)から始まる(第4頸椎ではない)。
  • 5蝸牛管では基底膜の振動が受容器(有毛細胞)を刺激する。内リンパの流れを感知するのは半規管。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問56)
AM問57共通
正答5

自由神経終末は被膜を持たない神経終末で、痛覚(および温度覚)を受容する。

  • 1圧覚はPacini小体・Ruffini終末等の被包性受容器。
  • 2関節の動きは関節受容器・固有受容器。
  • 3筋の伸展は筋紡錘。
  • 4触覚はMeissner小体・Merkel盤。
  • 5自由神経終末は痛覚を受容する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問57)
AM問58共通
正答5

上前腸骨棘(ASIS)のすぐ遠位で触知でき、ASISから起始するのは縫工筋。

  • 1大腿直筋は下前腸骨棘(AIIS)から起始し、ASIS遠位ではない。
  • 2薄筋は恥骨から起始し大腿内側にある。
  • 3半腱様筋は坐骨結節から起始。
  • 4半膜様筋も坐骨結節から起始。
  • 5縫工筋はASISから起始し、そのすぐ遠位で筋緊張を触知できる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問58)
AM問59共通
正答3

Scarpa三角(大腿三角)には大腿神経・大腿動静脈が通る。「Scarpa三角:大腿神経」が正しい組合せ。

  • 1Frohseアーケードは後骨間神経(橈骨神経深枝)が通る(坐骨神経ではない)。
  • 2Guyon管は尺骨神経が通る(正中神経ではない)。
  • 3Scarpa三角(大腿三角)を大腿神経が通る。
  • 4手根管は正中神経が通る(尺骨神経ではない)。
  • 5タバコ窩(解剖学的嗅ぎタバコ入れ)には橈骨動脈が通る(後骨間神経ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問59)
AM問60共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。扁平上皮の存在部位を問うが、選択肢に複数該当(腟・結膜・食道等が重層扁平上皮)があり不適切問題として全員正解扱い。

  • 1胃 ── 単層円柱上皮で覆われる(扁平上皮ではない)。
  • 2気管 ── 多列線毛円柱上皮。
  • 3結膜 ── 重層円柱〜扁平上皮で、部位により扁平上皮を含む。
  • 4腟 ── 重層扁平上皮で覆われる。
  • 5尿管 ── 移行上皮(尿路上皮)。腟・結膜など複数が扁平上皮を含みうるため採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問60)
AM問61共通
正答3

骨格筋の筋線維内では、筋原線維が筋節(サルコメア)に細分化される。筋節が収縮の基本単位。

  • 1骨格筋は多核である(単核は心筋・平滑筋)。
  • 2骨格筋はミトコンドリアを豊富に持つ(特に遅筋)。
  • 3筋原線維は筋節(サルコメア)に細分化される。
  • 4筋小胞体はCa2+の貯蔵部位である(Na+ではない)。
  • 5ミオシンフィラメント(太いフィラメント)は主にA帯に存在する(I帯ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問61)
AM問62共通
正答2

Golgi装置(ゴルジ体)は細胞内小器官(分泌・輸送)で、感覚受容器ではない。他は全て機械受容器。

  • 1筋紡錘は筋の伸展を感知する固有受容器。
  • 2Golgi装置は細胞内小器官で感覚受容器ではない。
  • 3Pacini小体は振動・圧覚受容器。
  • 4Ruffini終末は伸展・圧覚受容器。
  • 5Meissner小体は触覚受容器。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問62)
AM問63共通
正答2

最大心拍数は加齢によって規定され(約220-年齢)、持久力トレーニングを行っても大きく変化しない。他の項目(心拍出量・脂肪代謝能・毛細血管密度・線維割合の代謝特性)はトレーニングの影響を受ける。

  • 1心拍出量(一回拍出量)は持久トレで増加する。
  • 2最大心拍数は加齢規定が強く、持久力トレーニングの影響を受けにくい。
  • 3筋の脂肪代謝能は持久トレで向上する。
  • 4筋線維の毛細血管密度は増加する。
  • 5速筋・遅筋線維の割合は遺伝規定が強いが、代謝特性(酸化能)はトレーニングで変化しうる。本問では最大心拍数が最も影響を受けにくい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問63)
AM問64共通
正答5

交感神経・副交感神経とも、節前線維の末端からはアセチルコリンが放出される。交感神経も節前はコリン作動性。

  • 1排尿筋(排尿)の収縮は副交感神経(骨盤内臓神経)による。交感神経は蓄尿。
  • 2交感神経はグリコーゲン分解(血糖上昇)を促進する(合成ではない)。
  • 3交感神経は第1胸髄〜第2腰髄の側角から出て前根を通る(後根ではない)。
  • 4副腎髄質は節前線維の直接支配を受ける(節後線維ではない、例外的シナプス)。
  • 5交感神経の節前線維末端からアセチルコリンが放出される。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問64)
AM問65共通
正答3

トロンビンがフィブリノゲンをフィブリンに変換し、凝固を完成させる。

  • 1血小板は一次止血(血小板血栓)に関与するがフィブリン化はしない。
  • 2コラーゲンは血小板粘着の足場。
  • 3トロンビンがフィブリノゲン→フィブリンへの変換を触媒する。
  • 4プラスミンはフィブリンを分解する(線溶)。
  • 5プロテインCは抗凝固因子。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問65)
AM問66共通
正答45

腸管のカルシウム吸収を低下させるのは副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド)とリン(過剰摂取で不溶性リン酸Ca形成)。

  • 1エストロゲンはCa代謝を保護的に働く(骨吸収抑制)。
  • 2蛋白質は適量ならCa吸収を促進する。
  • 3ビタミンD(活性型)は腸管Ca吸収を促進する。
  • 4副腎皮質ホルモンは腸管Ca吸収を抑制する。
  • 5リンの過剰摂取は腸管でCaと結合し吸収を低下させる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問66)
AM問67共通
正答14

昇圧作用を持つのはアルドステロン(Na・水再吸収→循環血漿量増加)とコルチゾール(血管の昇圧物質感受性亢進)。

  • 1アルドステロンはNa・水再吸収を促し昇圧する。
  • 2インスリンは血糖降下ホルモンで主たる昇圧作用はない。
  • 3カルシトニンは血中Ca低下作用で昇圧作用はない。
  • 4コルチゾールは血管のカテコラミン感受性を高め昇圧的に働く。
  • 5ソマトスタチンは各種ホルモン分泌抑制作用で昇圧作用はない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問67)
AM問68共通
正答5

食事誘発性熱産生(DIT)は栄養素で異なり、蛋白質摂取(約30%)が糖質(約6%)・脂質(約4%)より大きい。

  • 1基礎代謝は安静仰臥位・覚醒・空腹時に計測する(立位ではない)。
  • 2体温上昇で代謝は増加する(減少は誤り)。
  • 3基礎代謝は体表面積に比例する(反比例は誤り)。
  • 4METsは安静時代謝量を1とした倍数で表す(差ではない)。
  • 5食後の消費エネルギー増加(DIT)は脂質摂取より蛋白質摂取で大きい。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問68)
AM問69共通
正答1

ワット(W)は仕事率(パワー)の単位であり、仕事の単位ではない。仕事の単位はジュール(J)。

  • 1(誤り):ワットは仕事率の単位で、仕事の単位ではない。これが誤りの選択肢。
  • 2(正しい):ニュートン(N)は力の単位。
  • 3(正しい):力=質量×加速度(F=ma)。
  • 4(正しい):仕事=力×移動距離。
  • 5(正しい):仕事率は単位時間当たりの仕事。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問69)
AM問70共通
正答12

運動軸が1つ(1自由度)の蝶番関節は、腕尺関節(肘屈伸)と母指IP関節(屈伸)。

  • 1腕尺関節は蝶番関節で運動軸1つ(屈伸のみ)。
  • 2母指IP関節は蝶番関節で運動軸1つ。
  • 3示指MP関節は顆状関節で2軸(屈伸・内外転)。
  • 4肩甲上腕関節は球関節で3軸。
  • 5橈骨手根関節は楕円関節で2軸。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問70)
AM問71共通
正答3

大腿骨頭靱帯(円靱帯)内には大腿骨頭への栄養血管(閉鎖動脈の枝)が走行し、血液供給を伴う。

  • 1寛骨臼横靱帯は血行に乏しい。
  • 2坐骨大腿靱帯は関節包靱帯で栄養血管を伴わない。
  • 3大腿骨頭靱帯(円靱帯)は大腿骨頭への栄養血管を含む。
  • 4恥骨大腿靱帯は関節包靱帯。
  • 5腸骨大腿靱帯(Y靱帯)は関節包靱帯。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問71)
AM問72共通
正答4

体幹の回旋では、同側の内腹斜筋と対側の外腹斜筋が協働する。図の回旋方向に対応する主動筋として右内腹斜筋が正しい。

  • 1右多裂筋は同側伸展・対側回旋に働くが、主たる回旋筋ではない。
  • 2左腰方形筋は側屈が主。
  • 3右外腹斜筋は左回旋に働き、図の運動方向と逆。
  • 4右内腹斜筋は同側(右)回旋に働き、図の運動に一致する主動筋。
  • 5左脊柱起立筋は同側側屈・伸展が主。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問72)
AM問73共通
正答12

歩行の荷重応答期(踵接地後)で遠心性収縮するのは前脛骨筋(足底接地を緩やかにする)と長指伸筋(協働)。

  • 1長指伸筋は荷重応答期に遠心性収縮する。
  • 2前脛骨筋は荷重応答期に遠心性収縮し、foot slapを防ぐ。
  • 3短腓骨筋は立脚中期以降に働く。
  • 4ヒラメ筋は立脚中期〜後期に働く。
  • 5長母指屈筋は立脚後期の蹴り出しに働く。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問73)
AM問74共通
正答1

内側半月板は内側側副靱帯(MCL)と結合しており、MCL損傷時に内側半月も損傷しやすい(unhappy triad)。

  • 1内側半月板は内側側副靱帯と結合している。
  • 2屈曲初期は転がり運動、屈曲が進むと滑り運動が増える(転がりが増えるは誤り)。
  • 3大腿筋膜張筋は膝伸展位で膝伸展、屈曲位では屈曲を補助(腸脛靱帯経由)。「膝屈曲位で膝伸展」は不正確。
  • 4内側側副靱帯は幅広く強靱で、外側側副靱帯より太い(細いは誤り)。
  • 5膝内旋に働くのは半腱様筋・半膜様筋等(大腿二頭筋は外旋筋)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問74)
AM問75共通
正答2

