60 歳の女性。右中大脳動脈閉塞による脳梗塞。左片麻痺や感覚障害は重度で、 車椅子座位では頸部右回旋がみられる。また、食事時にはしばしば左側の見落とし がみられる。机上での模写検査の結果を図に示す。 結果の解釈として最も適切なのはどれか。
午前全100問
80 歳の女性。右変形性股関節症に対し人工股関節置換術(後方アプローチ)が施 行された。現在、術後 2 週が経過し、患肢全荷重が許可されている。 この患者に対する ADL 指導として最も適切なのはどれか。
30 歳の男性。右利き。交通事故による右前頭葉背外側部の頭部外傷で大学病院 に入院。全身状態が安定したため、回復期リハビリテーション病院に転院となっ た。転院後もリハビリテーション治療が継続され、現在 5 か月が経過した。運動障 害や感覚障害を認めず、歩行は自立している。しかし、日中はボーッとして過ご し、促されないと行動に移せない。会話は成立するが、自発性に乏しい。 この患者の高次脳機能評価として最も適切なのはどれか。
42 歳の女性。最近、手の震え、歩行時のふらつきがひどくなり、神経内科を受 診した。精査の結果、脊髄小脳変性症と診断された。頭部 MR(I 別冊No. 1)を別に 示す。 頭部 MRI の画像で正しいのはどれか。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準によ る)で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
選択肢は画像です — 公式PDF(別冊)で確認 →33 歳の男性。交通事故で完全頸髄損傷(C7 頸髄節まで機能残存)を受傷した。受 傷後 2 か月が経過し、全身状態は良好で ADL の拡大が図られている。排泄につい ては核上型神経因性膀胱と診断され、自排尿が困難である。 この患者の排尿管理として適切なのはどれか。
70 歳の男性。診断名は COPD。mMRC 息切れスケールはグレード 4 、画像所見 では肺の過膨張が指摘されている。在宅酸素療法が導入されていたが、感冒を契機 に入院し、入院 1 週後に作業療法が開始となった。酸素安静時 1 L/分、労作時 2 L/分で、 開始時(安静時)のバイタルサインは心拍数 86/分、 呼吸数 22/分、 SpO 94 %、修正 Borg Scale 2 であった。 2 作業療法で最も適切なのはどれか。
30 歳の男性。脊髄損傷(第 5 胸髄節まで機能残存)。受傷から 5 か月が経過、セ ルフケアは自立し、退院に向けて住宅改修を検討している。排尿は自己導尿、排便 は座薬を使用し便器上で排泄。自宅のトイレの改修前の見取り図を示す。 必要な住宅改修で適切でないのはどれか。 ただし、車椅子は全幅 58 cm、全長 80 cm とする。
48 歳の男性。脳梗塞後の右片麻痺。左利き。発症から 5 か月経過。Brunnstrom 法ステージは上肢、下肢ともにⅢ。関節可動域制限は認めず、座位バランスは良好 である。短下肢装具と T 字杖で歩行は自立している。 この患者に対する自助具で最も適切なのはどれか。
選択肢は画像です — 公式PDF(別冊)で確認 →65 歳の男性。 3 年前から右手に振戦がみられるようになり、体の動きが固く、 すくみ足がみられ、表情も乏しくなっていった。日常生活の支障に対して作業療法 が処方されたが、本人は何かと理由をつけてなかなか参加せず、無為に過ごす様子 が目立ってきた。 この患者の治療方針を検討する際に、評価すべき精神医学的な合併症として最も 重要なのはどれか。
58 歳の男性。不動産関係の会社勤務。半年前に新プロジェクトを担当してか ら、下肢のしびれと疼痛を訴えるようになった。整形外科や神経内科を受診した が、身体的な疾患は認めなかった。次第に食思低下や不眠を自覚したため、精神科 を受診して入院となり、作業療法が導入された。開始当初に、「足のしびれや疼痛 があるので整形外科を受診できるように担当医に伝えて欲しい」と作業療法士に訴 えた。 このときの作業療法士の対応として最も適切なのはどれか。
19 歳の女性。大学生。 1 か月前から通学途中の電車の中で突然、強い不快感を 覚え、大量の汗をかき、呼吸困難となり、このままでは死んでしまうのではないか と恐怖心を抱くようになった。次第に電車に乗れなくなり、通学ができなくなっ た。母親と精神科クリニックを受診して、外来作業療法が処方された。 この患者の発作時に予想される症状はどれか。 2 つ選べ。
