評価・ADL|第61回 理学療法士国家試験(5問)

第61回理学療法士国家試験の評価・ADL分野(全5問)。問題文は著作権に配慮して掲載せず、正答とNetwork-Primer独自解説(正答理由・各選択肢の○×)を掲載しています。問題文は第61回 PT 全問ページおよび厚生労働省の公式PDFでご確認ください。

概要

項目数値
出題数5問
実地問題1問(3点)
一般・共通問題4問(4点)
推定配点7点

正答一覧

#時間帯区分正答
問6午前実地3
問27午前一般5
問48午前一般5
問24午後一般1
問40午後一般4

解説

午前 問6(実地・正答 3)

Barthel Index各項目を積算する。食事10+移乗15+整容5+トイレ動作10+入浴0+歩行(車椅子含む/介助)+更衣5+排便10+排尿10+階段0を合計すると65点となる。

  1. ❌ 55点は複数項目を過小評価した値。
  2. ❌ 60点は1項目分低い計算。
  3. ⭕ 各項目を正しく積算すると65点。移乗自立15点、排泄コントロール良好、食事・整容自立、更衣/歩行は部分介助、入浴・階段は介助を反映。
  4. ❌ 70点は歩行を自立換算するなど過大評価。
  5. ❌ 75点はさらに過大。

午前 問27(一般・正答 5)

SF-36は健康関連QOLを測る包括的尺度で、8つの下位尺度(身体機能、日常役割機能、体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、心の健康など)を持つ。社会生活機能の質問が含まれる。

  1. ❌ SF-36はIADLの指標ではなくQOL尺度。
  2. ❌ 下位尺度は8つ(5つではない)。
  3. ❌ 自記式の主観的評価であり客観的指標ではない。
  4. ❌ 健常高齢者も対象に含まれる。
  5. ⭕ 社会生活機能(social functioning)は8下位尺度の一つとして含まれる。

午前 問48(一般・正答 5)

評価の統合・解釈は検査結果を関連づけ意味を考察する過程。単に結果を羅列するのは統合・解釈ではなく誤り。

  1. ❌ (正しい):症候障害学的に病態を捉えるのは適切。
  2. ❌ (正しい):各検査結果の意味を考えるのは統合・解釈の基本。
  3. ❌ (正しい):問題点の順序性(優先順位)を考慮するのは適切。
  4. ❌ (正しい):検査項目間の関係性を考えるのは統合・解釈そのもの。
  5. ⭕ (誤り):考察は結果を関連づけ解釈するもので、単なる羅列は統合・解釈ではない。

午後 問24(一般・正答 1)

深部感覚(振動覚)の検査には音叉を用いる。骨突起に振動する音叉を当てて振動覚を評価する。

  1. ⭕ 音叉は振動覚(深部感覚)の検査器具。
  2. ❌ 試験管は温度覚(温冷覚)検査に用いる。
  3. ❌ ノギスは2点識別覚(表在感覚)や周径測定に用いる。
  4. ❌ つまようじ(または安全ピン)は痛覚(表在感覚)検査。
  5. ❌ モノフィラメントは触圧覚(表在感覚)検査。

午後 問40(一般・正答 4)

BBS(Berg Balance Scale)は14項目・各0-4点(5段階)・56点満点。評価項目にタンデム立位保持が含まれる。

  1. ❌ BBSは14項目からなる(16項目ではない)。
  2. ❌ 各項目0〜4の5段階評価(1〜4の4段階ではない)。
  3. ❌ 4m歩行時間は含まれない(歩行項目はあるが4m歩行時間ではない)。
  4. ⭕ 評価項目にタンデム立位保持(継ぎ足立位)が含まれる。
  5. ❌ 転倒リスクのカットオフは概ね45点前後で、56点は満点。

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出典:「第60回理学療法士国家試験、第60回作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

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