骨髄(造血組織)は再生能力が非常に高い(labile cells)。角膜上皮も再生するが、選択肢中で最も再生能力が高いのは骨髄。

  • 1角膜(実質)の再生能力は限定的。角膜上皮は再生するが骨髄ほどではない。
  • 2骨髄(造血細胞)は再生能力が最も高い。
  • 3心筋は再生能力がほとんどない(永久細胞)。
  • 4神経(中枢)は再生能力が極めて低い。
  • 5横紋筋(骨格筋)は衛星細胞による一定の再生能力はあるが骨髄ほど高くない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問75)
AM問76共通
正答12

病因の物理的要因は騒音(物理的エネルギー)と紫外線(電磁波)。フグ毒・ウイルスは生物学的、一酸化炭素は化学的要因。

  • 1騒音は物理的要因(音響エネルギー)。
  • 2紫外線は物理的要因(電磁波・放射線)。
  • 3フグ毒(テトロドトキシン)は生物学的(化学的)要因。
  • 4ウイルスは生物学的要因。
  • 5一酸化炭素は化学的要因。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問76)
AM問77共通
正答1

急性炎症の初期徴候は発赤・腫脹・熱感・疼痛(・機能障害)の5徴。壊疽は組織が壊死・腐敗した状態で急性炎症初期にはみられない。

  • 1壊疽は組織の壊死・腐敗で、急性炎症初期の徴候ではない。
  • 2腫脹は急性炎症の徴候。
  • 3疼痛は急性炎症の徴候。
  • 4熱感は急性炎症の徴候。
  • 5発赤は急性炎症の徴候。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問77)
AM問78共通
正答3

心理治療の目的は陽性転移の出現そのものではない。転移は治療の中で生じる現象を分析・解釈する対象であり、陽性転移の出現を目的とするのは誤り。

  • 1(正しい):転移は治療者側の逆転移を誘発しうる。
  • 2(正しい):転移は行動化(acting out)の原因となりうる。
  • 3(誤り):心理治療の目的は陽性転移を出現させることではない。転移は分析・解釈の対象。
  • 4(正しい):転移の解釈は患者の無意識的葛藤の解消手段となる。
  • 5(正しい):患者が好意を治療者に向けるのは陽性転移。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問78)
AM問79共通
正答5

陳述記憶(宣言的記憶:意味・エピソード記憶)が必要なのは「つり銭を確認する」(金額の知識・計算という意味記憶を要する)。他は手続き記憶(体で覚えた動作)。

  • 1財布を開けるのは手続き記憶(習熟動作)。
  • 2小銭を投入するのも手続き的動作。
  • 3取出口のフタを開けるのも手続き的動作。
  • 4飲料を取り出すのも手続き的動作。
  • 5つり銭の確認は金額の知識・計算を要し、陳述記憶(意味記憶)が必要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問79)
AM問80共通
正答1

質問紙法(自記式)はBDI-Ⅱ(Beck抑うつ質問票)。他は面接者評価尺度(BPRS・HAM-D・PANSS)または検査者施行(HDS-R)。

  • 1BDI-Ⅱは自記式質問紙法のうつ病評価尺度。
  • 2BPRS(簡易精神症状評価尺度)は面接者による他覚的評価。
  • 3HAM-D(ハミルトンうつ病評価尺度)は面接者評価。
  • 4HDS-R(長谷川式)は検査者が施行する認知症スクリーニング。
  • 5PANSS(陽性陰性症状評価尺度)は面接者評価。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問80)
AM問81共通
正答5

絶対臥褥(第1期に個室で終日臥床)を用いるのは森田療法。神経症治療で「あるがまま」を体得させる。

  • 1系統的脱感作法は不安階層に沿った暴露法。
  • 2支持的精神療法は傾聴・共感が主。
  • 3精神分析療法は自由連想・解釈が主。
  • 4認知行動療法は認知の歪みの修正。
  • 5森田療法は第1期に絶対臥褥を用いる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問81)
AM問82共通
正答2

ICFの構成要素は心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子。選択肢中では環境因子が該当。

  • 1医療依存はICFの構成要素ではない。
  • 2環境因子はICFの構成要素の一つ。
  • 3性格因子はICFの用語ではない(個人因子の一部だが正式名称でない)。
  • 4能力低下(disability)は旧ICIDHの用語。
  • 5社会的不利(handicap)も旧ICIDHの用語。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問82)
AM問83共通
正答34

多発性硬化症のリハでは、運動失調に対する重錘負荷(四肢の安定化)と、視野欠損に対する環境整備(照明の工夫等)が正しい。温熱・高強度運動・体温上昇はUhthoff現象を招くため避ける。

  • 1痙縮に対する温熱療法は体温上昇でUhthoff現象(症状悪化)を招き不適。
  • 21RMを反復する高強度筋力強化は易疲労性のMSでは過用を招き不適。
  • 3運動失調に対し重錘を負荷して四肢を安定させる練習は有効。
  • 4視野欠損に対し照明など環境整備を行うのは適切。
  • 5歩行障害に対し一律に早期から下肢装具を作製するのは画一的で、病状に応じて判断すべき。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問83)
AM問84共通
正答2

Parkinson病の治療薬はL-dopa(レボドパ)。ドパミン前駆物質で不足したドパミンを補充する。

  • 1NSAIDsは消炎鎮痛薬。
  • 2L-dopaはPD治療の中心薬(ドパミン補充)。
  • 3コリン作動薬はPDではむしろ症状を悪化させる(抗コリン薬が用いられる)。
  • 4カルシウム拮抗薬は降圧薬。
  • 5セフェム系抗菌薬は感染症治療薬。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問84)
AM問85共通
正答4

遠城寺式発達検査で最も早く獲得するのは人見知り(生後6-7か月頃)。走る(2歳)、2語文(2歳)、排尿予告(1歳半-2歳)、積み木2つ(1歳-1歳半)より早い。

  • 1走るのは約2歳。
  • 22語言えるのは約1歳。
  • 3排尿予告は約1歳半〜2歳。
  • 4人見知りは生後6-7か月頃で最も早く獲得する。
  • 5積み木を2つ重ねるのは約1歳〜1歳半。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問85)
AM問86共通
正答2

頭部CTはMRIに比べ短時間で撮影できる(数秒〜数十秒)。急性期の出血診断に優れ、被曝はある。

  • 1CTはX線を用いるため被曝する。
  • 2CTは短時間で撮影でき、救急で有用。
  • 3脳幹部の病巣描出はMRIが優れる(CTは骨アーチファクトが出やすい)。
  • 4CTは急性期の脳出血診断に極めて有効(高吸収域)。
  • 5超急性期脳梗塞の診断はMRI(拡散強調画像)が有用でCTは不得手。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問86)
AM問87共通
正答5

アスピリンの主作用は鎮痛(消炎鎮痛・解熱)。低用量では抗血小板作用も持つが、主作用は鎮痛。

  • 1抗菌作用はない。
  • 2催眠作用はない。
  • 3止血ではなく、むしろ抗血小板(出血傾向)に働く。
  • 4鎮咳作用は主作用ではない。
  • 5アスピリンの主作用は鎮痛(解熱・消炎鎮痛)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問87)
AM問88共通
正答1

一次救命処置(BLS)で最初に確認するのは意識(反応)の有無。反応がなければ応援要請→呼吸確認→胸骨圧迫と進む。

  • 1まず意識(反応)を確認する。
  • 2血圧測定はBLSの最初の手順ではない。
  • 3呼吸確認は意識確認・応援要請の後。
  • 4脈拍確認は呼吸確認と同時(医療者)だが最初ではない。
  • 5対光反射はBLSの手順ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問88)
AM問89共通
正答2

Kienböck病(月状骨軟化症)は成人男性(20-40歳の手をよく使う労働者)に好発する。

  • 1Freiberg病(第2中足骨頭壊死)は若年女性に多い。
  • 2Kienböck病は成人男性に好発する月状骨壊死。
  • 3Osgood-Schlatter病は成長期のスポーツ少年(10代)に多い。
  • 4Perthes病(大腿骨頭壊死)は小児(4-8歳男児)に多い。
  • 5Sever病(踵骨骨端症)は成長期の小児に多い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問89)
AM問90共通
正答3

外傷性脊髄損傷は近年、高齢者の転倒による受傷(特に頸髄損傷)が増加している。

  • 1男性に多い(女性ではない)。
  • 2頸髄損傷が最も多い(腰髄ではない)。
  • 3高齢者の転倒による受傷が増加している。
  • 4労働災害の受傷は減少傾向(高齢者の転倒が増加)。
  • 5発生頻度は人口100万人当たり約40-50人/年程度(100人は過大)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問90)
AM問91共通
正答25

感覚障害を合併するのは多発性硬化症(中枢脱髄)と慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP、末梢脱髄で感覚障害あり)。

  • 1重症筋無力症は神経筋接合部の障害で感覚障害はない。
  • 2多発性硬化症は感覚障害を合併する。
  • 3筋萎縮性側索硬化症は運動ニューロン疾患で感覚は保たれる。
  • 4肢帯型筋ジストロフィーは筋疾患で感覚障害はない。
  • 5CIDPは脱髄性で感覚障害を合併する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問91)
AM問92共通
正答1

慢性腎臓病では糸球体の障害により蛋白が尿中に漏出し、蛋白尿がみられる。これは腎障害を示す代表的な所見で、eGFR低下とともに診断・重症度分類の指標となる。

  • 1蛋白尿は慢性腎臓病の代表的所見。
  • 2慢性腎臓病では高血圧を来す(低血圧ではない)。
  • 3代謝性アシドーシスを来す(アルカローシスではない)。
  • 4低カルシウム血症を来す(活性型VD低下)。
  • 5エリスロポエチン産生は低下する(腎性貧血)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問92)
AM問93共通
正答2

悪性骨軟部腫瘍の確定診断には生検(組織診)が最も重要。画像は補助的で、確定は病理組織学的検査による。

  • 1PET-CTは病期診断・転移検索に有用だが確定診断ではない。
  • 2生検(組織診)が悪性腫瘍の確定診断に最も重要。
  • 3血液検査は補助的(腫瘍マーカー等)。
  • 4骨密度測定は骨粗鬆症の評価。
  • 5超音波検査はスクリーニング的。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問93)
AM問94共通
正答5