35 歳の男性。強迫性障害。中学生のころから洗浄強迫と確認癖があり、高校へ 進学したが不登校が続き退学した。アルバイトに短期間従事したことがあるが未就 労である。症状悪化のため半年前から精神科病院に入院し、家庭復帰を目的として 作業療法を開始した。作業療法開始 2 か月目に「完全な作品ができない」と訴え、症 状が増悪してきた。 作業療法士の対応として最も適切なのはどれか。
52 歳の男性。アルコール依存症。警備会社に勤務。若いころから飲酒が習慣化 していたが、最近、朝から酒を飲むようになった。同居する両親に対する暴力行為 で警察の介入があり、 2 日後に入院した。入院後、振戦せん妄が出現し、 5 日目に 消失した。落ち着きがみられるようになり、作業療法が処方された。 この時期に優先すべき作業療法の目的はどれか。
32 歳の女性。統合失調症。 1 年前から小売店で週 3 日のパート勤務をしている が、最近、同僚から嫌がらせを受けているという被害的な訴えが増え、主治医の指 示で週 2 日、精神科デイケアを利用することになった。 この患者の治療目的に合ったプログラムとして適切なのはどれか。
32 歳の女性。境界性パーソナリティ障害。高校生のころから情緒不安定で、慢 性的な空虚感を訴えるようになった。卒業後は事務の仕事に就いたが、異性との交 際のトラブルから抑うつ気分が強くなり、自傷行為を繰り返した。今回、尊敬して いた職場の男性上司との関係が悪化したことを契機に自殺企図があり入院した。 この患者に対する作業療法士の対応で最も適切なのはどれか。
26 歳の男性。統合失調症。不動産会社社員。約半年前に仕事のトラブルから次 第に欠勤するようになって退職し、引きこもりの生活になった。次第に服薬が不規 則になり、幻聴と妄想が出現し入院となった。入院 2 か月で症状は改善したが、無 為の生活が続いており、作業療法が処方された。 この時期に優先すべき作業療法の役割はどれか。
「893」のような数字の組を口頭で提示し、提示した数を小さい順に答えさせよう としたところ、順番を間違ったり回答できないことがみられた。 この患者の症状として考えられるのはどれか。
午後全100問
Daniels らの徒手筋力テスト(段階 3 )の対象者の体位で正しいのはどれか。 2 つ 選べ。 ただし、矢印は対象者の運動方向を示す。
選択肢は画像です — 公式PDF(別冊)で確認 →43 歳の女性。多発性硬化症。発症から 3 年経過。寛解と再燃とを繰り返してい る。四肢筋力は軽度低下し、表在感覚が軽度鈍麻している。疲労の訴えが多く、入 院となった。最近徐々に視覚障害を生じてきた。 この患者に対する作業療法で最も適切なのはどれか。
選択肢は画像です — 公式PDF(別冊)で確認 →80 歳の男性。入院リハビリテーション中に胸部不快感を訴えたため心電図を施 行した。入院時の心電図(別冊No. 1A)と発作時の心電図(別冊No. 1B)を別に示 す。 考えられるのはどれか。
45 歳の男性。 2 週前に下痢症状があった。 2 日前から両下肢に力が入りにくく なり、病院を受診し、Guillain-Barré 症候群と診断された。意識は清明で、言語機 能、認知機能に問題はなかった。四肢の腱反射は低下し、感覚障害を認め入院と なった。入院後、上下肢筋力が低下し、座位や食事動作が困難となり、水を飲むと きにむせるようになった。 入院 5 日目の時点で行わないのはどれか。
40 歳の女性。保険会社の営業職。くも膜下出血の診断で開頭クリッピング術が 施行され、現在、回復期リハビリテーション病院に入院している。事務職への配置 転換が可能であるが、本人は営業職への復職を希望している。身体機能に問題はな い。Barthel Index 100 点、HDS-R 25 点、Kohs 立 方 体 組 合 せ テ ス ト IQ 88、 BIT 141 点、RBMT 標 準 プ ロ フ ィー ル 14 点、BADS 総 プ ロ フ ィー ル 8 点、 TMT-A 120 秒、TMT-B 145 秒であった。 復職に向けた作業療法として最も適切なのはどれか。
49 歳の男性。右利き。脳梗塞による右片麻痺、Brunnstrom 法ステージ上肢Ⅲ、 手指Ⅲ、下肢Ⅳ、感覚障害を認める。MMSE は 30 点、高次脳機能障害は認めな い。杖と短下肢装具を使用して歩行は自立。ドライブが趣味である。 運転再開に向けた自動車の改造として適切なのはどれか。 2 つ選べ。
68 歳の男性。急性心筋梗塞のため 14 日間入院し、退院後 2 か月が経過した。心 臓リハビリテーションのために実施した検査場面を図に示す。 測定項目に含まれないのはどれか。