緩和期のがんリハでは、患者の全身状態・意思に合わせて柔軟にプログラムを変更する。QOL維持が最優先。

  • 1疲労骨折ではなく、骨転移による病的骨折に注意する。
  • 2疼痛への温熱療法は状況により用いる(一律禁忌ではない)が、骨転移部への温熱は注意。「禁忌」と断定は不適。
  • 3緩和期はQOLを優先し、機能回復を最優先にはしない。
  • 4治療前ADLへの完全回復を目標にするのは緩和期には非現実的。
  • 5患者の意思・全身状態に合わせてプログラムを柔軟に変更する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問94)
AM問95共通
正答1

認知症で最も頻度が高いのはAlzheimer型認知症(全体の約6-7割)。

  • 1Alzheimer型認知症が最も頻度が高い。
  • 2Lewy小体型は3番目程度。
  • 3血管性認知症は2番目に多い。
  • 4正常圧水頭症は治療可能な認知症だが頻度は低い。
  • 5前頭側頭型認知症は比較的まれ。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問95)
AM問96共通
正答4

機能性神経学的症状症(変換症/転換性障害)では、患者が診断を受け入れると予後が良好とされる。

  • 1精神療法(認知行動療法等)は有効。
  • 220歳以降でも発症する(稀ではない)。
  • 3経過が短い(急性発症)ほど予後は良好(長期化で予後不良)。
  • 4患者が診断を受け入れていると予後が良い。
  • 5パーソナリティ症の合併は予後不良因子(良好ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問96)
AM問97共通
正答4

Wilson病は銅代謝異常で、銅が肝・脳・角膜(Kayser-Fleischer輪)等に蓄積する。

  • 1亜鉛はWilson病の治療薬(銅吸収抑制)だが蓄積物質ではない。
  • 2コバルトは関与しない。
  • 3鉄の蓄積はヘモクロマトーシス。
  • 4Wilson病は銅の代謝異常で銅が蓄積する。
  • 5マンガンは関与しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問97)
AM問98共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。人格検査を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1CMI ── コーネル・メディカル・インデックス。心身の自覚症状を問う質問紙で、神経症傾向の評価にも用いる。
  • 2MMSE ── 認知機能のスクリーニング検査。
  • 3STAI ── 状態・特性不安検査。不安の評価。
  • 4WAIS ── 成人知能検査。
  • 5WMS-R ── ウェクスラー記憶検査。人格検査の定義や該当範囲が分かれ、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問98)
AM問99共通
正答1

健常成人の安静閉眼・覚醒時の脳波基礎律動はα波(8-13Hz)。開眼で抑制される(α blocking)。

  • 1安静閉眼覚醒時の基礎律動はα波。
  • 2β波は覚醒・精神活動時(開眼・思考時)。
  • 3γ波は高次認知処理時の高周波。
  • 4δ波は深睡眠時。
  • 5θ波は入眠期・小児にみられる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問99)
AM問100共通
正答25

ベンゾジアゼピン中止希望には、まず心配な副作用を傾聴し(2)、主治医への相談を橋渡しする(5)。自己判断の中止・減量は離脱症状のリスクがあり不適。

  • 1頓用への変更を独断で勧めるのは不適(主治医の判断が必要)。
  • 2どのような副作用が心配か傾聴し、不安を把握する。
  • 3「我慢してください」は患者の訴えを否定し不適。
  • 4ベンゾジアゼピンの急な中止は離脱症状(不安・けいれん等)を招き危険。
  • 5主治医への相談を橋渡しする支援は適切。
問題文を厚生労働省PDFで見る(AM 問100)

午後全100問

PM問1実地
正答3

肩関節屈曲/外転の測定では、代償として肩甲骨が動く(前方突出・挙上)ことに注意する。図の肩関節可動域測定で肩甲骨の代償運動を抑えることが重要。

  • 1肩関節屈曲・外転の基本検査肢位は座位または立位で、側臥位ではない。
  • 2肩関節屈曲の参考可動域は180度(150度ではない)。
  • 3肩甲骨の前方突出・挙上などの代償運動に注意して測定する。
  • 4屈曲の移動軸は上腕骨で、橈骨茎状突起と肩峰を結ぶ線ではない。
  • 5基本軸は肩峰を通る床への垂直線であり、烏口突起ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問1)
PM問2実地
正答5

肩関節屈曲のMMTでは、上腕二頭筋など肘屈筋による代償(肘屈曲)が生じないことを確認する必要がある。肩関節屈曲そのものの筋力を正しく評価するため、肘屈曲の出現を監視する。

  • 1段階4以上の肩屈曲は座位で行う(背臥位は段階2)。
  • 2前腕は中間位が基本で、回外位に限定しない。
  • 3抵抗は屈曲最終肢位ではなく、屈曲90度付近(可動域中間〜検査肢位)で加える。
  • 4抵抗は上腕骨遠位部から加える(近位部ではテコが不適切)。
  • 5肩関節屈曲の代償として肘屈曲(上腕二頭筋の関与)が出現しないことを確認する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問2)
PM問3実地
正答3

重度片麻痺(上肢BRS Ⅱ)で肩関節亜脱臼と重度感覚障害を伴う。麻痺側上肢を保護し、亜脱臼を悪化させないADL動作を指導する。選択肢3の図が、麻痺側上肢を保護した正しい動作方法を示している。

  • 1麻痺側上肢に牽引や過度の負荷がかかり、亜脱臼を悪化させる動作。
  • 2麻痺側上肢を下垂・牽引させ、肩関節に負担をかける動作。
  • 3麻痺側上肢を保護し、亜脱臼を悪化させない適切な動作方法。
  • 4重度感覚障害のある麻痺側で支持・荷重し、外傷のリスクがある動作。
  • 5肩関節に負担をかけ、亜脱臼を助長する動作。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問3)
PM問4実地
正答4

腹臥位で膝を屈曲させると殿部が持ち上がる(尻上がり現象/Ely徴候)=大腿直筋(二関節筋)の短縮。膝屈曲で大腿直筋が伸張され股関節を屈曲させる。

  • 1大殿筋は股関節伸筋で短縮しても尻上がり現象は生じない。
  • 2腸腰筋短縮はトーマステストで評価し、腹臥位膝屈曲での尻上がりとは異なる。
  • 3梨状筋は股関節外旋筋で本現象とは無関係。
  • 4大腿直筋の短縮で膝屈曲時に骨盤前傾・股屈曲(尻上がり現象、Ely徴候)が生じる。
  • 5大腿二頭筋(ハムストリングス)は膝屈筋で、短縮しても尻上がりは生じない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問4)
PM問5実地
正答4

橈骨神経高位麻痺による下垂手で、手関節・手指の伸展が困難。手関節と手指を背屈方向に補助し、機能肢位に保持する装具(コックアップ/長対立を伴う背屈補助装具等)が適切で、選択肢4の装具がこれに該当する。

  • 1下垂手を機能肢位に保持できない装具。
  • 2母指対立保持を主目的とする装具で、正中神経麻痺向け。
  • 3MP屈曲を補助する装具で、尺骨神経麻痺(鷲手)向け。
  • 4手関節・手指を背屈方向に補助し、下垂手を機能肢位に保持する装具。
  • 5本症例の手関節・手指伸展障害を補助しない装具。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問5)
PM問6実地
正答1

棘果長(ASIS〜内果)は左右差あり(右84.0/左82.0=左2cm短い)だが、転子果長(大転子〜内果)は左右同じ(80.5)。棘果長だけ短い=大転子より近位(股関節)の問題。左股関節裂隙の狭小化が原因。

  • 1棘果長のみ左が短く転子果長は同等=股関節部(大転子より近位)の短縮。左股関節裂隙狭小化が該当。
  • 2膝関節裂隙狭小化なら大腿長or下腿長に差が出るが、両者とも左右同じ。
  • 3足関節裂隙の問題なら下腿長に差が出るはずだが同じ。
  • 4膝屈曲位拘縮なら見かけ上短縮するが下腿長・大腿長は計測上変わらず、転子果長にも差が出るはず。
  • 5足関節底屈位拘縮は下肢を長く見せる要因で、棘果長短縮の説明にならない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問6)
PM問7実地
正答3

人工股関節置換術(後方進入)後は早期離床・早期運動療法が原則。術後翌日から筋力増強運動(等尺性運動等)を開始する。脱臼肢位(後方進入では屈曲・内転・内旋)を避ける。

  • 1現在は早期荷重が主流で、術後3週免荷は過度に保守的。
  • 2術後早期離床が原則で、3日間のベッド上安静は廃用を招き不適。
  • 3術後翌日から筋力増強運動(大腿四頭筋セッティング等)を開始するのが標準。
  • 4後方進入では屈曲・内転・内旋が脱臼肢位。立ち上がりを内旋位で行うのは禁忌。
  • 5屈曲45度以下の厳格制限は過度。通常90度程度までは許容し、屈曲+内転+内旋の複合を避ける。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問7)
PM問8実地
正答3

COPDの息切れ軽減には上肢挙上を避けることが重要。洗濯物を肩より低い位置に干すことで、上肢挙上に伴う呼吸補助筋の使用制限を避け、息切れを軽減する。

  • 1布団は立ち座り動作で息切れを増す。ベッドが望ましい。
  • 2階段は呼気時(口すぼめ呼吸の呼気)に昇段する。吸気時ではない。
  • 3洗濯物を肩より低い位置に干すことで上肢挙上を避け、息切れを軽減できる。
  • 4前かがみ姿勢は横隔膜を圧迫し息切れを増強する。
  • 5低いシャワーチェアは立ち座りの負担が大きい。適切な高さの椅子が望ましく、「低い」が不適。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問8)
PM問9実地
正答1

開腹術後で高リスク(低栄養BMI17、%1秒量低下、Brinkman1000)。呼吸器合併症(無気肺・肺炎)予防に、口すぼめ呼吸で気道虚脱を防ぎ換気を改善する指導が適切。

  • 1口すぼめ呼吸は呼気時の気道虚脱を防ぎ、換気を改善し無気肺を予防する。
  • 2頭側10度では不十分。無気肺予防には座位〜ファウラー位(30度以上)が望ましい。
  • 3満腹時の運動は横隔膜を圧迫し誤嚥・不快を招くため不適。
  • 4創痛を理由に咳嗽を控えると喀痰貯留で無気肺・肺炎を来す。創部を保護して排痰を促す。
  • 5術後は早期離床が原則で、1週間ベッド上安静は廃用と合併症を招く。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問9)
PM問10実地
正答4

思春期特発性側弯症でCobb角35度、装具適応。胸椎カーブにはアンダーアーム型のボストンブレース(TLSO)が第一選択。頂椎がT7以下ならボストンブレースが適応。

  • 1Jewett装具は胸腰椎の屈曲制限用(圧迫骨折等)で側弯症用ではない。
  • 2SOMIブレースは頸椎固定装具。
  • 3軟性TLSOは側弯の矯正力が不十分。
  • 4ボストンブレース(アンダーアーム型TLSO)は胸腰椎カーブの側弯症に用いる標準装具。
  • 5ミルウォーキーブレースは頸部まで及ぶCTLSOで、高位胸椎カーブ(T6以上)に用いる。本例(胸椎T7以下想定)ではボストンが適切。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問10)
PM問11実地
正答1

急性期脳卒中で単純CTで異常なし=超急性期の脳梗塞が疑われる。拡散強調画像(DWI)を含むMRIが超急性期脳梗塞の検出に最も有用。

  • 1MRI(拡散強調画像DWI)は発症数時間の超急性期脳梗塞を高感度で検出できる。
  • 2PETは代謝評価で急性期診断には用いない。
  • 3SPECTは脳血流評価だが超急性期梗塞の第一選択ではない。
  • 4造影CTは血管病変評価だが、梗塞巣そのものの早期検出はMRIに劣る。
  • 5X線検査は脳実質の評価に無効。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問11)
PM問12実地
正答34

四つ這いから座位へ安全に戻る動作には、姿勢を保つ立ち直り反応系(背屈反応)と、バランスを崩した際に手を突いて身体を守る側方パラシュート反応(保護伸展反応)が必要である。

  • 1自動歩行は新生児期の原始反射で、生後2か月頃までに消失する。
  • 2背屈反応は立ち直り反応の一つだが、この動作の正答組合せには含まれない。
  • 3足底の支持反応(立ち直り・支持機構)がこの姿勢変換で観察される。
  • 4側方パラシュート反応(保護伸展反応)は座位バランスの保持に必要で観察される。
  • 5非対称性緊張性頸反射(ATNR)は原始反射で生後4〜6か月に消失する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問12)
PM問13実地
正答1

肛門の随意収縮なし・肛門深部圧覚なし・肛門周囲感覚消失=仙髄領域(S4-5)の機能が完全消失。運動・感覚とも最下位仙髄まで完全麻痺=AIS A(完全損傷)。

  • 1肛門随意収縮・深部圧覚・仙髄感覚がすべて消失=完全損傷でAIS A。
  • 2AIS Bは仙髄領域の感覚が残存する不全損傷。本例は感覚も消失。
  • 3AIS Cは損傷レベル以下の運動が半分以上MMT3未満で残存する不全損傷。
  • 4AIS Dは運動が半分以上MMT3以上で残存。
  • 5AIS Eは正常。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問13)
PM問14実地
正答2

糖尿病性足病変(右第1指の暗赤色=虚血・壊疽の初期)。潰瘍・壊疽の悪化を防ぐため前足部の免荷が最優先。荷重を避け組織の悪化を防ぐ。

  • 1寒冷療法は末梢循環をさらに悪化させ禁忌。
  • 2前足部の免荷で虚血部への荷重ストレスを減らし、壊疽の進行を防ぐ。
  • 3速く歩くと虚血部への負荷が増し悪化。
  • 4足関節ROM運動を控える理由はなく、拘縮予防に必要。
  • 5歩容の左右差指導は病態改善に直結しない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問14)
PM問15実地
正答1

脳卒中後の下肢痙縮で内反尖足を呈する場合、ボツリヌス療法の主な投与筋は後脛骨筋(内反)・下腿三頭筋(尖足)。図が内反を示すなら後脛骨筋が適切。

  • 1後脛骨筋は足の内反に働き、内反尖足の痙縮に対するボツリヌス投与筋として適切。
  • 2前脛骨筋は背屈筋で、痙縮による尖足では過活動筋ではない。
  • 3短腓骨筋は外반筋で内反尖足の原因筋ではない。
  • 4長腓骨筋も外反筋。
  • 5長母指伸筋は母趾背屈筋で内反尖足の主因ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問15)
PM問16実地
正答5

L-dopa長期服用で薬効時間が短縮し、次回服薬前に症状が悪化する=Wearing-off現象(薬効の切れ目)。

  • 1Cushing現象は頭蓋内圧亢進時の血圧上昇・徐脈。
  • 2On-off現象は服薬と無関係に症状が急変する現象。本例は薬効時間短縮が明確でWearing-offが適切。
  • 3Pusher現象は脳卒中後の押しつけ現象。
  • 4Raynaud現象は末梢血管の発作性収縮。
  • 5Wearing-off現象はL-dopaの効果持続時間が短縮し、次回服薬前に症状が悪化する運動合併症。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問16)
PM問17実地
正答4

座位保持できず、立位・移乗に介助が必要、歩行器で介助歩行、屋外は車椅子=GMFCSレベルⅣ(座位保持に支持が必要、移動は電動車椅子や介助)。

  • 1レベルⅠは制限なく歩行。
  • 2レベルⅡは手すりなしで歩行するが制限あり。
  • 3レベルⅢは手持ち歩行器等で歩行。座位は保持可能。
  • 4レベルⅣは座位保持に支持が必要で、自力移動が制限され電動車椅子や介助を要する。本例に合致。
  • 5レベルⅤは頭部・体幹の抗重力保持も困難で全介助。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問17)
PM問18実地
正答2

高強度45秒と低強度90秒を交互に繰り返す=インターバルトレーニング。高負荷と回復を交互に行い、持続困難な運動を可能にする。

  • 1Ramp負荷は負荷を連続的に漸増する方法。
  • 2高強度と低強度を交互に組み合わせるのはインターバルトレーニング。
  • 3コンディショニングは準備的な調整運動全般を指す。
  • 4サーキットトレーニングは複数種目を巡回する方法。
  • 5多段階漸増負荷は段階的に負荷を上げる(交互ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問18)
PM問19実地
正答3

二分脊椎L5レベルでは中殿筋(股外転・骨盤安定:L4-S1)の機能が不十分でTrendelenburg歩行を呈しやすい。歩行安定には中殿筋の強化が最優先。

  • 1腸腰筋(L1-3)はL5レベルでは保たれている。
  • 2大殿筋(L5-S2)も重要だが、立脚期の骨盤水平保持には中殿筋が最優先。
  • 3中殿筋強化で立脚期の骨盤傾斜(Trendelenburg)を防ぎ、歩行を安定させる。
  • 4大腿四頭筋(L2-4)はL5レベルで保たれている。
  • 5前脛骨筋(L4-5)も関与するが、歩行の左右不安定の主因は中殿筋不全。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問19)
PM問20実地
正答5

言語理解良好・発語流暢・錯語・復唱不良・自己修正の努力(接近行為)=伝導失語。復唱が特に障害されるのが特徴。

  • 1Broca失語は非流暢で努力性発話。本例は流暢。
  • 2Wernicke失語は理解障害が重度。本例は理解良好。
  • 3健忘性失語は喚語困難が主で復唱は保たれる。
  • 4全失語は理解・表出とも重度障害。
  • 5伝導失語は理解良好・流暢だが復唱が著明に障害され、音韻性錯語と自己修正(接近行為)を認める。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問20)
PM問21一般
正答15

正常歩行の垂直分力は2峰性(荷重応答期と立脚終期にピーク)。前後分力のピーク値は歩行速度が遅くなると小さくなる。

  • 1垂直分力は2峰性波形(体重の約1.1-1.2倍のピークが2つ)を示す。
  • 2垂直分力の最小値(立脚中期)は体重より小さくなる(体重と等しくならない)。
  • 3左右分力は立脚中期に内向き(内側)に働く。
  • 4前後分力は荷重応答期には後向き(制動)に働く。前向き(駆動)は立脚後期。
  • 5前後分力のピーク値は歩行速度が遅くなると小さくなる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問21)
PM問22一般
正答2

松葉杖の握りの高さは大転子の高さに合わせ、肘関節を約30度屈曲位にする。

  • 1肘は約30度屈曲位で握る(完全伸展位ではない)。
  • 2握りの高さは大転子の高さに設定する。
  • 3脇当ては腋窩から2-3横指(約5cm)下げ、腋窩神経圧迫を防ぐ。隙間なくは禁忌。
  • 4杖長は身長×0.77程度、または身長-41cm程度。50cm引くは不正確。
  • 5杖先は足尖の前外側15cm程度に置く。5cmは近すぎる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問22)
PM問23一般
正答2

ロコモティブシンドロームは運動器の障害により移動機能が低下した状態。サルコペニア(筋量・筋力低下)はロコモの一因となる。

  • 1ロコモは運動器の障害で、社会的脆弱性はフレイルの概念に含まれる。
  • 2サルコペニアは筋量・筋力低下でロコモの主要な一因。
  • 3ロコモ度は3段階(ロコモ度1・2・3)で5段階ではない。
  • 4診断はロコモ度テスト(立ち上がり・2ステップ・ロコモ25)で、筋力測定必須ではない。
  • 5ロコトレは開眼片脚立ちとスクワット。閉眼スクワットは転倒リスクで不適。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問23)
PM問24一般
正答1

深部感覚(振動覚)の検査には音叉を用いる。骨突起に振動する音叉を当てて振動覚を評価する。

  • 1音叉は振動覚(深部感覚)の検査器具。
  • 2試験管は温度覚(温冷覚)検査に用いる。
  • 3ノギスは2点識別覚(表在感覚)や周径測定に用いる。
  • 4つまようじ(または安全ピン)は痛覚(表在感覚)検査。
  • 5モノフィラメントは触圧覚(表在感覚)検査。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問24)
PM問25一般
正答5

Guillain-Barré症候群は先行感染(上気道・消化管感染)の1-3週後に発症する急性炎症性脱髄性多発神経炎。呼吸器感染を契機とすることが多い。

  • 1深部腱反射は低下・消失する(末梢神経障害)。
  • 2全年齢に生じ、小児特有ではない(むしろ成人に多い)。
  • 3脱髄により神経伝導速度は低下する。
  • 4感覚障害は軽度で、運動麻痺が主体。四肢遠位から始まる。
  • 5上気道・消化管の先行感染(Campylobacter等)の後に発症することが多い。
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PM問26一般
正答5

陽性尤度比=感度/(1-特異度)。感度=30/(30+70)=0.3、特異度=60/(40+60)=0.6、1-特異度=0.4。陽性尤度比=0.3/0.4=0.75。

  • 10.30は感度の値。
  • 20.42は誤った計算。
  • 30.50は誤り。
  • 40.60は特異度の値。
  • 5陽性尤度比=感度0.3/(1-特異度0.6)=0.3/0.4=0.75。
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PM問27一般
正答23