42 歳の男性。右利き。自営業。 3 年前に脳出血発症後、回復期リハビリテー ション病院を経て自宅退院し復職したが、仕事中に再発した。初発時の頭部 CT (別冊No. 2A)と再発時の頭部 CT(別冊No. 2B)を別に示す。 再発時の新たな症状として最も考えられるのはどれか。
28 歳の女性。 5 年前の外傷性脳損傷による右片麻痺。Brunnstrom 法ステージ上 肢Ⅲ、手指Ⅲ。最近、右手指の屈曲拘縮が悪化し、手指衛生が困難となった。 最も適切な装具はどれか。
63 歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom 法ステージは上肢Ⅲ、手指 Ⅲ、下肢Ⅳ。 上肢の分離運動促通を目的とした自主訓練として最も適切なのはどれか。
選択肢は画像です — 公式PDF(別冊)で確認 →63 歳の女性。うつ病。元来、働き者で、園芸や裁縫を楽しんでいた。定年退職 し、子どもの独立、親の死が続いたころから、趣味や家事をする気力がなくなり、 不眠と強い倦怠感を訴え、入院した。薬物療法により症状が軽快し、 1 か月後には 病棟内 ADL はほぼ自立したため作業療法が開始された。 作業療法の初期評価で最も適切なのはどれか。
23 歳の女性。パーソナリティ障害。高校生のころから、わざとらしい言動や芝 居がかった振る舞いで、たびたび友達と喧嘩になっていた。高校卒業後は、対人関 係のトラブルで仕事が長続きせず、職を転々とした。最近、感情が不安定で、派手 な外観や見栄を張るような言動が目立ち、無断外泊を繰り返すため、母親に連れら れて精神科を受診した。情緒の安定を目的に作業療法が処方された。 作業療法場面で予想される行動特徴はどれか。
26 歳の女性。幼少期は手がかからず、人見知りはなかった。小学校では友人と のおしゃべりが苦手で、一人で読書をすることを好んだ。中学校では、場の雰囲気 に合わせて対応できず、孤立しがちで、一時不登校となった。成績は優秀で理系の 大学院を修了後、大手企業に就職した。しかし、上司に接客態度を注意され、同僚 とも馴染めず、 1 か月で退職した。急な退職を心配した両親に付き添われ精神科を 受診した。 この患者の生活歴から最も考えられるのはどれか。
55 歳の男性。中学校教員。元来、几帳面で真面目な性格。半年前から経験のな いバレー部の顧問を任され、心労が重なっていた。 2 か月前から早朝覚醒、食欲低 下が出現し、抑うつ気分を自覚していた。 1 か月前から「どうやって授業をすれば よいか分からない。死んで生徒にお詫びをしたい」などと述べるようになった。妻 に付き添われて精神科を受診後、入院となり、薬物療法が開始となった。入院 2 週 後から作業療法が開始された。 作業療法開始時の対応で適切なのはどれか。
8 歳の女児。部屋の整理整頓が苦手で物をよくなくす。学校では忘れ物が多く、 授業中もじっと座っていることができない。同級生に対しておせっかいであり、余 計な一言が多く、けんかが絶えない。学級担任の勧めで、両親に付き添われ精神科 を受診し、外来作業療法が開始された。 この児に予想される作業療法中の行動の特徴はどれか。
60 歳の男性。Alzheimer 型認知症。若いころから日曜大工が趣味で、本棚や花 壇などを作っていた。 1 年前から食事をしたことを忘れるようになった。最近、置 き忘れた財布を「盗まれた」などと言い、家庭内でのトラブルが多くなり精神科を受 診して入院となった。作業療法導入時、「ここは学校ですか。私は仕事があります ので帰ります」と言い、作業療法室内を歩き回り、他の患者に対する怒声や暴言が 観察された。 この時期の作業療法士の対応で優先すべきなのはどれか。
42 歳の女性。統合失調症。定期的に訪問看護を受けながら社会生活ができてい る。服薬が不規則になったり、強いストレス状況下で時折幻聴があるが、ある程度 は対処できている。本人は、一般就労を希望しており、訪問看護と外来作業療法で 支援することになった。訪問看護師からの情報では、本人の部屋には服や食器が散 乱しているとのことであった。 開始当初の作業療法士の対応で最も優先すべきなのはどれか。
認知症の新しいスクリーニング検査法の精度を検証するために、1,000 人の高齢 者に検査を施行したところ以下のような結果が得られた。 この検査法の特異度はどれか。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第 1 位を四捨五入す ること。 認知症 計 あり なし 陽性 40 50 90 検査 陰性 10 900 910 計 50 950 1,000
該当する問題がありません。