転倒予防では、認知機能低下が転倒リスクに関連することを踏まえ、静的バランスから動的バランスへ段階的に練習を進めるのが適切。

  • 1転倒高リスク群ではTUG時間は延長する(短くない)。
  • 2認知機能の低下(注意・遂行機能低下)は転倒リスクと強く関連する。
  • 3静的バランス→動的バランスへ段階的に難度を上げるのが安全で効果的。
  • 4歩行速度を上げることを最優先すると転倒リスクが増す。安全性が優先。
  • 5バランスに関与する感覚は体性感覚・前庭・視覚で、温痛覚が最重要ではない。
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PM問28一般
正答5

変形性膝関節症では大腿四頭筋の廃用性萎縮を認める。疼痛による活動低下で筋萎縮が進む。

  • 1変形性膝関節症は一次性(加齢・肥満等)が多い(二次性ではない)。
  • 2女性に好発する(男性ではない)。
  • 3内反変形(O脚)を生じやすい(外反ではない)。
  • 4好発年齢は中高年(50歳以降)で20歳代ではない。
  • 5疼痛と活動低下により大腿四頭筋の萎縮を認める。
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PM問29一般
正答4

有酸素性エネルギー供給系は酸素を用いてグルコース・脂肪を完全酸化し、大量のATPを産生できる(1分子グルコースから約38ATP)。

  • 1クレアチンリン酸系は乳酸を蓄積しない(無酸素性・非乳酸性)。
  • 2運動開始直後最初に使われるのはATP-CP系(クレアチンリン酸系)。
  • 3長時間運動では有酸素性エネルギーに依存する(無酸素性ではない)。
  • 4有酸素性エネルギー供給は大量のATPを産生できる。
  • 5AT(無酸素性代謝閾値)は血中乳酸が急増し始める点(低下ではない)。
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PM問30一般採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。基本チェックリストに関する設問だが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1経済状況を含む ── 基本チェックリストは生活機能・運動・栄養・口腔・認知・うつ等25項目で、経済状況は含まない。
  • 2指輪っかテストを含む ── サルコペニアの簡易スクリーニングで、基本チェックリストの項目ではない。
  • 3反復唾液嚥下テストを含む ── 嚥下機能の検査で、基本チェックリストの項目ではない。
  • 4対象者に対面せず評価できる ── 自記式で郵送等も可能な面はある。
  • 5二次予防事業対象者を選定する ── かつての介護予防の枠組みに関する記述。制度改正と項目定義の解釈が分かれ採点除外となった。
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PM問31一般
正答3

歩行率(ケイデンス)は単位時間あたりの歩数で、単位は歩/分(steps/min)。

  • 1パーセントは歩行比などの相対値の単位。
  • 2秒/歩は1歩あたりの時間(歩行周期の逆数的表現)。
  • 3歩行率(ケイデンス)の単位は歩/分。
  • 4メートル/分は歩行速度の単位。
  • 5メートル/歩は歩幅(ストライド長)の単位。
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PM問32一般
正答5

ICFの環境因子は個人を取り巻く物的・人的・社会的環境。訪問リハビリテーションの利用(サービス・制度)は環境因子に該当。

  • 1屋外の歩行困難は活動制限。
  • 2慢性心不全の診断は健康状態(変調・疾病)。
  • 3友人とお茶会の開催は参加。
  • 4本人の高い意欲は個人因子。
  • 5訪問リハビリテーションの利用(サービス・制度・政策)は環境因子。
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PM問33一般
正答4

SIASの股屈曲テスト(下肢近位運動)は座位で行い、座位保持が困難な場合は介助してもよい。

  • 1SIASの上肢触覚は手掌で評価する(手背ではない)。
  • 2上肢関節可動域項目はSIASに含まれない。
  • 3手指テストで集団伸展が可能なら1B、完全伸展で2。「集団伸展で1C」は誤り。
  • 4股屈曲テストでは座位保持が困難な場合、介助して構わない。
  • 5膝・口テストは麻痺側手部を対側(健側)でなく健側大腿から挙上等、記述が不正確。
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PM問34一般
正答5

図の装具(開排位保持装具:Riemenbügel/リーメンビューゲル装具等)は発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の治療に用いる。

  • 1脳性麻痺には短下肢装具等を用いる。
  • 2Down症候群に特異的な装具ではない。
  • 3先天性内反足はDenis-Browne装具やギプス(Ponseti法)を用いる。
  • 4筋ジストロフィーには長下肢装具等。
  • 5発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)には開排位保持装具(リーメンビューゲル等)を用いる。
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PM問35一般
正答2

がん性疼痛のマネジメントは身体的側面だけでなく、精神的・心理的ケア(全人的苦痛への対応)を含む包括的アプローチが重要。

  • 1突出痛はある程度予測可能なもの(体動時など)もあり、予防的対応が可能。
  • 2がん性疼痛のマネジメントには精神的ケア(全人的苦痛への対応)を含む。
  • 3がん性疼痛は複数の原因が絡むことが多く、単一原因に絞れないことが多い。
  • 4がんと診断された時点で既に疼痛を伴うことがある。
  • 5オピオイドはWHO方式で中等度以上の痛みに用い、軽度にはまず非オピオイドを用いる。
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PM問36一般
正答2

GMFM(粗大運動能力尺度)はItem Map(項目マップ)を作成でき、GMFM-66ではRasch分析による項目困難度の順序が示される。

  • 1GMFMは脳性麻痺が主対象で、二分脊椎専用ではない。
  • 2GMFM-66ではItem Map(項目困難度マップ)を作成できる。
  • 3対象年齢は概ね5か月〜16歳程度で「0〜18歳」は不正確。
  • 4GMFMは粗大運動を評価し、セルフケアは含まない(それはPEDIやWeeFIM)。
  • 5レベルⅠ〜Ⅴの分類はGMFCS(重症度分類)で、GMFMではない。
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PM問37一般
正答5

NIHSS(脳卒中重症度スケール)には意識・見当識・注視・視野・顔面麻痺・運動・失調・感覚・言語・構音・消去/無視など高次脳機能評価(言語・無視等)が含まれる。

  • 1Barthel IndexはADL評価で高次脳機能は含まない。
  • 2FMA(Fugl-Meyer)は運動機能中心。
  • 3MAS(Modified Ashworth Scale)は痙縮の評価。
  • 4Motricity Indexは筋力(運動)の評価。
  • 5NIHSSは言語・無視・意識など高次脳機能評価を含む。
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PM問38一般
正答2

脳腫瘍の部位と症状の対応で正しいのは、小脳→協調運動障害(運動失調・企図振戦・測定障害)。

  • 1視床の障害は感覚障害が主で、視力障害は後頭葉・視覚路。
  • 2小脳腫瘍は協調運動障害(失調・企図振戦・測定異常)を来す。
  • 3視交叉の障害は両耳側半盲(視野障害)で、失語ではない。
  • 4前頭葉障害は人格変化・運動性失語等で、聴力障害ではない。
  • 5脳幹部障害は脳神経麻痺・意識障害等で、人格障害は前頭葉。
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PM問39一般
正答4

心電図で心室の興奮(脱分極)過程を表すのはQRS波群。心室筋の脱分極を反映する。

  • 1P波は心房の興奮(脱分極)。
  • 2PQ間隔は房室伝導時間。
  • 3PR区間も房室間の伝導を反映。
  • 4QRS波群は心室の興奮(脱分極)過程を表す。
  • 5T波は心室の再分極(回復)過程。
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PM問40一般
正答4

BBS(Berg Balance Scale)は14項目・各0-4点(5段階)・56点満点。評価項目にタンデム立位保持が含まれる。

  • 1BBSは14項目からなる(16項目ではない)。
  • 2各項目0〜4の5段階評価(1〜4の4段階ではない)。
  • 34m歩行時間は含まれない(歩行項目はあるが4m歩行時間ではない)。
  • 4評価項目にタンデム立位保持(継ぎ足立位)が含まれる。
  • 5転倒リスクのカットオフは概ね45点前後で、56点は満点。
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PM問41一般
正答5

顔面神経(Ⅶ)は表情筋を支配する。口唇を閉じさせ、開こうとする力に抵抗できるか(口輪筋の筋力)を見ることで顔面神経機能を評価する。

  • 1眼瞼下垂は動眼神経(Ⅲ)の評価。
  • 2挺舌時の舌偏移は舌下神経(Ⅻ)の評価。
  • 3咬筋の収縮は三叉神経(Ⅴ)運動枝の評価。
  • 4口蓋垂の偏移は迷走神経(Ⅹ)の評価。
  • 5口唇閉鎖(口輪筋)の力を見るのは顔面神経(Ⅶ)の評価。
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PM問42一般
正答4

糖尿病性神経障害は遠位対称性多発神経障害が典型で、下肢遠位から始まる靴下型(手袋靴下型)感覚障害を特徴とする。

  • 1緩徐進行性で、急激な発症ではない。
  • 2自律神経障害は生じるが「自律神経過反射」は脊髄損傷の病態。
  • 3深部腱反射は低下・消失する(亢進ではない)。
  • 4下肢遠位優位の靴下型(手袋靴下型)感覚障害が特徴的。
  • 5遠位筋優位の障害で、近位筋優位ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問42)
PM問43一般
正答1

リンパ浮腫の複合的治療(複合的理学療法)では、体重管理(肥満はリンパ浮腫を悪化させる)が重要な要素。スキンケア・用手的リンパドレナージ・圧迫・運動と並ぶ。

  • 1体重管理は複合的治療の重要な柱。肥満は浮腫を悪化させる。
  • 2運動は圧迫(弾性着衣・包帯)を装着した状態で行うのが効果的。
  • 3皮膚は保湿しスキンケアを行う(乾燥はバリア機能低下で感染リスク)。
  • 4用手的リンパドレナージは禁忌(急性感染・心不全・悪性腫瘍活動期等)があり、疾患を問わず実施可能ではない。
  • 5多層包帯法は指導のうえ患者本人・家族も実施する(セルフケア)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問43)
PM問44一般
正答5

腎機能の評価に最も適するのは推算糸球体濾過量(eGFR)。血清クレアチニンと年齢・性別から算出し、糸球体濾過量を推定する。

  • 1HbA1cは血糖コントロールの指標。
  • 2白血球数は感染・炎症の指標。
  • 3Dダイマーは血栓(凝固線溶)の指標。
  • 4LDLコレステロールは脂質代謝の指標。
  • 5eGFRは腎機能(糸球体濾過量)を推定する最適な指標。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問44)
PM問45一般
正答5

コリンエステラーゼ阻害薬はアセチルコリンの分解を抑え、神経筋接合部のACh濃度を高める。重症筋無力症の治療などに用いる。

  • 1抗コリン薬は気管支を拡張する(収縮促進は誤り)。
  • 2利尿薬は水分の再吸収を抑制し尿量を増やす(再吸収促進は誤り)。
  • 3β遮断薬は心収縮力を抑制する(増強は誤り)。
  • 4カルシウム拮抗薬は血管拡張・心収縮抑制で、心拍出量を増やすとは限らない。
  • 5コリンエステラーゼ阻害薬は神経筋接合部のACh濃度を高める。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問45)
PM問46一般
正答3

訪問リハビリテーションでは、利用者本人だけでなく家族(介護者)を対象とした目標設定・指導も可能である。

  • 118歳未満でも医療保険の訪問リハで算定可能な場合がある。
  • 2訪問リハの原因疾患で最多は脳血管疾患等で、認知症が最多ではない。
  • 3家族(介護指導・環境調整等)を対象とした目標設定も可能。
  • 4訪問リハ事業所の開設主体は病院・診療所が多く、介護老人保健施設が最多ではない。
  • 5LIFEへの入力は推奨されるが、訪問リハで一律必須ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問46)
PM問47一般
正答34

介護保険の特定疾病(16疾病)には脊髄小脳変性症と閉塞性動脈硬化症が含まれる。

  • 1拡張型心筋症は特定疾病に含まれない。
  • 2間質性肺疾患は特定疾病でない(慢性閉塞性肺疾患COPDは含まれる)。
  • 3脊髄小脳変性症は特定疾病に含まれる。
  • 4閉塞性動脈硬化症は特定疾病に含まれる。
  • 5変形性肘関節症は特定疾病でない(両側の膝・股関節の変形性関節症は含まれる)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問47)
PM問48一般
正答3

居宅介護支援(ケアプラン作成)に係る費用は、全額が介護保険から給付され、利用者の自己負担はない。これはケアマネジメントへのアクセスを保障するための仕組み。

  • 1ケアプランは介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成する。理学療法士ではない。
  • 2モニタリングはケアマネジャーが行う(主治医ではない)。
  • 3居宅介護支援(ケアプラン作成)費用は全額介護保険給付で、利用者負担はない。
  • 4プラン作成には利用者・家族の意向が不可欠。
  • 5生活全般の解決すべき課題(ニーズ)は第2表に記載する。第1表は利用者の意向・総合的な援助方針。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問48)
PM問49一般
正答3

VDT作業(パソコン作業)の障害予防では、座面が高い場合に足置き台を使用し、足底を安定させて下肢・体幹の負担を軽減する。

  • 1連続作業は1時間ごとに休憩(10-15分)を取る。3時間は長すぎる。
  • 2眼とディスプレイの距離は40cm以上が推奨(30cmは近すぎる)。
  • 3座面が高い場合は足置き台を使い、足底接地を確保して姿勢を安定させる。
  • 4キーボードは肘関節約90度屈曲位で操作する(完全伸展は不適)。
  • 5眼の高さはディスプレイ上端がやや下になるよう調整する(下端ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問49)
PM問50一般
正答45

前向き臨床研究の倫理では、事前に取得するデータについて説明(インフォームドコンセント)し、対象者が途中で中止しても不利益を受けない(撤回の自由)ことを保証する。

  • 1同意は研究実施前に取得する(事後同意は原則不可)。
  • 2データは共用PCでなく、アクセス制限された安全な環境で管理する。
  • 3リスクの説明は必須(省略不可)。
  • 4事前に取得するデータの内容を説明する(インフォームドコンセント)。
  • 5対象者は途中で中止(撤回)しても不利益を受けない権利を持つ。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問50)
PM問51共通
正答3

Brown-Séquard症候群(脊髄半側切断)では、損傷レベル以下の対側に温痛覚障害(外側脊髄視床路の交叉による)が出現する。同側は深部覚・運動麻痺。

  • 1筋強剛は錐体外路症状で本症候群の主症状ではない。
  • 2運動麻痺は損傷と同側(錐体路は延髄で交叉済み)。
  • 3対側に温痛覚障害が出現する(脊髄視床路が脊髄で交叉するため)。
  • 4深部覚障害は同側(後索は延髄まで同側上行)。
  • 5手袋靴下型感覚障害は末梢神経障害の所見。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問51)
PM問52共通
正答2

内側毛帯は後索-内側毛帯系の一部で、触覚・深部覚を視床(VPL核)へ上行性に伝える。

  • 1副神経は運動神経(僧帽筋・胸鎖乳突筋支配)で上行性感覚路ではない。
  • 2内側毛帯は触覚・深部覚を視床へ上行性に伝える。
  • 3皮質橋路は下行性(大脳→橋)。
  • 4赤核脊髄路は下行性運動路。
  • 5皮質脊髄路は下行性運動路。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問52)
PM問53共通
正答25

橈骨神経は腕橈骨筋を支配し、腕神経叢の後神経束から分枝する。

  • 1円回内筋は正中神経支配。
  • 2腕橈骨筋は橈骨神経支配。
  • 3前骨間神経は正中神経の分枝(後骨間神経が橈骨神経の分枝)。
  • 4手掌の皮膚感覚は主に正中神経・尺骨神経支配(橈骨神経は手背橈側)。
  • 5橈骨神経は腕神経叢の後神経束から分枝する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問53)
PM問54共通
正答2

三叉神経(Ⅴ)は橋から出る脳神経。橋と中小脳脚の境界付近から起こる。

  • 1滑車神経(Ⅳ)は中脳背側から出る。
  • 2三叉神経(Ⅴ)は橋から出る。
  • 3舌咽神経(Ⅸ)は延髄から出る。
  • 4動眼神経(Ⅲ)は中脳から出る。
  • 5迷走神経(Ⅹ)は延髄から出る。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問54)
PM問55共通
正答2

広背筋は胸背神経(C6〜C8、腕神経叢後神経束の枝)に支配される。肩関節の内転・内旋・伸展に働き、腋窩後壁を構成する。

  • 1腋窩神経は三角筋・小円筋を支配。
  • 2広背筋は胸背神経支配。
  • 3筋皮神経は上腕屈筋群(上腕二頭筋等)を支配。
  • 4肩甲上神経は棘上筋・棘下筋を支配。
  • 5長胸神経は前鋸筋を支配。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問55)
PM問56共通
正答1

後大脳動脈は視床(視床膝状体動脈等の穿通枝)・後頭葉・側頭葉下面を栄養する。視床が該当。

  • 1視床は後大脳動脈の穿通枝により栄養される。
  • 2被殻は中大脳動脈(レンズ核線条体動脈)。
  • 3淡蒼球は前脈絡叢動脈・中大脳動脈。
  • 4尾状核は前・中大脳動脈。
  • 5扁桃体は前脈絡叢動脈・後大脳動脈枝だが主たる正答は視床。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問56)
PM問57共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。尿路の解剖を問うが、選択肢に複数の正しい記述(男性尿道が前立腺を貫く、尿管口が膀胱底部に開く等)が含まれ、不適切問題として全員正解扱い。

  • 1男性の尿道は前立腺を貫く ── 前立腺部尿道として解剖学的に正しい記述。
  • 2内尿道口は膀胱尖部に開く ── 内尿道口は膀胱頸部(三角の前下角)に開く(尖部ではない)。
  • 3内尿道括約筋は横紋筋である ── 内尿道括約筋は平滑筋(横紋筋は外尿道括約筋)。
  • 4尿管口は膀胱底部に開口する ── 膀胱三角の後上角に開口し、正しい記述。
  • 5膀胱の粘膜は線毛上皮である ── 膀胱粘膜は移行上皮。選択肢1と4がともに正しく、採点除外となった。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問57)
PM問58共通
正答2

甲状腺は傍濾胞細胞(C細胞)からカルシトニンを分泌し、血中Ca濃度を低下させる。

  • 1甲状腺の重量は約15-20gである(100gは過大)。
  • 2甲状腺(傍濾胞細胞)はカルシトニンを分泌する。
  • 3副甲状腺は通常4個(上下2対)からなる。
  • 4甲状腺は甲状軟骨の下方に位置する。
  • 5上甲状腺動脈は外頸動脈から分岐する(内頸動脈ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問58)
PM問59共通
正答4

半規管は頭部の回転運動(角加速度)を感知する平衡覚器。

  • 1耳石は前庭(卵形嚢・球形嚢)に存在する(蝸牛管ではない)。
  • 2コルチ器は蝸牛管に存在する(半規管ではない)。
  • 3半規管は前庭神経の支配(蝸牛神経ではない)。
  • 4半規管は頭部の回転運動(角加速度)を感知する。
  • 5蝸牛管は音(リンパの振動)を受容するが、「内リンパの流れ」ではなく基底膜の振動が刺激。半規管が内リンパの流れを感知。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問59)
PM問60共通
正答2

尺骨神経は肘部で肘頭と上腕骨内側上顆の間(肘部管)を通り、体表から触知できる。

  • 1脛骨神経は内果とアキレス腱の間(足根管)を通る(外果ではない)。
  • 2尺骨神経は肘頭と上腕骨内側上顆の間で触知できる。
  • 3正中神経は上腕内側を走行(烏口腕筋の外側ではない)。
  • 4腕神経叢は斜角筋隙・鎖骨上窩で触知(胸鎖乳突筋の頭間ではない)。
  • 5総腓骨神経は腓骨頭後方で触知(膝窩の半腱様筋内側ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問60)
PM問61共通
正答2

平滑筋は主に嫌気的解糖系に依存してエネルギーを産生し、持続的でゆっくりした収縮を行う。

  • 1平滑筋は不随意筋で随意運動はできない。
  • 2平滑筋の代謝は主に解糖系に依存する。
  • 3平滑筋は骨格筋より収縮速度が遅い。
  • 4平滑筋は筋フィラメントが規則的に並ばず横紋を持たない。
  • 5平滑筋は単位断面積あたりの収縮張力は骨格筋と同等かむしろ大きい(小さいは誤り)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問61)
PM問62共通
正答35

疼痛を伝達するのはAδ線維(鋭い一次痛)とC線維(鈍い二次痛)。

  • 1Aα線維は運動・固有感覚(筋紡錘等)を伝導する太い有髄線維。
  • 2Aβ線維は触圧覚を伝導する。
  • 3Aδ線維は鋭い痛み(一次痛)・温度を伝導する。
  • 4B線維は自律神経節前線維。
  • 5C線維は鈍い痛み(二次痛)・温度を伝導する無髄線維。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問62)
PM問63共通
正答5

副交感神経の興奮で直腸平滑筋が収縮し排便を促進する。

  • 1交感神経は散瞳(縮瞳は副交感神経)。
  • 2交感神経は気管支を拡張する(収縮は副交感神経)。
  • 3交感神経は心拍数を増加させる(減少は副交感神経)。
  • 4立毛筋の収縮は交感神経(副交感ではない)。
  • 5副交感神経は直腸平滑筋を収縮させ排便を促進する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問63)
PM問64共通
正答5

動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が増加すると、CO2が水と反応しH+が増えるためpHが低下する(呼吸性アシドーシス)。

  • 1シャントでは血流はあるが換気がない部分で、換気血流比は減少(0に近づく)。
  • 2肺伸展受容器の興奮は吸気を抑制する(Hering-Breuer反射)。
  • 3CO2の拡散能はO2の約20倍高い(O2が高いは誤り)。
  • 4pH増加(アルカローシス)では酸素解離曲線は左方移動する(右方は誤り)。
  • 5PaCO2増加でpHは低下する(呼吸性アシドーシス)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問64)
PM問65共通
正答4

アナフィラキシーショック(I型アレルギー)は肥満細胞(マスト細胞)がIgEを介してヒスタミン等を放出することで生じる。

  • 1B細胞は抗体産生に関与するが即時型反応の主体ではない。
  • 2好中球は細菌貪食が主。
  • 3NK細胞はウイルス感染細胞・腫瘍細胞を攻撃。
  • 4肥満細胞がIgEを介しヒスタミン等を放出しアナフィラキシーを起こす。
  • 5マクロファージは貪食・抗原提示が主。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問65)
PM問66共通
正答3

食事(特に胃への食物流入)により胃大腸反射が生じ、大腸の蠕動が亢進して排便が促される。

  • 1排便中枢は仙髄(S2-4)にある(腰髄ではない)。
  • 2外肛門括約筋は横紋筋(随意筋)である(平滑筋は内肛門括約筋)。
  • 3食事により胃大腸反射が生じる。
  • 4肛門直腸角は体幹前屈(しゃがむ)で鈍角になり排便しやすくなる(鋭角は誤り)。
  • 5便意は直腸壁の伸展刺激で生じる(結腸壁ではない)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問66)
PM問67共通
正答12

肝臓は代謝により熱産生を行う主要臓器(1)。体温の受容器は視床下部の中枢受容器のほか、腹腔内(内臓)にも深部体温受容器が存在する(2)。

  • 1肝臓は代謝による熱産生を行う主要臓器。
  • 2体温の受容器は皮膚・視床下部のほか腹腔(深部)にも存在する。
  • 3体温調節の中枢は視床下部にある(視床ではない)。
  • 4発汗は自律性(自律神経性)体温調節であり、行動性ではない。
  • 5運動による温熱性発汗はエクリン腺の分泌物である(アポクリン腺ではない)。
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PM問68共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。男性生殖器の生理を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1勃起中枢は腰髄にある ── 勃起中枢は仙髄(S2-4、副交感)にある。
  • 2射精は交感神経の作用による ── 射精(射出相)は交感神経(L1-2)が関与する。
  • 3機能的な精子形成は50日かかる ── 精子形成には約74日を要する。
  • 4射精時は膀胱内括約筋が収縮する ── 逆行性射精を防ぐため内尿道括約筋が収縮する。
  • 5精子の射精後腟内での寿命は12時間 ── 精子の腟内・女性生殖路での生存期間は数日程度とされる。複数の記述に解釈の幅があり採点除外となった。
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PM問69共通
正答3

呼吸商(RQ=CO2排出量/O2消費量)は栄養素で異なり、糖質1.0・蛋白質0.8・脂質0.7。蛋白質の呼吸商は脂質より大きい。

  • 1呼吸商は換気障害の指標ではなくエネルギー基質の指標。
  • 2長時間運動では脂質利用が増え呼吸商は低下する(増加は誤り)。
  • 3蛋白質の呼吸商(0.8)は脂質(0.7)より大きい。
  • 4糖質燃焼が増えると呼吸商は上昇する(1.0に近づく、低下は誤り)。
  • 5呼吸商はCO2排出量をO2消費量で割った値(引いた値ではない)。
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PM問70共通
正答5

前鋸筋(下部)と僧帽筋上部線維はともに肩甲骨の上方回旋に働く(force couple)。上肢挙上時に協働する。

  • 1下制は僧帽筋下部・小胸筋等。
  • 2挙上は僧帽筋上部・肩甲挙筋(前鋸筋は主作用でない)。
  • 3内転は僧帽筋中部・菱形筋。
  • 4下方回旋は菱形筋・小胸筋・肩甲挙筋。
  • 5前鋸筋と僧帽筋上部線維はともに上方回旋に働く(共通作用)。
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PM問71共通
正答3

支持基底面は接地している両足底とその間に囲まれた面積を含む。

  • 1幼児の重心は成人より高く、第12胸椎付近など高位。「仙骨のやや前方」は成人の重心(第2仙椎前方)。
  • 2安静立位の重心線は大転子・肩峰等を通り、上前腸骨棘は通らない。
  • 3支持基底面は足底とその間を含む面である。
  • 4Romberg肢位(閉脚)は開脚立位より支持基底面が狭く不安定。
  • 5安静立位でも身体重心は常に前後左右に動揺している(姿勢動揺)。
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PM問72共通
正答3

長腓骨筋は足部の外がえし(外反)と底屈に働く。腓骨神経(浅腓骨神経)支配で、外側縦アーチと横アーチの保持にも関与する。

  • 1後脛骨筋は内がえし(内反)に働く。
  • 2長指屈筋は足趾屈曲・内がえし補助。
  • 3長腓骨筋は足部の外がえし(外反)に働く。
  • 4長母指屈筋は母趾屈曲。
  • 5ヒラメ筋は足底屈の主動作筋。
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PM問73共通
正答14

遠心性収縮(筋が伸張されながら張力発揮)は、頭上の手を下ろすとき(三角筋前部が伸びながら制御)と、椅子に座るとき(大腿四頭筋が伸びながら制御)。

  • 1頭上の手を下ろすとき、三角筋前部は遠心性収縮で制御する。
  • 2懸垂で体を上げるときの上腕二頭筋は求心性収縮(短縮)。
  • 3腕立てで肘を伸ばすときの上腕三頭筋は求心性収縮。
  • 4椅子に座るとき大腿四頭筋は遠心性収縮でブレーキをかける。
  • 5つま先立ちのヒラメ筋は求心性収縮(短縮して底屈)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問73)
PM問74共通
正答5

遊脚後期(terminal swing)では、遊脚側下肢が振り出された後、接地に備えてハムストリングス等が働き動きが減速する。

  • 1高齢者では歩幅減少・歩行率変化で歩行比(歩幅/歩行率)はむしろ小さくなる傾向。
  • 2歩行周期中、膝関節は2回屈曲する(立脚期の軽度屈曲と遊脚期の大きな屈曲)。
  • 3股関節伸展が最大になるのは立脚終期(爪先離地の直前)。
  • 4荷重応答期では体重心は足部の直上ではなく後方寄り。立脚中期に足部直上。
  • 5遊脚後期に遊脚側下肢の動きが減速する(接地の準備)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問74)
PM問75共通採点除外
正答採点除外

本問は採点除外。ショックの症状を問うが、選択肢・基準に不備があり全員正解扱い。

  • 1血圧上昇 ── ショックでは血圧は低下する。
  • 2呼吸促迫 ── 代償性に頻呼吸となり、ショックの症状として妥当。
  • 3徐脈 ── 多くのショックでは頻脈だが、神経原性等では徐脈もあり得る。
  • 4多尿 ── ショックでは腎血流低下で乏尿となる。
  • 5皮膚紅潮 ── 血液分布異常性ショック初期を除き、通常は蒼白・冷汗。分類により該当が分かれ採点除外となった。
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PM問76共通
正答3

ノロウイルスは汚染された食品・水を介して経口感染する(食中毒・胃腸炎)。

  • 1結核菌は空気(飛沫核)感染。
  • 2破傷風菌は創傷からの経皮感染(土壌中の芽胞)。
  • 3ノロウイルスは経口感染(食品・水・糞口)する。
  • 4コロナウイルスは飛沫・接触感染。
  • 5B型肝炎ウイルスは血液・体液を介した感染。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問76)
PM問77共通
正答1

がんの骨転移による症候は疼痛・病的骨折・脊髄圧迫・高カルシウム血症。振戦は骨転移の症候ではない。

  • 1振戦は骨転移による症候ではない。
  • 2疼痛は骨転移の主症状。
  • 3脊椎転移による脊髄圧迫は重要な症候。
  • 4病的骨折は骨転移の合併症。
  • 5高カルシウム血症は骨破壊による症候。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問77)
PM問78共通
正答1

失血性ショック(循環血液量減少性)では、代償性に交感神経が緊張し末梢血管が収縮して末梢血管抵抗が上昇する。

  • 1失血性ショックでは代償性血管収縮で末梢血管抵抗が上昇する(cold shock)。
  • 2神経原性ショックは血管拡張で抵抗低下(warm shock)。
  • 3敗血症性ショックは血管拡張で抵抗低下。
  • 4副腎機能低下性も血管拡張傾向。
  • 5アナフィラキシーショックは血管拡張で抵抗低下。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問78)
PM問79共通
正答3

社会的に受け入れられない欲求(性欲)を、価値ある活動(スポーツ)に振り向けるのは昇華(sublimation)。

  • 1置き換えは対象を別のものに向け替える(八つ当たり等)。
  • 2合理化はもっともらしい理由づけで正当化する。
  • 3昇華は社会的に許容される形に欲求を振り向ける成熟した防衛機制。
  • 4退行は未熟な発達段階に戻る。
  • 5反動形成は本心と逆の態度をとる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問79)
PM問80共通
正答3

「不治の病で助からない」と身体的健康を過度に悲観する妄想は心気妄想。うつ病の微小妄想(心気・貧困・罪業)の一つ。

  • 1血統妄想は高貴な家系の出という誇大妄想。
  • 2誇大妄想は自己を過大評価する妄想。
  • 3心気妄想は重病・不治の病にかかっているという妄想。うつ病に多い。
  • 4迫害妄想は他者から害を加えられるという妄想。
  • 5被毒妄想は毒を盛られるという妄想。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問80)
PM問81共通
正答45

HDS-R(改訂長谷川式)には数字の逆唱(逆から言う)と、野菜の名前をできるだけ多く言う(語列挙)が含まれる。

  • 1文章を書くのはMMSE(HDS-Rにはない)。
  • 2手の形の模倣はHDS-Rにない。
  • 3図版呼称はHDS-Rにない。
  • 4数字の逆唱はHDS-Rの項目。
  • 5野菜の名前の語列挙はHDS-Rの項目。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問81)
PM問82共通
正答15

AWGS 2019のサルコペニア診断は、筋量低下+(筋力低下 or 身体機能低下)。評価項目は筋量・握力(筋力)・歩行速度(身体機能)。選択肢中は筋量と歩行速度。

  • 1筋量(骨格筋量指数)はサルコペニアの必須評価項目。
  • 2身長は単独の評価項目ではない。
  • 3体重は単独の評価項目ではない。
  • 4骨密度は骨粗鬆症の指標でサルコペニア診断項目ではない。
  • 5歩行速度は身体機能の評価項目。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問82)
PM問83共通
正答34

角膜反射は、三叉神経(求心路:角膜の感覚)と顔面神経(遠心路:眼輪筋の閉眼)で構成される。

  • 1視神経は視覚の求心路で角膜反射には関与しない。
  • 2外転神経は外直筋支配で角膜反射に関与しない。
  • 3顔面神経は角膜反射の遠心路(眼輪筋→閉眼)。
  • 4三叉神経は角膜反射の求心路(角膜の感覚)。
  • 5動眼神経は瞳孔反射・眼球運動に関与するが角膜反射の主経路ではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問83)
PM問84共通
正答4

TNM分類は多くの固形がんに共通して用いる病期分類の枠組みで、臓器特異的ではない(T・N・Mの基準は臓器ごとに定義される)。「臓器に特異的な分類」は誤り。

  • 1(正しい):TNMはがんの病期分類である。
  • 2(正しい):T(腫瘍の大きさ・進展)を含める。
  • 3(正しい):M(遠隔転移の有無)を含める。
  • 4(誤り):TNMは多くのがんに共通の枠組みで、臓器特異的な分類ではない。
  • 5(正しい):N(リンパ節転移の有無)を含める。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問84)
PM問85共通
正答3

視床下部はホメオスターシス(体温・摂食・飲水・自律神経・内分泌)の統合中枢である。

  • 1下垂体はホルモン分泌器官で、視床下部の制御を受ける。
  • 2視床は感覚の中継核。
  • 3視床下部はホメオスターシス維持の中枢。
  • 4松果体はメラトニン分泌(概日リズム)。
  • 5脳梁は左右大脳半球を連絡する交連線維。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問85)
PM問86共通
正答5

納豆はビタミンK(納豆菌が産生)を多く含み、ビタミンK拮抗薬であるワルファリンの抗凝固作用を減弱させる。

  • 1ACE阻害薬は納豆の影響を受けない。
  • 2インスリンは納豆の影響を受けない。
  • 3カルシウム拮抗薬はグレープフルーツで作用増強するが納豆は無関係。
  • 4ループ利尿薬は納豆の影響を受けない。
  • 5納豆のビタミンKがワルファリンの作用を減弱させる。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問86)
PM問87共通
正答4

集中治療室(ICU)や手術室は、外部からの汚染空気の流入を防ぐため室内を陽圧に調整する(清浄度保持)。

  • 1一般病室は特別な圧調整はしない。
  • 2外来待合室も圧調整はしない。
  • 3機能訓練室も圧調整はしない。
  • 4集中治療室は清浄度保持のため陽圧に調整される。
  • 5感染症隔離室(結核等)は病原体の外部拡散を防ぐため陰圧に調整する。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問87)
PM問88共通
正答3

アキレス腱断裂ではThompsonテスト(腓腹筋を握っても足が底屈しない)が陽性となる。

  • 1断裂するとつま先立ち(片脚)は困難になる。
  • 2中年のスポーツ愛好者に多い(学童期ではない)。
  • 3Thompsonテスト陽性(下腿三頭筋把持で底屈が起こらない)。
  • 4足関節底屈位(尖足位)でギプス固定する(背屈位は断端を離開させ禁忌)。
  • 5陳旧例は腱の短縮・退縮のため端々縫合が困難で、腱移植・補強術が必要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問88)
PM問89共通
正答2

手の舟状骨骨折は血行が遠位から近位への逆行性で乏しく、近位骨片が阻血性壊死・偽関節を生じやすい。

  • 1鎖骨遠位部は偽関節を生じることもあるが舟状骨ほど高頻度ではない。
  • 2手の舟状骨は血行の特性から偽関節・阻血性壊死を生じやすい。
  • 3橈骨遠位端は血行が豊富で癒合しやすい。
  • 4中手骨骨幹部は癒合しやすい。
  • 5上腕骨骨幹部は偽関節もあるが舟状骨ほどではない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問89)
PM問90共通
正答3

ALSは下位運動ニューロン障害を反映する針筋電図(脱神経所見・線維束性収縮)が診断に最も有用。

  • 1SPECTは脳血流評価でALS診断には不適。
  • 2頭部CTは他疾患の除外に用いるが確定診断にはならない。
  • 3針筋電図は下位運動ニューロン障害(脱神経・再神経支配)を検出し診断に有用。
  • 4頸部超音波はALS診断の主検査ではない。
  • 5体性感覚誘発電位は感覚路の評価でALS(運動系)には不適。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問90)
PM問91共通
正答5

アテトーゼ型脳性麻痺は錐体外路(大脳基底核)障害で、不随意運動(アテトーゼ)が特徴的。痙直型は錐体路障害で痙縮が主。

  • 1視覚障害は両型でみられ、アテトーゼ型に特異的ではない。
  • 2知的障害はむしろ痙直型で合併しやすい。
  • 3てんかんは痙直型で合併が多い。
  • 4歩行障害は両型でみられる。
  • 5不随意運動(アテトーゼ)はアテトーゼ型に特徴的。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問91)
PM問92共通
正答2

糖尿病の三大合併症は網膜症・腎症・神経障害。眼底・尿蛋白・足部感覚・アキレス腱反射は必須検査。聴力は優先度が低い。

  • 1眼底検査は網膜症の評価で優先度が高い。
  • 2聴力は糖尿病合併症の主要検査ではなく優先度が低い。
  • 3尿蛋白は腎症の評価で重要。
  • 4足部感覚は神経障害・足病変の評価で重要。
  • 5アキレス腱反射は末梢神経障害の評価で重要。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問92)
PM問93共通
正答5

仙骨(S2-S5)は骨盤輪の一部で可動性が少なく、荷重も分散されるため転移時も相対的に安定性が高い。

  • 1C7-T2(頸胸椎移行部)は可動性が大きく不安定になりやすい。
  • 2T11-L1(胸腰椎移行部)は力学的負荷が集中し不安定。
  • 3L2・L3(腰椎)は荷重負荷が大きい。
  • 4L5・S1(腰仙椎移行部)は負荷が集中。
  • 5S2-S5(仙骨下部)は可動性が少なく安定性が高い。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問93)
PM問94共通
正答2

放射線療法の晩期(数か月〜数年後)の副作用に骨壊死(放射線骨壊死)がある。結膜炎・脱毛・宿酔は早期(急性期)副作用。

  • 1結膜炎は早期(急性期)反応。
  • 2骨壊死は晩期(遅発性)の副作用。
  • 3脱毛は早期反応。
  • 4脳浮腫は照射早期〜亜急性。
  • 5放射線宿酔は照射直後の急性反応。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問94)
PM問95共通
正答4

地域包括ケアの「互助」は、住民同士のボランティアや支え合いなど、制度に基づかない相互扶助を指す。

  • 1生活保護は公助(税による制度的支援)。
  • 2介護保険給付は共助(社会保険)。
  • 3市場サービスの購入は自助。
  • 4住民ボランティアの支援は互助(インフォーマルな相互扶助)。
  • 5自身の健康への取り組みは自助。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問95)
PM問96共通
正答1

アルコール依存症では抑うつ(うつ病)が高頻度に併存する(自己治療的飲酒や神経毒性による)。

  • 1抑うつの併存が多い。
  • 2依存が進むと飲酒行動は画一化・単調化する(多様性は失われる)。
  • 3振戦せん妄では見当識障害・意識障害を伴う(保たれない)。
  • 4進行すると耐性が生じ、以前より多い量が必要になる(少ない量ではない)。
  • 5離脱の早期症候群は飲酒中止後6-24時間程度でみられる(72時間は振戦せん妄の時期)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問96)
PM問97共通
正答4

水俣病はメチル水銀(有機水銀)による中枢神経障害。工場排水による環境汚染が原因。

  • 1カドミウムはイタイイタイ病の原因。
  • 2鉛は鉛中毒(貧血・末梢神経障害)。
  • 3マンガンはマンガン中毒(パーキンソニズム)。
  • 4水俣病の原因は有機水銀(メチル水銀)。
  • 5有機リンは農薬中毒(コリンエステラーゼ阻害)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問97)
PM問98共通
正答4

自閉スペクトラム症は、予定変更など環境の変化への適応困難(こだわり・柔軟性の欠如)が特徴。突然の予定変更で感情が乱れる発言がこれを強く示唆。

  • 1発作が心配で移動できないのはパニック症・広場恐怖。
  • 2何度も確認するのは強迫症。
  • 3現実感がないのは離人・現実感消失症。
  • 4予定変更に対応できず感情が乱れるのはASDの柔軟性欠如・こだわりを示唆。
  • 5人前で緊張して話せないのは社交不安症。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問98)
PM問99共通
正答34

ACT(包括型地域生活支援)はチームによるケアマネジメントを行い、必要に応じ短時間でも頻回に訪問する。重度精神障害者が対象。

  • 1ACTは24時間365日対応で日中限定ではない。
  • 2ACTは重度・慢性の精神障害者が対象(軽度ではない)。
  • 3多職種チームによるケアマネジメントを行う。
  • 4短時間でも頻回に訪問する(アウトリーチ)。
  • 5スタッフ1人当たりの受持は10人程度に抑える(25人は多すぎる、低スタッフ比が特徴)。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問99)
PM問100共通
正答2

系統的脱感作法では、不安階層表(不安の強さを段階的に並べたリスト)を作成し、弱い不安から順に拮抗条件づけ(リラクゼーション)を行う。

  • 1家族療法は家族システムへの介入で不安階層表は用いない。
  • 2系統的脱感作法は不安階層表を作成する。
  • 3行動活性化技法はうつ病への活動賦活で不安階層表は用いない。
  • 4内観療法は自己洞察を深める技法。
  • 5森田療法は絶対臥褥・あるがままを用い不安階層表は使わない。
問題文を厚生労働省PDFで見る(PM 問100)

該当する問題がありません。